大規模修繕工事中は、どうしても生活環境が変わるせいで、住民の方たちがストレスを感じやすくなることが多々あります。
そこからクレームに発展していくケースも。
今回は、住民の方が感じるストレスの原因について詳しくご説明していきます!
ストレスの原因は大きく分けて4つあります
こちらの原因を対処法と合わせて見ていきましょう!
まず、ストレスを感じる大きな原因がこの騒音問題。
大規模修繕工事では、足場の組立て・解体、コンクリートの掘削作業、重機の稼働音、
タイルを剥がすとき等のカッター音、様々な騒音の原因があります。
施工業者も出来るだけ騒音には気を付けながら、防音シートを張ったり工夫をしていますが、
それでも騒音は発生してしまうものです。
また、大きな音だけではなく、振動が発生するとさらに不安感が増し、ストレスを感じやすくなります。
また、昨今はコロナ対策の一環としてテレワークが推奨されており、自宅で仕事をする人が圧倒的に増えました。
そのため、騒音・振動の問題はさらに厳しいものになっています。
対策としては、まずは工事前に騒音が発生する日程・時間帯の事前説明が大事になります。
住民の心の準備が出来るとともに、工事の日程に合わせて、外出の予定を組むことができます。
やはり一番ストレスにならない方法は、外出することです!
また、どうしても家にいる場合は耳栓や外部の音を遮断してくれるノイズキャンセリング機能付きのイヤホンをお勧めします。
テレワークの方はカフェやレンタルスペースの活用も一つの手です。
また、住民の皆様がマンションで暮らしていく上で、大規模修繕工事は避けては通れないものと認識し、広い心を持っていただくことも大切ですね。
次は塗料の臭い問題です。
工事内容に塗装工事はもちろんですが、防水工事が入っている場合は要注意です!
防水工事に使われるシーリング材などには有機溶剤が含まれているため、臭いがきついだけではなく、頭痛や吐き気を引き起こす可能性もあるのです。
また、塗料はVOCと言われている揮発性有機化合物が発生することもあります。
VOCは健康に悪影響を及ぼすことでも知られており、呼吸器疾患やアレルギー反応を引き起こすこともあります。
有機溶剤もVOCも部屋の窓を開けていなくても臭いがお部屋に入ってくることもあるので、
においに敏感な方や、喘息を患っている方は、より注意が必要になり、ストレスを感じやすくなるでしょう。
対策としては、まず作業場所から遠い窓の換気を行ったり、外に出て気分転換をしたりするのがいいでしょう。
そのためには、騒音問題の時と同様に、事前にスケジュールを周知することが重要になります。
また、工事を行う側の対策としては、塗料の選び方です。
最近の塗料は、においが少ない低臭気塗料が多く開発されています。
有機溶剤を減らしているか、もしくは入れていない塗料になるので、においだけではなくVOCの発生を抑えることができます。
また、水性塗料も臭いが比較的少なくて、環境にも優しいので、様々な場所で利用されています。
これらの塗料により、工事期間中でも窓を開けて換気を行えたり、においの影響が格段に少なくなるので、
住民のストレスを軽減させることができます。
工事期間中は足場の設置や外壁塗装・防水工事が行われる際にベランダの使用が制限されます。
私物や網戸の片付け・保管が必要となるため、収納スペースの確保が課題となります。
また、洗濯物を干すことも難しくなります。
制限されるのはもちろんですが、制限されていなくても、ベランダで干すことは、ホコリや塗料の付着の可能性が高まるので、
衛生的に干すことはあまりおすすめしません。
そうなると、室内干しにならざるを得ないのですが、
室内干しにすると、今度は湿気やカビ、ダニのリスクが高まり、お部屋の空間も圧迫されてしまいますよね。
これらがストレスの原因となっていきます。
対策としては、私物や網戸を室内で保管することが難しいのであれば、一時的にトランクルームを利用するのがおすすめです。
または、マンションの管理組合側で工事中の保管スペースを準備するのも良いです。
住民の方々のストレスの緩和にもなると思います。
洗濯物に関しては、除湿機・サーキュレーターの活用で、室内干しでも効率よく乾燥させる。
また、費用は掛かってしまいますがコインランドリーを活用することも、ストレスを溜めない為におすすめします。
特に高層階に住んでいる方は、普段は外部からの視線が届きにくいため、余計ストレスを感じやすくなります。
また、多くの業者や作業員が建物内部や外部を頻繫に出入りするため、外部からの侵入が容易となります。
足場を利用して不審者が侵入するケースもあるので、不安を感じる方も多くなります。
対策としては、工事期間中はカーテンを閉めることで、外部からの視線を遮ることが出来、プライバシーを守ることができます。
工事前には、住民に対して工事内容やスケジュールを説明するだけではなく、作業員の出入り時間を詳細に説明することで、安心感が高まります。
さらに、作業員の入退場を管理するシステムを導入し、不正な侵入を防止します。
例えば、ICカードや顔認証システムを利用してもらうことで、セキュリティーレベルを上げることが出来ます。
そして、足場周辺には防犯カメラを設置し、24時間監視を行い、住民の安全を確保します。
大規模修繕工事は、住民の生活環境に一時的な影響を与えるものですが、適切な対策を講じることでストレスを最小限に抑えることができます。
住民と施工業者、双方のコミュニケーションと配慮が大切です。工事が進行する中で、皆さんが少しでも快適に過ごせるように工夫していきましょう!
本記事が少しでも、みなさまのお役に立てれば嬉しいです!
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