こんにちは!
修繕プランナー横浜の梅津です。
大規模修繕工事の見積書を見てみると、見慣れない単語がでてくることがあると思います。
今回は直接仮設工事の欄に書かれている「枠組足場」についてご紹介します!
門型の建枠を中心に、筋かい(すじかい)や鋼製布板、ジャッキベースといった部材で構成され、地上から45mまでの高さで使用が許可されている足場です。
安定性が求められる高層マンションやアパートの修繕工事で、採用されることの多い足場です。
その強度と安定性から、作業者の安全を確保しつつ、資材の運搬もスムーズに行うことができます。
また枠組足場は、アメリカの「ビティスキャフォード社」から輸入されたことが由来で「ビティ足場」とも呼ばれています。
似ている名まえで「ビケ足場」と言われているものがあります。
別の種類になるので、気になる方は以前のブログで見てみてくださいね!
枠組足場は、メリットが多い足場ですが注意点もあります。
それぞれを具体的に解説しますね!
・組立時には、ボルトや番線を用いるため、打ち込みによる騒音が発生しない。
→都市部や住宅地などの環境に適しており、周囲への影響を最小限に抑えることができます。
また、部材の組み合わせがシンプルで、迅速に設置・解体することが可能です。
・作業床の幅が広く、安定性に優れている。
→職人が移動しやすく、作業スピードが向上します。
・大型の足場をクレーンで一括して吊り上げることができる。
→効率的な作業を可能にします。
1. 場所の確保
→設置・保管には広いスペースが必要なため、狭い現場では適さない場合があります。
2. 規格の違い
→日本国内のビティ足場には、「インチサイズ」と「メーターサイズ」の2種類の規格があります。
これらの規格には互換性がない場合があり、部材の追加購入時には現在使用している規格を確認する必要があります。
高所からの墜落や転落による労働災害が多発しているため、これを防ぐための対策が強化されました。
具体的には、足場、架設通路、作業構台での墜落防止措置に関する規定が見直され、労働安全衛生規則の一部が改正されています。
この改正規則は、平成21年6月1日から施行されています。
1. 作業者の墜落防止措置の充実
交さ筋かい(こうさすじかい)に加え、「下さん(したさん)」、「幅木(はばき)」等の設置が必要になりました。
または、「手すりわく」の設置をすることになります。
目的としては、下部の隙間からの墜落を防止するためとされます。
「下さん」の高さは、15cm~40cmの位置に。
「幅木」の位置は、高さ15㎝以上。
2. 物体の墜落防止措置
工具や材料などの落下防止措置として、「幅木」、「メッシュシート」または「防網」の設置が義務付けられました。
枠組足場を使用する際には、これらの基準を守り、安全で効率的な工事を行うことが求められます。
この記事では、枠組足場の基本的な情報から、メリット・デメリット、労働安全衛生法の改正ポイントまで詳しく解説しました。
枠組足場は、安定性と作業効率の高さから、多くの修繕現場で採用されています。
一方で、設置にはスペースの制約もあるため、現場に合った選択が重要です。
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