大規模修繕工事用語~単管足場~

大規模修繕の豆知識 2024.12.06 (Fri) 更新

こんにちは!

修繕プランナー横浜の倉持です。

 

今まで様々な足場をご紹介してきましたが、次は「単管足場」をご紹介します!

 

 

単管足場とは?

 

足場は主に大きく分けて「組立足場」と「吊り足場」の2種類に分類されます。

 

今回の単管足場は組立足場の一種になります。

 

直径48.6㎜の鉄パイプのような単管とつなぎ止めの金具「クランプ」をボルトで固定して組み合わせながら作る足場を言います。

 

 

 

単管足場の安全衛生法

 

一 建地の間隔は、けた行方向を一・八五メートル以下、はり間方向は一・五メートル以下とすること。

二 地上第一の布は、二メートル以下の位置に設けること。

三 建地の最高部から測つて三十一メートルを超える部分の建地は、鋼管を二本組とすること。ただし、建地の下端に作用する設計荷重(足場の重量に相当する荷重に、作業床の最大積載荷重を加えた荷重をいう。)が当該建地の最大使用荷重(当該建地の破壊に至る荷重の二分の一以下の荷重をいう。)を超えないときは、この限りでない。

四 建地間の積載荷重は、四百キログラムを限度とすること。

 

 

単管足場の主要部材

 

単管足場を組み立てる時に用いる主要部材が6種類あります。

1.足場板

現場で作業する時に作業員が移動するための床です。

高い場所で使用することが多く、作業員の体重を支える必要があるため、高い強度が求められます。

 

2.単管パイプ

直径48.6㎜の鋼鉄製のパイプです。

直径の長さは決められています。

この部品は足場専用ではなく、様々な場面で使用されるため、ホームセンターなどで安く手に入れることが出来ます。

 

3.固定ベース

地面に設置し、単管パイプをしっかり固定し足場の強度を高めるために大切な部材です。

 

4.クランプ

英語で「締める」という意味があり、単管パイプ同士を繋げるために使う部材です。クランプの種類は単管パイプのつなぎ方によって異なり「直交クランプ」、「自在クランプ」、「3連クランプ」の3種類があり、強度や重荷によって使い分けています。

 

5.単管ブラケット

単管パイプと足場板に結び付けて使う部材です。

2つの取付金具を使い組み立てられ、一定の長さがある固定型、伸縮できる伸縮型、支えがプラスされた張り出し型の3種類があります。

形状によって使い分けられており、柱に固定して足場材を支えるように設計されており、作業員の安全を確保するために大切な役割りを果たしています。

 

6.ジョイント

単管パイプを繋げるための部材です。

先ほどの「クランプ」との違いは、「クランプ」は2本または3本のパイプを交差又は平行して繋げる時に使用しますが、

「ジョイント」は建枠と建枠を縦に繋げるために使用します。

 

単管足場の組み立て方

 

では、次に単管足場の組み方をご紹介いたします。

1.敷板・敷角の設置

まずは、足場が滑ったり沈下してしまったりしないように、支柱と地面が接しているところに敷板や敷角を設置します。さらにその上に固定ベースを設置します。

 

2.支柱を組み立てる

1で設置した上に、まずは、縦方向の単管パイプを垂直に組み立てていきます。

 

3.枠組み

単管パイプ同士をクランプで繋ぎ合わせていきます。枠組みが出来たら、足場板を置き単管パイプに固定します。

 

4.壁繋ぎで固定

最後に、建物の外壁と単管パイプを壁繋ぎで固定します。これにより、足場の倒壊を防止することができます。

 

単管足場のメリット・デメリット

 

メリット

足場の形状の自由度が高いため、柔軟にアレンジさせながら設置が可能です。

そのため、他の足場が使えない狭い場所でも足場を組むことができます。

主に低層の外壁塗装用の足場として使用されることが多いです。

使う部材も少ないので組立方が簡単で、部材もホームセンターなどで手に入ります。

 

デメリット

枠組足場に比べると強度や安全面が劣る部分もあり、高層ビルなどの工事には向いていません。

足場の重量にも制限があり、床1.8mあたりの最大重量は400㎏となっています。

また、単管パイプを1本ずつボルトで固定していく必要があるので、他の足場よりも組立・解体時間が多くなります。

 

まとめ

今回は単管足場の特徴や注意点について解説しました。

単管足場は、部材をホームセンターなどで簡単に購入できるため、DIYをされる方にも簡単に取り扱いができるのが特徴です。ただその分安全面などには注意が必要です。

 

足場にもたくさんの種類がありますが、

お客様の建物に合う足場を入念に選ぶことがとても大事ですね。

横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!

 

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