マンション大規模修繕工事のスケジュールを徹底解説!

大規模修繕の豆知識 2025.10.10 (Fri) 更新

こんにちは!


修繕プランナー横浜の倉持です。

 

マンションの価値を長く維持し、入居者の快適な暮らしを守るために欠かせない「大規模修繕工事」!

 

いざ、工事を行うとなると、どのくらいの期間が必要で、どんな順序で進むのかイメージが湧きにくい方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、一般的な大規模修繕工事のスケジュールを、準備段階から完成・引渡しまで、詳しく解説していきますね!!

 

 

 

1.計画・調査(着工の約1年前~半年前)

 

大規模修繕工事は、着工のかなり前から準備が始まります。

いきなり工事が始まるわけではなく、「計画」や「調査」が工事の成否を左右する重要なプロセスです!

 

・劣化診断・調査

 

外壁や屋上防水、鉄部、給排水設備などを専門家が点検し、クラック(ひび割れ)や漏水、塗装の劣化状況を把握します。

従来は打診棒を用いてタイルの浮きを音で確認する「打診調査」が主流でしたが、最近では赤外線カメラで外壁の温度差を測定し、浮きや剥離を発見する調査も広がってきているんです。

さらに、今はドローンを活用して外壁全体を効率的に点検する事例も増えています!

 

・修繕内容と工法の検討

 

「見た目を綺麗にしたい」のか、「耐久性を重視して長持ちさせたい」のか、オーナー様の考えやビジョンによって工事内容や費用は大きく変わってきます。

オーナー様としては、10年先、20年先を見据えて方針を固めることが重要になっていきます!

 

・施工会社や設計監理者の選定

 

相見積もりを取ることは基本ですが、提示された金額だけで比較するのはとても危険です。

「保証内容がしっかりしているか」「過去に似た規模の工事実績があるか」など、長期的な視点で選定する必要があります。

 

・予算計画の立案

 

修繕積立金が不足している場合、金融機関からの借り入れや一時金の徴収が必要になるケースもありますよね。

早めに方向性を固めることで、十問トラブルを防ぐことができます。

 

 

 

この段階でオーナー様や管理組合様がしっかり判断しておくことで、工事開始後のトラブルを防ぐことができます!

 

 

2.工事前の準備期間(約2~3カ月前)

 

工事の具体的な日程が決まり、居住者への案内が始まる時期になります。

 

・住民説明会の実施

 

工事内容や期間、生活上の注意点(洗濯物・騒音・ベランダ利用制限など)を住民の皆様に説明します。

よくある質問は、「工事中も窓を開けられるのか」「エアコンの室外機は使えるのか」「ペットはどうなるのか」など、、、

事前にQ&Aを準備しておくと説明会がスムーズに進みます!

 

・情報共有の工夫

 

工事が始まると毎日状況が変化しますよね。

掲示板やエントランスの掲示に加え、最近ではLINEや専用アプリでお知らせを配信する管理組合も増えてきているようです。

住民の不安を減らし、クレームを未然に防ぐ効果があります。

 

・仮設計画

 

足場や仮囲い、資材置き場の設置場所を検討します。

駐車場やゴミ置き場に影響が出る場合は、代替案を用意して住民に理解を求めることがとても大切になってきます!

 

・工事日程の詳細化

 

雨天や台風などの影響を考慮し、多少の余裕を持たせた計画が望ましいです!

梅雨や台風シーズンを避けて工事を組むケースも多くみられます。

 

 

 

この時期は「オーナー様と居住者様の橋渡し役」としての役割が大きく、情報をしっかり伝えることで、クレームや不安を減らすことができます!

 

 

3.工事期間(約3~6か月)

 

いよいよ着工です!

マンションの規模や工事内容によって差はありますが、3~6カ月ほどかけて進められます。

 

工事の流れ

 

1.足場設置・養生

 建物全体を囲うように足場と防護シートを設置。

 落下物対策と同時に、防音・防塵の効果も期待できます。

 

2.高圧洗浄

 外壁や屋上を高圧洗浄機で洗い、汚れやカビを除去。

 これを怠ると塗装の密着性が下がるため、仕上がりに直結する重要工程です。

 

3.下地補修

 外壁のひび割れやタイルの浮き、鉄部のサビを補修。

 ここを丁寧に行わないと、数年後に再び劣化が進む原因となります。監理者の厳しいチェックが求められる部分です。

 

4.防水工事

 屋上やバルコニー床に防水層を施工。

 シート防水、ウレタン防水、アスファルト防水など工法もさまざま。

 オーナーとしては「費用と耐久性のバランス」を意識して選択することが大切です。

 

5.外壁・鉄部塗装

 外壁は見た目を美しくするだけでなく、防水性を回復させる目的もあります。

 鉄部は錆止めを含めた塗装で長持ちさせます。

 塗料選びによって耐用年数が変わるため、事前に比較検討しておくと安心です。

 

6.検査・仕上げ

 中間検査と最終検査を行い、不具合があれば補修します。

 塗り残しやシーリングの打ち忘れなど、細かい部分を念入りに確認します。

 

 

工事中は住民の不満が溜まりやすい時期、、、

オーナー様としては、迅速な対応と誠実な説明が信頼を得るカギとなります!!

 

 

4.工事完了・引渡し

 

すべての工事が終わると、いよいよ完成・引渡しです!

 

・竣工検査

 

施工会社・設計監理者・管理組合が立ち会い、仕上がりを細かくチェックします。塗装のムラや防水層の不備はこの時に是正されます。

 

・足場解体・清掃

 

足場や仮設物を撤去し、敷地内を清掃。仮設で移動していた設備(ゴミ置場・駐車場など)も元に戻します。

 

・工事報告書・保証書の提出

 

施工内容や使用材料、検査記録がまとめられた工事報告書と保証書が提出されます。次回の修繕計画を立てる際の重要資料になります。

 

 

 

引渡し時には「工事が終わって安心」ではなく、「次に備える」意識が必要です!

 

 

5.工事後のフォローと次回への備え

 

工事が完了してもオーナー様の役割は続きます。

 

・アフター点検

 

1年点検・2年点検で不具合がないかを確認。保証期間中に問題が見つかれば無償で修繕してもらえる場合があります。

 

・長期修繕計画の見直し

 

今回の工事でわかった劣化状況や費用を反映し、今後の修繕計画を更新します。修繕積立金の見直しもこの段階で行います。

 

・住民アンケート

 

 「工事中に困ったこと」「良かった対応」などを住民から聞き取り、次回修繕の参考にします。

 

 

 

工事を一度経験すると、そのノウハウは大きな資産になります。

オーナー様としては、この経験を活かして将来の工事に備えることが大切です!

 

6.まとめ

 

マンション大規模修繕工事のスケジュールは、

  • 計画・調査に半年〜1年

  • 工事準備に2〜3ヶ月

  • 工事本体に3〜6ヶ月

と、トータルで1年以上にわたる長期プロジェクトです。

オーナー様に求められるのは、

  • 計画段階での冷静な判断力

  • 居住者への丁寧な情報共有

  • 完了後のアフターケア

この3点を押さえることで、工事はスムーズに進み、資産価値を守ることにつながりますよ!

横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、

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