こんにちは!
修繕プランナー横浜の倉持です。
最近、大規模修繕の「談合」の問題がニュースになっています。
2026年6月、大手新聞が「マンション大規模修繕工事で談合が常習化している」と大きく報じました。
あなたのマンションは大丈夫でしょうか?
今回は「一体、どんな問題が起こっているのか」という解説や、大切な試算を守るための「オーナーがとるべき対策」についてご紹介します。
2026年6月、マンションの大規模修繕工事をめぐって、施工会社と設計コンサルタント合わせて約40社が独占禁止法違反(不当な取引制限)と認定され、うち38社に排除措置命令が出される方針だと報じられました。
課徴金の総額は約16億円。対象となった工事は関東地方だけで100棟を超えます。
驚くべきは、その顔ぶれです。
名前が挙がったのは、業界の売上ランキング上位を占める大手ばかりで、大手デベロッパー系、ゼネコン系、管理会社系の修繕会社が並びました。
つまり、業界の「当たり前」として続いてきた慣行にメスが入ったということになります。
談合とは、複数の会社が事前に話し合い「今回はA社が取る」「金額はこのくらいで」と受注者と価格を決めてしまう行為です。
表向きは3社・5社の相見積もりが並んでいます。しかし、価格は裏での話し合いで決められ、勝者が最初から決まっています。
今回の事件で焦点になったのは、「設計監理方式」という発注の仕組みでした。
設計コンサルタントが工事の設計や施工会社の選定・工事監理までを行う方式です。
専門知識がない管理組合やオーナーにとっては「第三者のプロが間に入ってくれるのだから安心だ」と。
ところが、設計コンサルタントが特定の施工会社と結びついていたら、「公平性」は成立しません。報道や取材で明らかになった手口には、次のようなものがあります。
・公募条件を過度に厳しく設定し、参加できる会社を意図的に絞り込む
・見積比較表の記載内容を、特定の会社が有利になるように書き換える
・受注予定の施工会社の社員が、コンサルタントの社員を装って建物診断を行う
1. 適正価格より高い金額を払わされる
競争が働いていない以上、金額は「相場」ではなく「業者が確保したい利益」で提示されます。数千万円から億単位になる工事で1〜2割上振れれば、その額は数百万〜数千万円にのぼります。
2. 工事の質が担保されない
相見積もりは価格だけでなく、仕様や工法の妥当性を比較する場でもあります。談合によって決定されると、仕様や工法を比較する場ごとなくなってしまいます。
過剰な仕様が盛り込まれても気づけず、逆に必要な工事が抜けていても指摘されないリスクも高まります。
3. 将来の修繕計画が狂う
一度高値で発注すれば、その金額が次回以降の基準になります。また、長期修繕計画が上振れし、積立金の値上げや一時金の徴収につながります。
対策はシンプルで、業者選定のプロセスを自分たちで行うことです。
管理会社やコンサルタントの推薦は「候補の1つ」として扱い、必ず他社と同条件で比較することが重要です。
そして選定の理由と経緯を、記録としてしてください。
「報道で名前が出た会社を避ければいい」ということでは根本的な解決になりません。
任せきりという発注をやめることが重要です。
不安なことや大規模修繕の
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