今月も修プラ通信をお読みいただきありがとうございます。
修プラ通信では賃貸マンション、アパートの物件をお持ちの大家さん向けにお役立ち情報を配信しております。
大家さんの日々の物件に関するお悩みの手助けとなれば幸いです。
さて、今月のコラムではマンション・アパートの適切な修繕時期や建物の劣化度セルフチェックシートをご用意しております。
是非、こちらのシートをご活用いただき、物件の状態を確かめてみてください。
マンションオーナーは、入居者が快適に過ごせるように外装部分や共用部の修繕義務を負っています。共益費や管理費を徴収していればなおのこと、入居者の安全を確保する意味でも定期的な工事は必要です。
それでは大規模修繕工事はどのタイミングで実施したらよいのでしょうか。一般的に言われている修繕周期は12年です。しかし、12年ごとに大規模な工事をしないといけないわけではありません。重要なことは、各部位の修繕周期を知り、必要な工事だけを必要な時期にすることです。右の図は、各髄の修繕時期を表したものです。下の図を参考に、一度所有する建物の劣化状況を知り、点検・調査をしてみることで、修繕をしないといけないかどうかが分かりますので、ぜひ参考にしてください。
そもそも修繕が必要かどうかが分からないと正しい修繕はできないと思います。そこで、「劣化度診断セルフチェックシート」を用意しました。このシートで当てはまる部分にチェックを入れていただき、その数が5個以上なら、一度詳しい調査をしたほうがよいでしょう。オーナー様の建物を健康な状態に保つために是非活用してください。
建物は紫外線や風雨にさらされ、日々劣化していきます。そこで、築20年を過ぎたら一度「大規模調査」をすることをおススメします。「大規模調査」とは、建物の外装全体から、構造レベルに至るまで細かく調査を行うことです。ここでは修繕プランナー横浜で実施している無料の調査の一部をご紹介します。
外壁面全体について剥落、エフロレッセンス、ひび割れ、浮きなどをドローンを用いて調査を行います。ドローンを用いることで、従来では調査出来なかった箇所(高所や裏面)を費用と時間を削減して調査できます。
シーリングなど防水材の劣化度合(剥離・破断・ひび・白亜化・弾力性などの確認)を診断します。また、その他、屋上防水の劣化調査や漏水探査も行います。
テストハンマーなどを用いて外壁などの表面(タイル・モルタル・コンクリート・その他の仕上げ材)をたたき、浮き範囲などを異常音により判定する「打診調査」を行います。
不安なことや大規模修繕の
適正価格のことなど
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