「理事を引き受けてくれる人が少ない」
「理事会を開いても、何を決めればいいのか分からない」
「長期修繕計画を見直したいけれど、相談できる人がいない」
マンションの管理組合では、建物の修繕だけでなく、こうした「管理の進め方」に関する悩みも少なくありません。
横浜市では、こうした管理組合の悩みに対して、専門家への相談や管理組合同士の交流、情報提供など、さまざまな支援制度を用意しています。
なかには初回無料で利用できる専門家派遣や、参加費無料の交流会もあります。
管理組合の運営を支援する制度だけでなく、大規模修繕や建物の改修に利用できる補助金・支援制度もあります。工事費の負担が気になる場合は、こちらも確認しておきましょう。
この記事では、2026年度(令和8年度)に横浜市が実施しているマンション管理組合向けの支援制度について、「どんな悩みのときに使えるのか」が分かるように整理して紹介しますね!
※この記事は2026年度(令和8年度)の横浜市の制度情報をもとに、2026年9月に内容を更新しています。
目次
(参考URL:横浜市PDFより)
横浜市が選定したマンション専門家(一級建築士/マンション管理士/弁護士)が、現地に伺い相談に応じる制度です。
◎管理組合の運営
役員の成り手不足
管理規約の見直し
◎建物の維持管理について
大規模修繕の進め方
長期修繕計画の見直し
長期修繕計画は、作成して終わりではありません。建物の状態や工事費の変化に合わせて見直す必要があります。
長期修繕計画を見直すときの具体的なポイントはこちらで解説しています。
1回3時間以内
土日祝対応
初回無料,2回目以降12,572円
これまでの専門家派遣は、必要なときに相談する「スポット型」の支援でした。令和8年度からは、その先の支援として「顧問導入支援」が始まっています。
アドバイザー派遣を通算6回利用した管理組合が対象で、6か月間、専門家から継続的なサポートを受けられます。
「毎回相談するだけではなく、継続して管理組合の運営を見てもらいたい」という場合に検討しやすい制度です。
申込方法などは、横浜市HPで確認できますよ!
(参考URL:横浜市PDFより)
こちらは横浜市全区で実施。
毎月1回、各地区センター等で、マンション管理に関する議論や相談ができる交流会です。
理事会運営
騒音問題,駐車場,ペット,防犯防災
空き住戸対策,外部専門家の活用
地区センター:第1日曜日 9:30-11:30
リモート:第3日曜日 19:00-20:30
参加費無料
最新の日程等は、横浜市HPでご確認ください。
横浜市のマンション登録制度は、マンションの管理状況などを登録しておくことで、管理組合の運営に役立つセミナーや支援制度の情報を受け取れる制度です。
登録しておくことで、専門家派遣などの支援制度も利用できます。
専門家派遣
セミナー情報配信
補助金申請にも必要な場合あり
マンション管理組合のみ(有志や個人での申込みは不可)
指定様式を送付(郵送、FAX、Eメール)
メール登録
(参考URL:横浜市PDF)
(公財)マンション管理センターが提供する「マンション管理サポートネット」の初年度利用料が無料になります。
「マンション管理サポートネット」は、管理規約や修繕、名簿など、管理組合の実務で調べたい情報を確認できるサービスです。
マンション管理の専門家を継続して派遣してもらい、管理規約や長期修繕計画について学ぶ勉強会などを行える制度です。
理事会や総会の進め方、管理規約の策定などについても専門家のサポートを受けられるため、マンションの課題を整理しながら、今後の維持管理について考えるきっかけづくりにもつながります。
以下の項目が2つ以上該当するマンションが対象となります。
管理組合が組織されていない
管理規約がない、改正がされていない
総会、理事会を開催していない
大規模修繕を考えるとき、工事内容とあわせて確認したいのが修繕積立金です。
今後の工事費に対して積立額が十分なのか、値上げを検討する場合の考え方についてはこちらをご覧ください。
相談1回につき3時間以内。
費用は無料で、原則として最長4年間、一年度内での派遣回数は7回まで、合計派遣回数は15回までです。
─問合せ先─
横浜市住宅供給公社(街づくり事業課)
電話:045-451-7740
FAX:045-451-7789
受付時間9:00~12:00、13:00~17:00(土日祝休業)
大規模修繕を検討するときは、施工会社に相談する前に、まず管理組合で現在の課題を整理しておくと、その後の話し合いも進めやすくなります。
大規模修繕では、管理会社から提案を受けるケースもあれば、管理組合が施工会社を探すケースもあります。管理会社と施工会社では役割がどう違うのかを整理しておくと、相談先を考えるときにも役立ちます。
「長期修繕計画の内容がよく分からない」「修繕積立金でどこまで工事ができるか不安」「今回、どこまで修繕するべきか判断できない」といった場合は、横浜市の専門家派遣制度を利用して相談することもできます。
また、実際に大規模修繕を進める際には、工事会社を決める前にも管理組合で確認しておきたいことがあります。工事前にどんな準備をしておくとよいのかはこちらの記事で整理しています。
大規模修繕は工事内容だけでなく、時期や費用、修繕積立金など、管理組合で決めることも多くあります。施工会社への相談とあわせて、こうした公的な支援制度を活用するのも一つの方法です。
はい。マンション・アドバイザー派遣では、大規模修繕の進め方や長期修繕計画、共用部分の維持管理などについて相談できます。
ただし、施工会社を選定して工事を発注するための制度ではないため、「工事を依頼する前に、管理組合として何を整理すべきか相談する」という使い方が適しています。
利用を検討できます。管理会社から長期修繕計画や工事の提案を受けていても、管理組合として別の専門家に確認したいことがあれば、専門家派遣を利用する方法があります。特に、「提案内容は分かったけれど、管理組合として何を確認すればいいのか分からない」という場合には、相談したい内容を整理してから利用するとよいでしょう。
あります!まだ施工会社を決めていない段階で、長期修繕計画や建物の維持管理について相談しておけば、「今回の工事で何を確認するのか」を管理組合内で整理してから見積もりを依頼できます。
施工会社から見積もりを受け取った後に内容を比較する際にも、確認すべきポイントを把握しやすくなります。
横浜市は、マンション管理組合の運営課題を解決するため、無料で利用できるサービスを多数用意しています。
専門家派遣や交流会、情報提供制度、窓口相談など、利用しやすいサービスが揃っており、管理組合の課題解決に役立ちます。
特に「マンション・アドバイザー派遣支援」は、無料で専門家の助言が受けられる貴重な制度です。
マンションの老朽化対策や修繕計画、管理体制の見直しなど、具体的な課題を抱える管理組合にとって大変有効な手段となります。
管理組合として合いそうな施策があれば、ぜひ積極的に活用してみてください。

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