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【横浜市】マンション管理組合運営をサポートする制度を紹介!

【横浜市】マンション管理組合運営をサポートする制度を紹介!

こんにちは! 修繕プランナー横浜の梅津です。   皆さまのマンション管理組合では、役員の成り手や運営方法でお困りになったことはありませんか?   横浜市では、そういった問題解決や役立つ情報を提供してくれるサービスがあります。   市の支援制度のため、無料で相談できるものばかりです。 課題解決のためにぜひ活用してみてください。    ≪目次≫ 1.【専門家派遣】マンション・アドバイザー派遣支援 2.【交流会】マンション管理組合サポートセンター事業 3.【情報提供】マンション登録制度 4.  R6年度終了【窓口相談】マンション管理相談       1.【専門家派遣】マンション・アドバイザー派遣支援 (横浜市HPより https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/jutaku/manportal/manage/rule/adviser.files/0064_20240404.pdf) 横浜市が選定したマンション専門家が、現地に伺い相談に応じる制度です。   建築士・マンション管理士・弁護士等の専門家が派遣され、アドバイスをしてくれます。   相談内容 ◎マンションの適正な維持・管理について  こんなお悩みを相談できます。   「役員、理事のなり手がいない」  「管理規約を見直したい」 ◎建物の維持管理について  ・共有部の維持管理  ・大規模修繕の進め方  ・長期修繕計画の見直し 等   派遣時間・費用 相談時間は、1回につき3時間以内で土日祝日も対応しています。 費用は、初回が無料で2回目以降は12,572円(税込み)となります。   申込方法などは、こちら(横浜市HP)で確認できます。       2.【交流会】マンション管理組合サポートセンター事業 (横浜市HPより https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/jutaku/manportal/manage/supportcenter.files/0009_20240329.pdf) こちらは横浜市の、すべての区で実施している交流会です。 毎月1回、各地区センター等で、マンション管理の専門家を交えて話し合いができます。 また、zoomによるリモート交流会も月1回で開催されています。   相談内容 理事会運営、総会の運営、騒音、駐車場、ペット、防犯・防災、空き住戸への対応、外部専門家の活用、等   開催日・費用 地区センターでの交流会は、原則として第一日曜日の9:30~11:30。 リモート交流会は、第3日曜日19:00~20:30。   この交流会は無料で参加することができます。 最新の日程等は、こちら(横浜市HP)でご確認ください。       3.【情報提供】マンション登録制度 制度概要 マンションの管理状況などの情報を市に登録することで、以下の支援やサービスを受けられます。 ・管理組合運営に役立つ情報(セミナーや支援制度等)をメールで提供 ・マンション・アドバイザー派遣支援:専門家を派遣し、管理に関する相談が可能   また、横浜市で利用できる補助金応募の際に必要になることがあります。   登録方法 ・対象:マンション管理組合のみ(有志や個人での申込みは不可) ・手続き:書類に必要事項を記入し、事務局まで郵送、FAX、またはEメールで提出 ・提出書類:マンション登録申請書兼登録簿(様式あり) ・メール登録:登録後、指定のEメールアドレスに各種情報が届きます   新規登録特典 (横浜市HPより https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/jutaku/manportal/manage/supportnet.html) ・(公財)マンション管理センターが提供する「マンション管理サポートネット」の初年度利用料が無料になります。       4.  R6年度終了【窓口相談】マンション管理相談 予約制・対面でマンション管理に関する相談が無料で受けることができます。 今年度の、申し込み受け付けは終了しました。   相談できること ◎マンションの管理運営について ◎大規模修繕の進め方、業者選定方法 ◎長期修繕計画の策定のアドバイス 等   対象者 横浜市内のマンションの区分所有者及び、管理組合の理事等の役員   相談場所、対応者 NPO法人横浜マンション管理組合ネットワーク 〒232-0014 横浜市南区吉野町2-5 サウスライン横浜 4階 A   マンション管理士等の専門家2名に、1時間以内(無料)で相談ができます。       まとめ マンション管理組合が抱える課題や費用負担に対して、市ではさまざまな支援策や補助制度を用意しています。   特に「マンション・アドバイザー派遣支援」は、無料で専門家の助言が受けられる貴重な制度です。   マンションの老朽化対策や修繕計画、管理体制の見直しなど、具体的な課題を抱える管理組合にとって大変有効な手段となります。 管理組合として合いそうな施策があれば、積極的に活用をご検討ください。     修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2025年1月24日 更新
大規模修繕の豆知識
大規模修繕工事用語~単管足場~

大規模修繕工事用語~単管足場~

こんにちは! 修繕プランナー横浜の倉持です。   今まで様々な足場をご紹介してきましたが、次は「単管足場」をご紹介します!     単管足場とは?   足場は主に大きく分けて「組立足場」と「吊り足場」の2種類に分類されます。   今回の単管足場は組立足場の一種になります。   直径48.6㎜の鉄パイプのような単管とつなぎ止めの金具「クランプ」をボルトで固定して組み合わせながら作る足場を言います。       単管足場の安全衛生法   一 建地の間隔は、けた行方向を一・八五メートル以下、はり間方向は一・五メートル以下とすること。 二 地上第一の布は、二メートル以下の位置に設けること。 三 建地の最高部から測つて三十一メートルを超える部分の建地は、鋼管を二本組とすること。ただし、建地の下端に作用する設計荷重(足場の重量に相当する荷重に、作業床の最大積載荷重を加えた荷重をいう。)が当該建地の最大使用荷重(当該建地の破壊に至る荷重の二分の一以下の荷重をいう。)を超えないときは、この限りでない。 四 建地間の積載荷重は、四百キログラムを限度とすること。     単管足場の主要部材   単管足場を組み立てる時に用いる主要部材が6種類あります。 1.足場板 現場で作業する時に作業員が移動するための床です。 高い場所で使用することが多く、作業員の体重を支える必要があるため、高い強度が求められます。   2.単管パイプ 直径48.6㎜の鋼鉄製のパイプです。 直径の長さは決められています。 この部品は足場専用ではなく、様々な場面で使用されるため、ホームセンターなどで安く手に入れることが出来ます。   3.固定ベース 地面に設置し、単管パイプをしっかり固定し足場の強度を高めるために大切な部材です。   4.クランプ 英語で「締める」という意味があり、単管パイプ同士を繋げるために使う部材です。クランプの種類は単管パイプのつなぎ方によって異なり「直交クランプ」、「自在クランプ」、「3連クランプ」の3種類があり、強度や重荷によって使い分けています。   5.単管ブラケット 単管パイプと足場板に結び付けて使う部材です。 2つの取付金具を使い組み立てられ、一定の長さがある固定型、伸縮できる伸縮型、支えがプラスされた張り出し型の3種類があります。 形状によって使い分けられており、柱に固定して足場材を支えるように設計されており、作業員の安全を確保するために大切な役割りを果たしています。   6.ジョイント 単管パイプを繋げるための部材です。 先ほどの「クランプ」との違いは、「クランプ」は2本または3本のパイプを交差又は平行して繋げる時に使用しますが、 「ジョイント」は建枠と建枠を縦に繋げるために使用します。   単管足場の組み立て方   では、次に単管足場の組み方をご紹介いたします。 1.敷板・敷角の設置 まずは、足場が滑ったり沈下してしまったりしないように、支柱と地面が接しているところに敷板や敷角を設置します。さらにその上に固定ベースを設置します。   2.支柱を組み立てる 1で設置した上に、まずは、縦方向の単管パイプを垂直に組み立てていきます。   3.枠組み 単管パイプ同士をクランプで繋ぎ合わせていきます。枠組みが出来たら、足場板を置き単管パイプに固定します。   4.壁繋ぎで固定 最後に、建物の外壁と単管パイプを壁繋ぎで固定します。これにより、足場の倒壊を防止することができます。   単管足場のメリット・デメリット   メリット 足場の形状の自由度が高いため、柔軟にアレンジさせながら設置が可能です。 そのため、他の足場が使えない狭い場所でも足場を組むことができます。 主に低層の外壁塗装用の足場として使用されることが多いです。 使う部材も少ないので組立方が簡単で、部材もホームセンターなどで手に入ります。   デメリット 枠組足場に比べると強度や安全面が劣る部分もあり、高層ビルなどの工事には向いていません。 足場の重量にも制限があり、床1.8mあたりの最大重量は400㎏となっています。 また、単管パイプを1本ずつボルトで固定していく必要があるので、他の足場よりも組立・解体時間が多くなります。   まとめ 今回は単管足場の特徴や注意点について解説しました。 単管足場は、部材をホームセンターなどで簡単に購入できるため、DIYをされる方にも簡単に取り扱いができるのが特徴です。ただその分安全面などには注意が必要です。   足場にもたくさんの種類がありますが、 お客様の建物に合う足場を入念に選ぶことがとても大事ですね。 横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!   修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!     横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2024年12月6日 更新
大規模修繕の豆知識
大規模修繕工事用語~枠組足場~

大規模修繕工事用語~枠組足場~

こんにちは! 修繕プランナー横浜の梅津です。   大規模修繕工事の見積書を見てみると、見慣れない単語がでてくることがあると思います。 今回は直接仮設工事の欄に書かれている「枠組足場」についてご紹介します!     枠組足場とは? 門型の建枠を中心に、筋かい(すじかい)や鋼製布板、ジャッキベースといった部材で構成され、地上から45mまでの高さで使用が許可されている足場です。 安定性が求められる高層マンションやアパートの修繕工事で、採用されることの多い足場です。 その強度と安定性から、作業者の安全を確保しつつ、資材の運搬もスムーズに行うことができます。   また枠組足場は、アメリカの「ビティスキャフォード社」から輸入されたことが由来で「ビティ足場」とも呼ばれています。 似ている名まえで「ビケ足場」と言われているものがあります。 別の種類になるので、気になる方は以前のブログで見てみてくださいね!       枠組足場のメリットとデメリット 枠組足場は、メリットが多い足場ですが注意点もあります。 それぞれを具体的に解説しますね!   メリット ・組立時には、ボルトや番線を用いるため、打ち込みによる騒音が発生しない。  →都市部や住宅地などの環境に適しており、周囲への影響を最小限に抑えることができます。   また、部材の組み合わせがシンプルで、迅速に設置・解体することが可能です。   ・作業床の幅が広く、安定性に優れている。  →職人が移動しやすく、作業スピードが向上します。   ・大型の足場をクレーンで一括して吊り上げることができる。  →効率的な作業を可能にします。     デメリット 1. 場所の確保  →設置・保管には広いスペースが必要なため、狭い現場では適さない場合があります。   2. 規格の違い  →日本国内のビティ足場には、「インチサイズ」と「メーターサイズ」の2種類の規格があります。   これらの規格には互換性がない場合があり、部材の追加購入時には現在使用している規格を確認する必要があります。        労働安全衛生法の改正と枠組足場の安全基準 高所からの墜落や転落による労働災害が多発しているため、これを防ぐための対策が強化されました。   具体的には、足場、架設通路、作業構台での墜落防止措置に関する規定が見直され、労働安全衛生規則の一部が改正されています。 この改正規則は、平成21年6月1日から施行されています。     改正のポイント(枠組足場) 1. 作業者の墜落防止措置の充実  交さ筋かい(こうさすじかい)に加え、「下さん(したさん)」、「幅木(はばき)」等の設置が必要になりました。   または、「手すりわく」の設置をすることになります。    目的としては、下部の隙間からの墜落を防止するためとされます。  「下さん」の高さは、15cm~40cmの位置に。    「幅木」の位置は、高さ15㎝以上。         2. 物体の墜落防止措置  工具や材料などの落下防止措置として、「幅木」、「メッシュシート」または「防網」の設置が義務付けられました。     枠組足場を使用する際には、これらの基準を守り、安全で効率的な工事を行うことが求められます。        まとめ この記事では、枠組足場の基本的な情報から、メリット・デメリット、労働安全衛生法の改正ポイントまで詳しく解説しました。 枠組足場は、安定性と作業効率の高さから、多くの修繕現場で採用されています。 一方で、設置にはスペースの制約もあるため、現場に合った選択が重要です。 横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!   修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!     横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2024年11月22日 更新
大規模修繕の豆知識
大規模修繕工事用語~くさび足場~

大規模修繕工事用語~くさび足場~

こんにちは! 修繕プランナー横浜の倉持です。   建物の外壁や屋根に修繕や塗装工事等を行うと足場が必要になりますよね。 ただ、足場工事と言っても、様々な方法があります。 その中でも今回は「くさび緊結式足場(ビケ足場)」についてご紹介します!     くさび足場とは?  正式名称は「くさび緊結式足場」と言います。  足場の中でも最も一般的な足場です。  一定間隔に緊結部を備えた鉄パイプを支柱として、手すりなどを支柱の緊結部にくさびで緊結して骨組み一本一本をハンマーで叩いて組み立てるのが特徴です。   [caption id="attachment_6211" align="alignnone" width="933"] DCP PHOTO[/caption]   ・ビケ足場と呼ばれるわけ  株式会社ダイサンという会社が、1980年に開発したくさび緊結式足場の商品名なのです。  日本初のくさび式足場として建設業界で広く普及したことから、くさび緊結式の足場を総称してこの名称が広く使われているんです。  ビケ足場の名前は、現場の機能性や安全面に寄与したいという願いが込められており、「美形」に由来していると言われています。   くさび足場ができるまで  くさび足場が普及するまでは、足場は丸太で組まれることがほとんどでした。  なので、安全性や作業のしやすさ等多くの問題を抱えていたといいます。  そこに、シンプルな構造で組立や解体がしやすく、安全性や耐久性にも優れるビケ足場の登場により、足場工事の多くの課題が一気に解決されました。    今では、住宅の外壁塗装などを行う場合はほとんどの現場でくさび足場が利用されています。  さらに最近では、住宅だけではなく、アパートやマンションでも短期間の補修工事などに使用されることも増えてきています。   くさび足場のメリット・デメリット  ここで、くさび足場のメリットと、デメリットを見てみましょう。   ・メリット  1. 組立・解体が簡単!    ハンマー1本で設置できることが最大のメリットです。ハンマーを使って手すりや踏板などの部材を打ち込み組み合わせます。    2. どんな形状でも足場が組める!    部材の組み合わせによって建物に合った足場を作ることが可能なため、狭い場所や複雑な形の建物でも足場を組めます。    3. 工期が短い!    メリットの一つ目でも説明した通り、組立・解体が簡単に行えます。    なので、他の足場と比べて作業時間を短縮することができ、工期全体の短縮にもなります。    4. コスト削減ができる!    くさび足場は他の足場に比べコンパクトで軽量なところも特徴です。    なので、少ない人数で運ぶことが出来るので、人件費・運搬費が抑えられます。   ・デメリット  1. 組立時の音が大きい!    くさび足場はハンマーで打ち付けて部材を組み合わせていくので、作業の際に金属音が発生し、騒音になります。    そのため、周辺住民からのクレームが入ることも多いです。周辺住民への挨拶や作業の時間帯など配慮が大切になります。    2. 高層建築には向いていない!    高層建築の足場には、重量や強度がある足場を求められるため、軽量なくさび足場は基本的に適しません。   くさび足場の価格 くさび足場の単価は、取り扱う業者や、住宅の形・場所によって差がありますが、平均800円から1000円前後です。   まとめ 今回はくさび足場の特徴や注意点について解説しました。 足場の種類によって、使用できる場所や設置方法、強度や安定性が異なるため、現場の条件に応じて適切な足場を選ぶことが大切ですね!     横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!   修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!     横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2024年10月4日 更新
大規模修繕の豆知識
大規模修繕工事用語~本足場~

大規模修繕工事用語~本足場~

こんにちは! 修繕プランナー横浜の梅津です。   大規模修繕工事の見積書を見てみると、見慣れない単語がでてくることがあると思います。 今回は直接仮設工事の欄に書かれている「本足場」についてご紹介します!     一側足場と本足場のちがい ・一側足場(ひとかわあしば) 一側足場は、縦方向に設置される支柱が1本だけで、ブラケットを取り付けて足場板を設置する形式の足場です。 この足場は敷地が限られている環境、特に戸建て住宅のような狭い場所でよく使用されます。   一側足場の利点は、設置スペースが限られた場所でも効率的に使用できる点です。 また、支柱の数を減らせるため、資材のコストを抑えることも可能です。 ただし、支柱が少ない分、倒壊防止のために壁つなぎやアンカーなどで強度を補強する必要があります。   手すりがない構造のため、作業者の動きが制約されず、狭い現場での作業がしやすいというメリットがありますが、安全性や安定性では本足場に劣る部分があります。 そのため、高さのある建物や、大規模な建築物では使用が制限されることが多いです。       ・本足場(ほんあしば) 本足場とは、建築物の外壁面に沿って2本の支柱を設置し、その間に作業板を渡して組み立てる足場です。 このタイプの足場は「二側足場(ふたかわあしば)」とも呼ばれ、足場の基本形として広く採用されています。   本足場の最大の特徴は、作業スペースが広く確保できる点です。 2本の支柱が支えることで、安定感が高く、手すりを設置できるため、安全性が向上します。 このため、作業者が安全かつ効率的に作業を行うことが可能です。         本足場の義務化 2024年4月以降、本足場の使用が原則として義務化されました。 今回の義務化は、墜落・転落事故を防ぐことが目的とされています。   -改正内容- 1.一側足場の使用範囲が明確化 幅が1m以上の箇所において足場を使用するときは、原則として本足場を使用する。   2.足場の点検時には点検者の指名が必要 事業者及び注文者が足場の点検を行う場合は、あらかじめ点検者を指名することが必要に。   3.足場の組立て等の後、点検者の指名の記録・保存が必要に 足場の組立て、一部解体、変更等の点検後に、点検者の指名を記録・保存することが必要に。   特殊な状況では例外もあります。 例えば、つり足場を使用する場合や、障害物があるために本足場の設置が困難な場合、一側足場の使用が例外的に認められています。     まとめ 本足場は、安定性と作業性に優れた足場であり、広いスペースが必要な現場に最適です。 一方、一側足場は狭い敷地で効率的に使える足場として、コストやスペースの制約がある場合に活躍します。 両者の特徴を理解し、現場に応じて適切な足場を選ぶことが、安全で効率的な作業に繋がります! 横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!   修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!     横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2024年9月27日 更新
大規模修繕の豆知識
大規模修繕工事用語~ケレン~

大規模修繕工事用語~ケレン~

こんにちは! 修繕プランナー横浜の梅津です。   大規模修繕工事の見積書を見てみると、見慣れない単語がでてくることがあると思います。 今回は塗装工事の欄に書かれている「ケレン」についてご紹介します!     ケレン作業では何をするのか? ケレン作業は、外壁塗装工事における下地処理のことです。 外壁や屋根の古い塗膜や、さび・汚れ、劣化した部分を除去します。   塗装をするときは、いきなり塗料を塗るのではなく下地処理をひと手間いれることが多いんですよ!       ケレンを行う目的 外壁塗装工事におけるケレンは、塗装を長いあいだ美しく保つために欠かせない作業です。 塗料の長寿命化、そして塗装の完成度に直結しています。   塗料を長持ちさせる ケレンによって外壁表面が処理されると、その表面は均一で微細な凹凸が生まれます。   これにより、塗料がしっかりと密着し、均一な仕上がりとなります。   密着性が高まることで、塗膜が外部の影響から守られ、耐久性が向上します。 したがって、ケレンは塗料の密着性を向上させ、外壁の長寿命化につながります。   正しくケレンが行われないと、古い塗膜や汚れが残ってしまいます。 新しい塗料が十分に密着せず、塗料の持ちが悪くなり、劣化が早まる可能性があります。     塗装の完成度 塗料がしっかりと密着した状態でないと、塗装の仕上がりは不均一になります。 また見た目の美しさが損なわれるだけでなく、不均一さが塗膜が剥がれなどの問題につながる可能性があります。         ケレンの種類 1種ケレン 1種ケレンは、主に公共の道路や橋などの公共物の補修において使用される工法の一つです。 これは、腐食やサビが著しく進行した建造物や構造物に対して行われる修復作業です。 一般的には、この種のケレンは一般住宅では行われることが少なく、鉄部や外壁が著しく劣化している場合には、一般に外壁の張り替えなどが行われます。   手法 ブラスト法が一般的に使用されます。 この工法では、機械を使用して研磨剤を塗面に吹き付け、古い塗膜を剥離しながら塗面に傷をつけ、新しい塗料が密着しやすくなるようにします。 この作業は大きな騒音や塗料の飛散などが伴うため、近隣への配慮が必要とされます。   費用 公共工事において採用される1種ケレンの相場は、1平方メートル当たり4,500円から6,000円程度とされています。 2種ケレン 2種ケレンは、1種ケレンと同様に全面の塗料をはがす作業を含みますが、その工法が異なります。 手作業が中心となるため、ブラスト工法に比べて作業効率が低い反面、低い相場価格が特徴です。 2種ケレンも、一般住宅ではあまり使われていません。 この工法は主に公共物のメンテナンスなどに使用されています。   工法の違い 1種ケレンがブラスト工法を使用するのに対し、2種ケレンでは電動工具と手作業によって行われます。 具体的には、電動工具を使って古い塗膜やサビを削り取る作業が主体となります。   相場価格 2種ケレンの相場価格は、1平方メートル当たり1,300円から2,200円程度とされています。 1種ケレンに比べて費用が低い傾向があります。       3種ケレン 3種ケレンは、一般住宅で最も一般的に行われるケレンの一つです。 外壁や屋根に行われます。 汚れのある塗膜のみ除去 3種ケレンでは、劣化していない塗膜である「活膜」を残しつつ、電動工具やワイヤーブラシを使用してサビや汚れのある塗膜を取り除きます。 これにより、外壁などの表面を美しく仕上げつつ、必要な部分だけを補修することが可能です。   使用範囲 3種ケレンは、サビが外壁の5~30%に限定された軽度な損傷に対して使用されることが一般的です。 これにより、全面的な塗り替えよりもコストを抑えながら適切な補修が行えます。   相場価格 1㎡当たりの相場価格としては、500円~1,200円程度になります。 30坪の家の施工面積を120㎡としますと、ケレンにかかる費用は、60,000円~144,000円程になります。       4種ケレン 4種ケレンは、外壁のサビが非常に軽度で、サビの割合が5%以下の場合に使用される補修工法です。 全体を塗り替える必要がない場合に採用されます。   手作業による進行 主に手作業で進められ、サンドペーパーやワイヤーブラシを使用して外壁のサビを取り除きます。 水ぶきなども行い、外壁を清掃し良好な状態を保ちます。   相場価格 4種ケレンの相場価格は、1平方メートル当たり200円から400円程度とされています。 他のケレンに比べて費用が低い傾向があります。   まとめ ケレン作業は、外壁塗装における重要な下地処理で、古い塗膜や汚れを除去して塗料の密着性を高めてくれます。 ケレンには4つの種類があり、外壁の劣化具合に応じて適切な方法を選ぶようにしましょう! 特に3種ケレンは一般住宅でよく使われ、劣化部分のみを除去するためコストを抑えることができます。 横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!   修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!     横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2024年9月20日 更新
大規模修繕の豆知識
マンション大規模修繕のアスベスト対策 後編

マンション大規模修繕のアスベスト対策 後編

こんにちは!修繕プランナー横浜の倉持です。 前回の記事では、「マンション大規模修繕のアスベスト対策」の前半としてアスベストの基礎をご紹介させていただきました。   後半では、この3つのテーマでアスベスト対策を学びましょう!! ・アスベスト事前調査 ・アスベスト除去方法 ・アスベスト調査・除去に関する補助金   アスベストの調査方法から除去方法、さらに補助金について詳しく紹介します。 この記事を読むことで、アスベスト対策の基本的な知識と実際の対応方法が分かり、賃貸アパートやマンションの管理がスムーズに行えるようになりますよ!     1. アスベスト事前調査 まずはアスベストが使用されているかどうかを確認するための調査方法について説明します!!   1.1 アスベスト調査の必要性   ブログの前半でも説明しましたが、アスベストは過去に広く建材として使用されており、特に築20年以上の建物では高い確率でアスベストが含まれている可能性があります。 アスベストを含む建材が劣化すると、健康に害を及ぼす微細な繊維が空気中に飛散するのです。 したがって、まずはアスベストが実在するかどうかを確認することが重要です。     1.2 事前調査(書面調査)   事前調査の第1段階は書面による調査です。 建物の図面や建材の使用記録を確認したり、オーナ様や過去の経緯をよく知る施設管理者や工事業者等の関係者に対するヒアリング等により情報を入手し、アスベストが使用されている可能性のある箇所を特定します。 書面調査は調査対象建築物に関する情報を理解・把握することにより、次の段階である現地での目視調査の効率性を高めるとともに、調査の質を高める重要な工程です!   1.3 事前調査(現地での目視調査)   設計図書や完成図書等の書面はアスベストを含む建材の使用状況に関する情報を完全に網羅しているものではなく、必ずしも建築物の現状を表したものとは限らないことから、原則として現地に赴き目視調査を行うことが必要になります。 ただし、平成18(2006)年9月1日以後に設置の工事に着手した施設の設備に関しては、書面調査の工事着手日を確認することで、アスベストを含む建材が使用されていないと判断できます。   1.4 事前調査(有無の判断)   現地での目視調査を踏まえ、①書面調査との照合、②分析による判定、③アスベストを有りとみなしと取り扱うこと、この3つのどれかでアスベストの有無を判断します。     2. アスベスト除去方法 次にアスベストが有りの場合、どのように除去していくのかご説明します! アスベストのレベルに合わせて5つの工法に分かれます。   2.1 除去工法 (レベル1~3)   アスベストが含まれる資材・建材を下地からすべて取り除き、新たな資材・建材に入れ替える工法です。 専用の機材を使うので、他の工法と比べると費用が高くなるケースが多いです。 メリットとしては、アスベストを完全に除去するため、一回除去してしまえば、改築後はアスベストの管理をしなくて済みます。     2.2 封じ込め工法 (レベル1~3)   既存のアスベストに溶剤を吹き付けて固着・固定化し、大気中へ飛散しないように覆う工法です。 作業時にアスベストの飛散リスクが低いうえ、短時間で作業できます。   2.3 囲い込み工法 (レベル1~3)   アスベストが含まれる資材・建材はそのままにアスベストを含まない建材で覆って密閉することで飛散を防ぐ工法です。   上記の「封じ込め工法」と「囲い込み工法」は、どちらも短時間で作業は終わりますが、アスベストを除去するわけではないので、定期的な検査やメンテナンスといった管理が必要になります。 さらに、将来建物を解体することになった場合には、結局アスベストの除去が必要になってしまうため、注意が必要です。   2.4 隔離方法 (レベル3)   アスベストが含まれている仕上げ塗材などを薬剤によってやわらかくしてから取り除く工法です。 散水をする必要がないため作業後の処理が楽ですが、取り残しがある場合は他の工法との併用が必要になります。   2.5 ウォータージェット工法 (レベル2)   高い水圧の水を噴射し、湿潤化したうえでアスベストを除去する工法です。 隔離工法と似ていますが、薬剤は使わず水のみを使用するので環境への影響も低いと言われています。 ただ、高圧水の設備を使うため費用が高くなる可能性が高いです。     5つの除去する方法をご紹介しましたが、まずは業者さんと相談し、アスベストのレベルに合わせて適切な工法を提案してもらい、検討していくことが大切です。     3. アスベスト調査・除去に関する補助金 アスベストの調査・除去にかかる費用は高額になることがありますが、補助金を利用することで経済的な負担を軽減できます。 神奈川県と横浜市で行われいる制度をご紹介させていただきます。   3.1 神奈川県の制度   神奈川県では、民間建築物の所有者の方などに対して、アスベスト含有調査に要する費用の補助を行っています。   ・対象建築物 平成元年以前に建築確認を得て着工された、アスベストを含んでいる恐れのある吹付材が施工されている、 (1)不特定多数の方が利用する延べ面積300平方メートル以上1000平方メートル未満の建築物 (2)エレベーターがある建築物(エレベーターの昇降路及び機械室に限る) のいずれかに該当し、これまでアスベスト含有調査を実施していない民間建築物。   ・補助額 補助限度額は一棟当たり25万円です。 ただし、含有調査を1検体のみ行う場合の限度額は16万円となります。   3.2 横浜市の制度   横浜市では、多数の方が利用する民間建築物(店舗、事務所、駐車場等)に施工されている吹付アスベストについて、無料の含有調査や、除去等工事に要する費用の補助を行っています。   〇吹付アスベスト含有調査 横浜市が居たくしている専門業者が訪問し、吹付け建材にアスベストが含まれているかどうかを無料で調査します。   〇吹付アスベスト除去等(工事に要する費用の補助) 「吹付アスベスト」または「アスベスト含有吹付ロックウール」について、除去等など対策工事を行う場合に、費用を補助します。   ・対象建築物 多数の方が利用する民間建築物(店舗、事務所、駐車場、工場、倉庫など) 共同住宅の場合は共用部分のみ(機械室なども対象に含みます。) ・対象外 個人の住宅 除却を予定している建築物 吹付建材以外の建材の調査及び除去等(屋根材に使われる形成板、外壁の仕上げ塗材等) アスベスト含有調査の場合で、過去に本事業によりアスベスト含有調査の補助等を受けた建築物と同一敷地内の建築物 アスベスト除去等の場合で、過去に本事業によりアスベスト除去等の補助等を受けた建築物と同一敷地内の建築物 アスベスト除去等又はアスベスト含有調査に関する他の補助を受けている建築物 建築基準法に違反している建築   ・補助額 含有調査は無料。 除去などの対策工事は、費用の2/3(上限300万円)を補助。   ・対象となる除去方法 ①除去工法 ②封じ込め工法   4. まとめ この記事では、アスベストの調査方法、除去方法、補助金について詳しく解説しました。アスベスト問題は放置すると重大な健康被害を引き起こす可能性がありますので、適切な対策を講じることが重要です。 しっかり管理し、安全な住環境を提供することで、住民の皆さんの信頼を得ることにも繋がります。   横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね! 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2024年7月10日 更新
補助金・助成金・ローン大規模修繕の豆知識
マンション大規模修繕のアスベスト対策 前半

マンション大規模修繕のアスベスト対策 前半

こんにちは! 修繕プランナー横浜の倉持です。     築20年を超えた賃貸アパート・マンションの大家さんの皆様、お困りではありませんか? そんな皆様に向けて、前半・後半に分けて「大規模修繕 アスベスト対策」に関する重要な情報をお届けします。     今回は、この3つのテーマでアスベスト対策を基礎から学びましょう!! ・アスベスト問題とは? ・アスベスト含有建材とは? ・アスベスト対策の義務化!   この記事を読むことで、アスベストの基礎から危険性まで理解を深めることができますよ!     1. アスベスト問題とは? 1.1 アスベストとは?   天然に産する繊維状けい酸塩鉱物のことを言い、よく「せきめん」「いしわた」と呼ばれています。   繊維が極めて細いため、熱・摩擦・酸やアルカリにも強く、丈夫で変化しにくいという特性を持ち、安価であることから、ビル等の建築工事においては、保温断熱の目的で天井や外壁に石綿を吹き付ける作業が行われていたり、私たちの身近な工業製品に使用されてきました。   1.2 アスベストが引き起こす危険性   アスベストは、そこにあること自体は問題ではありません。 吹付時等に飛び散ることで空中に飛散した石綿繊維を肺に吸い込んでしまうことが問題なのです。   吸い込んでしまうと約20年から40年の潜伏期間を経た後に、肺がんや中皮腫の病気を引き起こす確率が高いことが明らかになり、現在では製造及び使用が禁止されています。 一方で、それまで産業利用されたアスベストの8割は建材に集中していると言われており、古いビルや建築物の外壁や壁紙・煙突・天井・スレート屋根には、現在も大量にアスベストが残っているのです。 その建物たちが2020年代以降、一斉に耐用年数を迎えます。 今後、解体工事の激増に伴い、アスベスト対策は避けて通ることはできません。   これがアスベスト問題です。   2. アスベスト含有建材とは?   アスベスト含有建材とは、 住宅や倉庫では、外壁・屋根・軒裏等に成形版として、マンションやビルでは、天井・壁の吸音用等に吹付材として使用される建材のうち、                    アスベストの含有量が0.1%(重量比)を超えるものをいいます。   体内へ侵入する原因でもある「発じん性」の程度に応じてレベル1からレベル3までに作業レベルが定められてます。 レベルごとに、アスベストの種類・使用されている場所や対策を解説します!   2.1 レベル1   もっとも飛散性の高い「アスベスト含有吹付材・アスベスト含有耐火被覆材」がレベル1に分類されます。   使用場所は、鉄筋構造の建築物に使用されている柱やはり、エレベーター周り、ビルの機械室、ボイラ室等の天井・壁、立体駐車場の天井・壁など。   作業の際は、周辺への飛散防止として作業場所の隔離を行い、作業する者は防塵マスク・保護衣を適切に身につけなければなりません。   2.2 レベル2   こちらは、「アスベスト含有保温材」がレベル2に分類されます。   使用場所は、ボイラ本体や、建築物の柱・はり・壁・屋根など。   レベル2の建材は、アスベストの密度が濃く、軽いのが特徴なので、作業する際はレベル1と同じ対策が必要です。   2.3 レベル3   最後は、レベル1とレベル2に該当しない「成形板などのアスベスト含有建材・アスベスト含有仕上げ塗材」がレベル3に分類されます。   使用場所は、建築物の屋根・天井・壁・床、ビニール床のタイル、建物の外壁及び内壁など。   レベル3の建材は、アスベストを含む原料を混ぜて、加工して製造するため、密度が高く硬いことが特徴です。 なので、破ったり砕いたりする作業においては防塵マスクが必要になります。     3.アスベスト対策の義務化!   3.1法令による規制   解体工事などにおけるアスベストの事前調査は、2020年に義務化されました。 さらにさまざまな法律の改正により、2022年4月1日以降に着工する解体・補修等の工事では、アスベスト調査結果の報告も義務付けされています。   3.2 調査不要の建物 しかし、アスベストの飛散のリスクがないと判断される場合は、調査不要になるケースもあります。   一つ目が、木材・金属・石・ガラス・畳・電球などのアスベストが含まれていないことが明らかで、除去または取外し時に周囲の材料を損傷させる恐れのない作業。 二つ目が、工事対象に極めて軽微な損傷しか及ぼさない作業。 三つ目が、現存する材料等の除去は行わず、新たな材料を追加するのみの作業。 最後四つ目が、アスベストが使用されていないことが確認されている特定の工作物の解体・改修の作業。   また、以下の場合は調査は必要ですが報告不要な工事となります。 ・解体部分の延床面積が80㎡以下の建築物の解体工事 ・請負金額が税込100万以下の建築物の改修工事   4. まとめ   以上のように、アスベストは健康被害を引き起こす危険な物質であり、国全体で深刻な問題となっており、いくつもの法律で規制されています。 建物のオーナー様方は、定期的なアスベスト調査や除去を行うことで、入居者の安全を確保する責任があります。 ですので、大規模修繕を行う際にはアスベスト対策が欠かせません!   次回は、調査方法や、アスベスト調査・除去で利用できる補助金などもご紹介します!   ぜひ、横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!   修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2024年7月1日 更新
大規模修繕の豆知識
【排水管高圧洗浄】立ち合い率UPのための3つの方法

【排水管高圧洗浄】立ち合い率UPのための3つの方法

こんにちは!修繕プランナー横浜の梅津です。 前回の記事では、「マンション排水管の高圧洗浄の必要性」についてご紹介しました。     しかし、 「不在者が多くて実施率が悪い」 こんなお悩みをもつオーナー様や管理組合の皆様もいらっしゃると思います。   そんな皆さんのために、今回は排水管洗浄を効率よく実施し、立ち合い率を高める方法について詳しく解説します! 1.排水管清掃のお知らせを掲示・ポスティングする 2.口頭で協力依頼をする 3.事前に賃貸借契約書に盛り込む   この記事を読むことで、どのように告知し協力を得るか、事前準備の重要性などがわかりますよ!       1.排水管清掃のお知らせを掲示・ポスティングする 排水管洗浄を効果的に行うためには、事前の告知(1か月以上前がマスト!)が欠かせません。   まず、建物内の目立つ場所にお知らせを掲示することが重要です。 掲示物には、洗浄の日程、必要な準備、排水管洗浄の重要性を明記しましょう。 また、実施しないことで生じるリスクを記すことで、住民の理解を得やすくなります。     ポスティングの重要性 掲示物だけでなく、各戸に直接配布するポスティングも併用すると効果的です。   ポスティングは、住民の方が自宅でじっくりと情報を確認できるため、告知内容の浸透率が高まります。 また、ポスティング物には、掲示物と同様の情報を掲載し、住民の方が質問や不明点を解消できる連絡先を明記しましょう。   下記にサンプルを記載しますので、参考にしてみてください。 高圧洗浄業者から、より詳細な説明事項があれば一緒に投函しましょう。   令和〇年〇月〇日 居住者各位 〇〇マンション管理組合 配水管清掃のお知らせ 平素より、当マンションの管理運営にご協力いただき、誠にありがとうございます。この度、定期的な配水管清掃を以下の日時で実施することとなりましたのでお知らせいたします。 ◆日時: 20〇〇年〇月〇日(〇) 9:00~17:00 ◆各住戸の作業予定時間: ・1階: 9:00~10:30 ・2階: 10:30~12:00 ・3階: 12:00~13:30 ・4階: 13:30~15:00 ・5階: 15:00~16:30 漏水防止のため、階下の部屋より実施いたします。多少の時間差はご了承ください。 ◆作業範囲 台所、洗面、風呂場、洗濯場 ◆お願い ・清掃時に入居者の方は、ご在宅くださるようお願いいたします。 ・台所、洗面台、洗濯パン付近は片づけておいてください。   ご多忙のところ大変恐縮ではございますが、作業予定時間の間は各住戸にお立ち会いいただきますようお願い申し上げます。不在の場合は、作業ができない可能性があり、その結果、配水管の詰まりや故障などの問題が発生する恐れがございます。万が一、配水管清掃を実施しなかったことが原因で事故が発生した場合、賠償責任を負っていただくことになりますので、どうかご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。   なお、やむを得ず不在にされる場合は、事前に管理人までご連絡いただければ、対応方法についてご相談させていただきます。 ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。   ◆お問い合わせ先 管理人室: [管理人の連絡先] Email: [管理人のメールアドレス] 本件に関するご質問やご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。     2.口頭で協力依頼をする 掲示物やポスティングに加え、口頭での協力依頼も効果的です。 管理人や管理組合のメンバーに住民が直接質問できる場をもうけることで、排水管高圧洗浄に対する理解を深める効果があります。   説明会の開催 説明会を開催することで、多くの住民に直接説明を行うことができます。 説明会では、洗浄の具体的な作業内容やその必要性、立ち合いの重要性について詳しく説明しましょう。       個別訪問の効果 特に前回の清掃時に実施ができなかった世帯には、個別訪問が有効です。   個別訪問は、住民一人ひとりに対して丁寧に説明することで、協力を得るチャンスとなります。 清掃の意義や、不在によるリスクを理解してもらいましょう。 前回の記事でリスクについては、紹介していますので参考にしてみてくださいね!       3.事前に賃貸借契約書に盛り込む 排水管洗浄の実施と立ち合いをスムーズに行うためには、事前準備が重要です。 その一環として、賃貸借契約書に排水管洗浄に関する条項を盛り込むこともお勧めです。 これにより、新たに入居する住民の方にも排水管洗浄の重要性を周知することができます。   契約書に盛り込むべき内容 賃貸借契約書には、定期的な排水管洗浄の実施について明記しましょう。   (例)本物件において、全戸一斉に排水管清掃、消防点検、その他建物の維持管理に必要な作業が実施される際、入居者はこれを拒否することができません。万一、これを拒否した場合に生じた損害については、入居者がその責任を負うものとします。   さらに、具体的な実施頻度や、住民が協力すべき事項も記載することで、入居時点から洗浄の必要性を認識してもらえます。 また、立ち合いの重要性についても明記し、協力しもらいやすい環境を整えましょう。     新規入居者への説明 新規入居者には、契約書の内容を説明する際に、排水管洗浄の重要性と協力の必要性を口頭で伝えます。 この時点でしっかりと説明することで、後々のトラブルを防ぎ、スムーズな協力体制を築くことができます。       まとめ 排水管洗浄の立ち合い率を高めるためには、早めの告知、口頭での協力依頼、そして事前の準備が欠かせません。   掲示物やポスティングでの情報提供、 説明会や個別訪問での直接説明、 さらに賃貸借契約書への明記と新規入居者への説明を通じて、住民の理解と協力を得ることができますよ!   横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね! 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2024年5月24日 更新
大規模修繕の豆知識

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株式会社エスワイシー
吉田 俊介

大規模修繕・マンション修繕
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