大規模修繕の豆知識のブログ一覧

マンション大規模修繕のアスベスト対策 後編

マンション大規模修繕のアスベスト対策 後編

こんにちは!修繕プランナー横浜の倉持です。 前回の記事では、「マンション大規模修繕のアスベスト対策」の前半としてアスベストの基礎をご紹介させていただきました。   後半では、この3つのテーマでアスベスト対策を学びましょう!! ・アスベスト事前調査 ・アスベスト除去方法 ・アスベスト調査・除去に関する補助金   アスベストの調査方法から除去方法、さらに補助金について詳しく紹介します。 この記事を読むことで、アスベスト対策の基本的な知識と実際の対応方法が分かり、賃貸アパートやマンションの管理がスムーズに行えるようになりますよ!     1. アスベスト事前調査 まずはアスベストが使用されているかどうかを確認するための調査方法について説明します!!   1.1 アスベスト調査の必要性   ブログの前半でも説明しましたが、アスベストは過去に広く建材として使用されており、特に築20年以上の建物では高い確率でアスベストが含まれている可能性があります。 アスベストを含む建材が劣化すると、健康に害を及ぼす微細な繊維が空気中に飛散するのです。 したがって、まずはアスベストが実在するかどうかを確認することが重要です。     1.2 事前調査(書面調査)   事前調査の第1段階は書面による調査です。 建物の図面や建材の使用記録を確認したり、オーナ様や過去の経緯をよく知る施設管理者や工事業者等の関係者に対するヒアリング等により情報を入手し、アスベストが使用されている可能性のある箇所を特定します。 書面調査は調査対象建築物に関する情報を理解・把握することにより、次の段階である現地での目視調査の効率性を高めるとともに、調査の質を高める重要な工程です!   1.3 事前調査(現地での目視調査)   設計図書や完成図書等の書面はアスベストを含む建材の使用状況に関する情報を完全に網羅しているものではなく、必ずしも建築物の現状を表したものとは限らないことから、原則として現地に赴き目視調査を行うことが必要になります。 ただし、平成18(2006)年9月1日以後に設置の工事に着手した施設の設備に関しては、書面調査の工事着手日を確認することで、アスベストを含む建材が使用されていないと判断できます。   1.4 事前調査(有無の判断)   現地での目視調査を踏まえ、①書面調査との照合、②分析による判定、③アスベストを有りとみなしと取り扱うこと、この3つのどれかでアスベストの有無を判断します。     2. アスベスト除去方法 次にアスベストが有りの場合、どのように除去していくのかご説明します! アスベストのレベルに合わせて5つの工法に分かれます。   2.1 除去工法 (レベル1~3)   アスベストが含まれる資材・建材を下地からすべて取り除き、新たな資材・建材に入れ替える工法です。 専用の機材を使うので、他の工法と比べると費用が高くなるケースが多いです。 メリットとしては、アスベストを完全に除去するため、一回除去してしまえば、改築後はアスベストの管理をしなくて済みます。     2.2 封じ込め工法 (レベル1~3)   既存のアスベストに溶剤を吹き付けて固着・固定化し、大気中へ飛散しないように覆う工法です。 作業時にアスベストの飛散リスクが低いうえ、短時間で作業できます。   2.3 囲い込み工法 (レベル1~3)   アスベストが含まれる資材・建材はそのままにアスベストを含まない建材で覆って密閉することで飛散を防ぐ工法です。   上記の「封じ込め工法」と「囲い込み工法」は、どちらも短時間で作業は終わりますが、アスベストを除去するわけではないので、定期的な検査やメンテナンスといった管理が必要になります。 さらに、将来建物を解体することになった場合には、結局アスベストの除去が必要になってしまうため、注意が必要です。   2.4 隔離方法 (レベル3)   アスベストが含まれている仕上げ塗材などを薬剤によってやわらかくしてから取り除く工法です。 散水をする必要がないため作業後の処理が楽ですが、取り残しがある場合は他の工法との併用が必要になります。   2.5 ウォータージェット工法 (レベル2)   高い水圧の水を噴射し、湿潤化したうえでアスベストを除去する工法です。 隔離工法と似ていますが、薬剤は使わず水のみを使用するので環境への影響も低いと言われています。 ただ、高圧水の設備を使うため費用が高くなる可能性が高いです。     5つの除去する方法をご紹介しましたが、まずは業者さんと相談し、アスベストのレベルに合わせて適切な工法を提案してもらい、検討していくことが大切です。     3. アスベスト調査・除去に関する補助金 アスベストの調査・除去にかかる費用は高額になることがありますが、補助金を利用することで経済的な負担を軽減できます。 神奈川県と横浜市で行われいる制度をご紹介させていただきます。   3.1 神奈川県の制度   神奈川県では、民間建築物の所有者の方などに対して、アスベスト含有調査に要する費用の補助を行っています。   ・対象建築物 平成元年以前に建築確認を得て着工された、アスベストを含んでいる恐れのある吹付材が施工されている、 (1)不特定多数の方が利用する延べ面積300平方メートル以上1000平方メートル未満の建築物 (2)エレベーターがある建築物(エレベーターの昇降路及び機械室に限る) のいずれかに該当し、これまでアスベスト含有調査を実施していない民間建築物。   ・補助額 補助限度額は一棟当たり25万円です。 ただし、含有調査を1検体のみ行う場合の限度額は16万円となります。   3.2 横浜市の制度   横浜市では、多数の方が利用する民間建築物(店舗、事務所、駐車場等)に施工されている吹付アスベストについて、無料の含有調査や、除去等工事に要する費用の補助を行っています。   〇吹付アスベスト含有調査 横浜市が居たくしている専門業者が訪問し、吹付け建材にアスベストが含まれているかどうかを無料で調査します。   〇吹付アスベスト除去等(工事に要する費用の補助) 「吹付アスベスト」または「アスベスト含有吹付ロックウール」について、除去等など対策工事を行う場合に、費用を補助します。   ・対象建築物 多数の方が利用する民間建築物(店舗、事務所、駐車場、工場、倉庫など) 共同住宅の場合は共用部分のみ(機械室なども対象に含みます。) ・対象外 個人の住宅 除却を予定している建築物 吹付建材以外の建材の調査及び除去等(屋根材に使われる形成板、外壁の仕上げ塗材等) アスベスト含有調査の場合で、過去に本事業によりアスベスト含有調査の補助等を受けた建築物と同一敷地内の建築物 アスベスト除去等の場合で、過去に本事業によりアスベスト除去等の補助等を受けた建築物と同一敷地内の建築物 アスベスト除去等又はアスベスト含有調査に関する他の補助を受けている建築物 建築基準法に違反している建築   ・補助額 含有調査は無料。 除去などの対策工事は、費用の2/3(上限300万円)を補助。   ・対象となる除去方法 ①除去工法 ②封じ込め工法   4. まとめ この記事では、アスベストの調査方法、除去方法、補助金について詳しく解説しました。アスベスト問題は放置すると重大な健康被害を引き起こす可能性がありますので、適切な対策を講じることが重要です。 しっかり管理し、安全な住環境を提供することで、住民の皆さんの信頼を得ることにも繋がります。   横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね! 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2024年7月10日 更新
補助金・助成金・ローン大規模修繕の豆知識
マンション大規模修繕のアスベスト対策 前半

マンション大規模修繕のアスベスト対策 前半

こんにちは! 修繕プランナー横浜の倉持です。     築20年を超えた賃貸アパート・マンションの大家さんの皆様、お困りではありませんか? そんな皆様に向けて、前半・後半に分けて「大規模修繕 アスベスト対策」に関する重要な情報をお届けします。     今回は、この3つのテーマでアスベスト対策を基礎から学びましょう!! ・アスベスト問題とは? ・アスベスト含有建材とは? ・アスベスト対策の義務化!   この記事を読むことで、アスベストの基礎から危険性まで理解を深めることができますよ!     1. アスベスト問題とは? 1.1 アスベストとは?   天然に産する繊維状けい酸塩鉱物のことを言い、よく「せきめん」「いしわた」と呼ばれています。   繊維が極めて細いため、熱・摩擦・酸やアルカリにも強く、丈夫で変化しにくいという特性を持ち、安価であることから、ビル等の建築工事においては、保温断熱の目的で天井や外壁に石綿を吹き付ける作業が行われていたり、私たちの身近な工業製品に使用されてきました。   1.2 アスベストが引き起こす危険性   アスベストは、そこにあること自体は問題ではありません。 吹付時等に飛び散ることで空中に飛散した石綿繊維を肺に吸い込んでしまうことが問題なのです。   吸い込んでしまうと約20年から40年の潜伏期間を経た後に、肺がんや中皮腫の病気を引き起こす確率が高いことが明らかになり、現在では製造及び使用が禁止されています。 一方で、それまで産業利用されたアスベストの8割は建材に集中していると言われており、古いビルや建築物の外壁や壁紙・煙突・天井・スレート屋根には、現在も大量にアスベストが残っているのです。 その建物たちが2020年代以降、一斉に耐用年数を迎えます。 今後、解体工事の激増に伴い、アスベスト対策は避けて通ることはできません。   これがアスベスト問題です。   2. アスベスト含有建材とは?   アスベスト含有建材とは、 住宅や倉庫では、外壁・屋根・軒裏等に成形版として、マンションやビルでは、天井・壁の吸音用等に吹付材として使用される建材のうち、                    アスベストの含有量が0.1%(重量比)を超えるものをいいます。   体内へ侵入する原因でもある「発じん性」の程度に応じてレベル1からレベル3までに作業レベルが定められてます。 レベルごとに、アスベストの種類・使用されている場所や対策を解説します!   2.1 レベル1   もっとも飛散性の高い「アスベスト含有吹付材・アスベスト含有耐火被覆材」がレベル1に分類されます。   使用場所は、鉄筋構造の建築物に使用されている柱やはり、エレベーター周り、ビルの機械室、ボイラ室等の天井・壁、立体駐車場の天井・壁など。   作業の際は、周辺への飛散防止として作業場所の隔離を行い、作業する者は防塵マスク・保護衣を適切に身につけなければなりません。   2.2 レベル2   こちらは、「アスベスト含有保温材」がレベル2に分類されます。   使用場所は、ボイラ本体や、建築物の柱・はり・壁・屋根など。   レベル2の建材は、アスベストの密度が濃く、軽いのが特徴なので、作業する際はレベル1と同じ対策が必要です。   2.3 レベル3   最後は、レベル1とレベル2に該当しない「成形板などのアスベスト含有建材・アスベスト含有仕上げ塗材」がレベル3に分類されます。   使用場所は、建築物の屋根・天井・壁・床、ビニール床のタイル、建物の外壁及び内壁など。   レベル3の建材は、アスベストを含む原料を混ぜて、加工して製造するため、密度が高く硬いことが特徴です。 なので、破ったり砕いたりする作業においては防塵マスクが必要になります。     3.アスベスト対策の義務化!   3.1法令による規制   解体工事などにおけるアスベストの事前調査は、2020年に義務化されました。 さらにさまざまな法律の改正により、2022年4月1日以降に着工する解体・補修等の工事では、アスベスト調査結果の報告も義務付けされています。   3.2 調査不要の建物 しかし、アスベストの飛散のリスクがないと判断される場合は、調査不要になるケースもあります。   一つ目が、木材・金属・石・ガラス・畳・電球などのアスベストが含まれていないことが明らかで、除去または取外し時に周囲の材料を損傷させる恐れのない作業。 二つ目が、工事対象に極めて軽微な損傷しか及ぼさない作業。 三つ目が、現存する材料等の除去は行わず、新たな材料を追加するのみの作業。 最後四つ目が、アスベストが使用されていないことが確認されている特定の工作物の解体・改修の作業。   また、以下の場合は調査は必要ですが報告不要な工事となります。 ・解体部分の延床面積が80㎡以下の建築物の解体工事 ・請負金額が税込100万以下の建築物の改修工事   4. まとめ   以上のように、アスベストは健康被害を引き起こす危険な物質であり、国全体で深刻な問題となっており、いくつもの法律で規制されています。 建物のオーナー様方は、定期的なアスベスト調査や除去を行うことで、入居者の安全を確保する責任があります。 ですので、大規模修繕を行う際にはアスベスト対策が欠かせません!   次回は、調査方法や、アスベスト調査・除去で利用できる補助金などもご紹介します!   ぜひ、横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!   修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2024年7月1日 更新
大規模修繕の豆知識
【排水管高圧洗浄】立ち合い率UPのための3つの方法

【排水管高圧洗浄】立ち合い率UPのための3つの方法

こんにちは!修繕プランナー横浜の梅津です。 前回の記事では、「マンション排水管の高圧洗浄の必要性」についてご紹介しました。     しかし、 「不在者が多くて実施率が悪い」 こんなお悩みをもつオーナー様や管理組合の皆様もいらっしゃると思います。   そんな皆さんのために、今回は排水管洗浄を効率よく実施し、立ち合い率を高める方法について詳しく解説します! 1.排水管清掃のお知らせを掲示・ポスティングする 2.口頭で協力依頼をする 3.事前に賃貸借契約書に盛り込む   この記事を読むことで、どのように告知し協力を得るか、事前準備の重要性などがわかりますよ!       1.排水管清掃のお知らせを掲示・ポスティングする 排水管洗浄を効果的に行うためには、事前の告知(1か月以上前がマスト!)が欠かせません。   まず、建物内の目立つ場所にお知らせを掲示することが重要です。 掲示物には、洗浄の日程、必要な準備、排水管洗浄の重要性を明記しましょう。 また、実施しないことで生じるリスクを記すことで、住民の理解を得やすくなります。     ポスティングの重要性 掲示物だけでなく、各戸に直接配布するポスティングも併用すると効果的です。   ポスティングは、住民の方が自宅でじっくりと情報を確認できるため、告知内容の浸透率が高まります。 また、ポスティング物には、掲示物と同様の情報を掲載し、住民の方が質問や不明点を解消できる連絡先を明記しましょう。   下記にサンプルを記載しますので、参考にしてみてください。 高圧洗浄業者から、より詳細な説明事項があれば一緒に投函しましょう。   令和〇年〇月〇日 居住者各位 〇〇マンション管理組合 配水管清掃のお知らせ 平素より、当マンションの管理運営にご協力いただき、誠にありがとうございます。この度、定期的な配水管清掃を以下の日時で実施することとなりましたのでお知らせいたします。 ◆日時: 20〇〇年〇月〇日(〇) 9:00~17:00 ◆各住戸の作業予定時間: ・1階: 9:00~10:30 ・2階: 10:30~12:00 ・3階: 12:00~13:30 ・4階: 13:30~15:00 ・5階: 15:00~16:30 漏水防止のため、階下の部屋より実施いたします。多少の時間差はご了承ください。 ◆作業範囲 台所、洗面、風呂場、洗濯場 ◆お願い ・清掃時に入居者の方は、ご在宅くださるようお願いいたします。 ・台所、洗面台、洗濯パン付近は片づけておいてください。   ご多忙のところ大変恐縮ではございますが、作業予定時間の間は各住戸にお立ち会いいただきますようお願い申し上げます。不在の場合は、作業ができない可能性があり、その結果、配水管の詰まりや故障などの問題が発生する恐れがございます。万が一、配水管清掃を実施しなかったことが原因で事故が発生した場合、賠償責任を負っていただくことになりますので、どうかご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。   なお、やむを得ず不在にされる場合は、事前に管理人までご連絡いただければ、対応方法についてご相談させていただきます。 ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。   ◆お問い合わせ先 管理人室: [管理人の連絡先] Email: [管理人のメールアドレス] 本件に関するご質問やご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。     2.口頭で協力依頼をする 掲示物やポスティングに加え、口頭での協力依頼も効果的です。 管理人や管理組合のメンバーに住民が直接質問できる場をもうけることで、排水管高圧洗浄に対する理解を深める効果があります。   説明会の開催 説明会を開催することで、多くの住民に直接説明を行うことができます。 説明会では、洗浄の具体的な作業内容やその必要性、立ち合いの重要性について詳しく説明しましょう。       個別訪問の効果 特に前回の清掃時に実施ができなかった世帯には、個別訪問が有効です。   個別訪問は、住民一人ひとりに対して丁寧に説明することで、協力を得るチャンスとなります。 清掃の意義や、不在によるリスクを理解してもらいましょう。 前回の記事でリスクについては、紹介していますので参考にしてみてくださいね!       3.事前に賃貸借契約書に盛り込む 排水管洗浄の実施と立ち合いをスムーズに行うためには、事前準備が重要です。 その一環として、賃貸借契約書に排水管洗浄に関する条項を盛り込むこともお勧めです。 これにより、新たに入居する住民の方にも排水管洗浄の重要性を周知することができます。   契約書に盛り込むべき内容 賃貸借契約書には、定期的な排水管洗浄の実施について明記しましょう。   (例)本物件において、全戸一斉に排水管清掃、消防点検、その他建物の維持管理に必要な作業が実施される際、入居者はこれを拒否することができません。万一、これを拒否した場合に生じた損害については、入居者がその責任を負うものとします。   さらに、具体的な実施頻度や、住民が協力すべき事項も記載することで、入居時点から洗浄の必要性を認識してもらえます。 また、立ち合いの重要性についても明記し、協力しもらいやすい環境を整えましょう。     新規入居者への説明 新規入居者には、契約書の内容を説明する際に、排水管洗浄の重要性と協力の必要性を口頭で伝えます。 この時点でしっかりと説明することで、後々のトラブルを防ぎ、スムーズな協力体制を築くことができます。       まとめ 排水管洗浄の立ち合い率を高めるためには、早めの告知、口頭での協力依頼、そして事前の準備が欠かせません。   掲示物やポスティングでの情報提供、 説明会や個別訪問での直接説明、 さらに賃貸借契約書への明記と新規入居者への説明を通じて、住民の理解と協力を得ることができますよ!   横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね! 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2024年5月24日 更新
大規模修繕の豆知識
マンション排水管の高圧洗浄の必要性

マンション排水管の高圧洗浄の必要性

こんにちは!修繕プランナー横浜の梅津です。   マンションのオーナーの皆様、排水管の高圧洗浄についてご存知でしょうか?   今回は「排水管の高圧洗浄」の必要性に関する情報をお伝えします。   この記事を読むことで、 なぜ排水管高圧洗浄が必要なのか、 具体的な作業内容、 そして清掃を怠ると生じるリスクについて理解していただけると思います!        排水管高圧洗浄はなぜ必要か? 排水管が詰まると、水が流れずに不衛生な状態になります。 特に古い建物では、排水管内に汚れや固まった物が溜まりやすく、定期的な清掃が欠かせません。 ここでは、なぜ排水管高圧洗浄が必要なのか、その理由を解説します。     古い建物の排水管は汚れが溜まりやすい!   築20年を超えたアパート・マンションでは、 排水管内に錆や汚れ、そして根の侵入など、様々な問題が発生します。   これらの汚れが放置されると、排水の流れが悪くなり、最悪の場合、詰まりや水漏れなどのトラブルを引き起こします。     健康被害のリスクがある!   排水管内の汚れは雑菌やカビの繁殖源となり、 室内環境の悪化や住民の健康被害を引き起こす可能性があります。   特に食事をする場所や水回りでは、 清潔な環境が求められますので、定期的な排水管清掃は欠かせません。       マンション高圧洗浄の具体的な作業内容 マンションの排水管高圧洗浄は、専門の業者によって行われます。 具体的な作業内容を知ることで、作業の進行や効果を確認しましょう。 下記に一例をあげますので、参考にしてみてください。     1.作業場所の保護 - 作業前に、シートを敷くなど、周囲の家具や床を保護します。   2. 排水口の確認 - キッチン、浴室、洗濯パン、洗面所など、各排水口を確認します。 - 異常がないか、詰まりや汚れが見られるかをチェックします。   2. ファイバースコープ確認 - ファイバースコープを使用して、排水管内の状況を確認します。 - 排水管内を撮影し、詰まりや汚れの位置や状態を把握します。   3. 高圧洗浄作業 - 各排水口から高圧洗浄機を使用して、排水管内を洗浄します。 - 高圧水で汚れや詰まりを除去します。   4. 排水管詰まり除去 - 必要に応じて、ドレンクリーナーを使用して、室内の排水口から作業を行います。 - 手動または機械的に詰まりを取り除きます。   5. ファイバースコープ確認 - 最後にもう一度ファイバースコープを使用して、排水管内の状況を確認します。 - 洗浄後の状態を確認し、問題がなくなったことを確認します。       なぜ階下の部屋から作業するのか?   なぜ階下の部屋から作業するのでしょうか? 理由として、漏水のリスクを抑えることがあります。   高圧洗浄の際には大量の水が使用されます。 階下の部屋から作業を行うことで、汚れや髪の毛が階下の排水管を詰まらせてしまうことを防ぐことができます。   万が一水漏れや汚水の流出が発生してしまい、階下の部屋が被害を受けてしまっても、部屋に被害を及ぼすリスクを最小限に抑えることができます。       排水管清掃を行わないことによるリスク   排水管の定期的な清掃は重要ですが、住民の不在などによって実施ができないケースもあるでしょう。   しかし、清掃をしないことによるリスクも忘れてはなりません。 居住者の方に排水管高圧洗浄の意義を理解してもらい、参加を促しましょう。   以下に、排水管清掃を実施しないことで生じるリスクをご紹介します。     1. 住民間トラブル 上の部屋のトラブルによって、下の階で漏水が生じてしまうこともあります。   マンションの排水管は、全ての居住者で共有されています。   そのため、排水管が詰まると、 その影響は個々の住戸だけにとどまらず、全体に広がる可能性があります。   例えば、自室の排水管清掃を怠った場合、詰まりが他の部屋にまで影響を及ぼし、排水不良や悪臭が発生することがあります。 これにより、居住者同士のトラブルが発生することも考えられます。     2. 健康被害のリスク 排水管内の汚れが増えることで、 室内環境の悪化や住民の健康被害が生じるリスクが高まります。   特に、食事をする場所や水回りでは、清潔な環境が重要です。     3. 清掃費の自己負担 特に排水管の詰まりが発生して個別に清掃を依頼する場合、その費用は自己負担となります。   個別に排水管清掃を依頼すると費用が割高になることがあります。   清掃業者によって料金には差がありますが、おおよその相場は30,000円程度です。 一方で、マンション全体での清掃を実施する場合、 複数の戸数での一括実施となるため、割安に済むことが多いです。   そのため、排水管清掃は可能な限り マンション全体での定期清掃に合わせてもらうようにしましょう。       まとめ 今回は、「マンションの高圧洗浄の必要性」に関する重要な情報をご紹介しました。   たくさんの人が暮らすマンションでは、排水管の汚れや詰まりが発生しやすく、定期的な清掃が欠かせません。 オーナー様が配水管の洗浄を手配する際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。   また、不在がちであったり、部屋にあがってほしくない、 といった理由で立ち入りの清掃を後ろ向きに感じる入居者の方もいるかもしれません。   次回の記事では、どうしたら排水管洗浄の立ち合い率をUPできるかをお伝えします!     横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね! 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!     横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2024年5月17日 更新
大規模修繕の豆知識
マンションの大規模修繕工事でよくあるトラブル例!対策は?

マンションの大規模修繕工事でよくあるトラブル例!対策は?

こんにちは!修繕プランナー横浜の梅津です。   大規模修繕工事を行うにあたって なるべくトラブルは起こしたくありませんよね。     「どんなトラブルが起こりやすいのだろうか、、、?」 オーナーの皆様もよくわかならいことは、不安に感じると思います。     この記事では 工事の準備段階から完了後までに起こりうるトラブル例と、その対応策について紹介します。     一緒に大規模修繕工事のトラブルを未然に防ぎましょう!       大規模修繕工事の準備期間に起こりやすいトラブル 大規模修繕工事の準備段階では、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。 特に修繕業者や入居者との関係といった、 “ 話し合い ” が必要になるケースが多いです。     1. コミュニケーション不足による誤解 マンションの住民やオーナーと工事業者の間でコミュニケーションが不足すると、工事内容やスケジュールに関する誤解が生じてしまいます。   住民にとっては、 バルコニーの使用不可期間や、駐車場の占有など気になる点はたくさんあります。 住民への説明会を開いたり、定期的に情報を共有することで、コミュニケーションのギャップを埋めることが重要です。     2. 見積もりに関する問題 見積もりの内容に不透明な部分があると、予想外の費用が発生することがあります。 見積もりを細かく確認し、不明点は質問するようにしましょう。   複数の修繕業者から見積もりを取ることも、費用の妥当性を確認する上で重要です。 見積のポイントについては過去の記事でも触れていますので、ご参考にしてください。     3. 計画の不備 工事の計画が不十分だと、予期せぬ問題が発生します。 しっかりとした計画を立て、工事の進行をスムーズにするための段取りを整えることが大切です。   計画には、住民の生活への影響を最小限に抑える工夫も含めましょう。     4. 管理組合の意見調整 マンションの管理組合の意見が一致しないと、工事の進行が遅れることがあります。 管理組合内で十分な話し合いを行い、全員の合意を得た上で工事を進めるようにしましょう。       大規模修繕工事の工事中に起こりやすいトラブル 工事中にも、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。 この時期は近隣住民、住居者への配慮が重要になってきます。     1. 騒音や振動によるトラブル 工事中の騒音や振動は、住民にとって大きなストレスとなります。 工事の時間帯を配慮したり、騒音対策を行うことで、住民の生活への影響を最小限に抑えることができます。 事前に住民に対して、工事のスケジュールや対策を説明することも大切です。     2. 安全性の問題 工事中に安全性の問題が生じると、重大な事故につながることがあります。 工事現場の安全対策を徹底し、適切な保護措置を講じることが不可欠です。 また、工事中に住民や通行人の安全を確保するために、工事区域の明確化や誘導などの対策を修繕業者に依頼することも有効でしょう。     3.空き巣の被害 マンションの大規模修繕で足場を設置する際には、空き巣被害のリスクが高まることがあります。 足場は、犯罪者にとって侵入の足がかりとなるため、居住者は防犯対策を強化することが重要です。   まず、窓や玄関の施錠を徹底するよう、住民への繰り返しのアナウンスが必要です。 ・防犯カメラの設置 ・センサーライトの設置 ・透過性のある養生シートの使用 ・腕章などで出入り業者の識別する 上記などの追加対策も有効ですよ!     4. 工事スケジュールの遅延 天候や予期せぬ問題によって、工事のスケジュールが遅れることがあります。   スケジュールの柔軟性を確保し、 住民や管理組合に適時情報を提供することで、遅延によるトラブルを最小限に抑えられます。     5. 近隣住民とのトラブル 工事中は、マンションの住民だけでなく、近隣住民とのトラブルも起こりやすいです。   工事による騒音や交通の影響などを最小限に抑える必要があります。 事前に近隣住民ともコミュニケーションを取り、協力を得ることが重要です。 ・いつから ・どこで ・なんの 工事が行われるかをアナウンスしましょう。       大規模修繕工事の工事後に起こりやすいトラブル 工事が完了しても、トラブルが発生することがあります。   工事後のトラブルは、早めに対処することで大きな問題に発展することを防げます。     1. 仕上がりの不備 工事の仕上がりに不満が出た場合、再度工事を依頼する必要が生じます。 工事が完了したら、必ず仕上がりを確認し、不備があればすぐに業者に連絡して修正を依頼しましょう。   予め、外壁の塗料やタイルなどはサンプルを確認し検討するようにしましょう。     2. 保証期間内の不具合 工事後の一定期間は、保証期間として業者が修理や補修を行う責任があります。 保証期間を確認し、その期間内に問題が生じた場合は、速やかに業者に連絡して修理を依頼してください。   修繕業者によって、保証期間は異なることが多いです。 大規模修繕工事の業者選びのポイントもぜひ、ご確認ください。     3. 住民の不満 工事後に住民の不満が生じることがあります。   工事によって住民の生活環境が改善されるよう、事前に住民の要望を把握し、工事後もフォローアップを行うことが重要です。     4. 漏水などの施工不良 大規模修繕を行って数年しか経過していないにもかかわらず、漏水が発生することがあります。   このような場合、原因として考えられるのは、 コンクリートのひび割れを補修した部分に再びひび割れが生じたこと等が挙げられます。   こうしたケースでは、施工会社の責任が問われることが多いため、施工会社に対応を依頼しましょう。     まとめ   大規模修繕工事は、アパートやマンションのオーナー様にとって大きなイベントです。   準備期間、工事中、工事後に起こりやすいトラブルを把握しておくことで、スムーズな工事を実現できます。   事前に適切な対策を講じ、コミュニケーションを徹底することで、トラブルを最小限に抑え、住民や近隣住民との良好な関係を築くことができます。     横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!   修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!       横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2024年5月10日 更新
大規模修繕の豆知識
見積書がわかる!【外壁塗装工事の全工程】

見積書がわかる!【外壁塗装工事の全工程】

こんにちは! 修繕プランナー横浜の梅津です。   少し前ですが、施工が完了しリニューアルオープンしたお客様にお花を贈らせていただきました。 そろそろクリスマスですが、 たまには自分を労うプレゼントも良いかもしれませんね!       さて本記事では、「外壁塗装の工程」に焦点を当て、その詳細な手順について解説します。 工程を理解することで、工事期間中の注意点や、施工中の進捗の確認に役立ちますよ!   マンションやアパートで行われる外壁塗装工事の工程を、全7ステップで紹介します。           防水工事を同時に行うときなどは、工程の追加等もあるので一例としてご理解ください。         1. 外部足場設置   まず、高所での作業を安全にするために外部足場を設置します。 外部足場設置は、アパートに住む方々にとって一時的な騒音や居住スペースの制約を伴うことがあります。 住人の方の理解と協力が得られるよう、事前に十分な説明と注意喚起が必要です。   また足場の設置は、国家資格(足場の組立て等作業主任者)が必要です。 そのため足場専門の施工業者も出入りすることになります。 ・足場設置の予定期間 ・騒音が出る日 ・駐車場やエレベーターの制約期間 ・出入りする業者   これらの点を、マンション・アパートの居住者にあらかじめ伝えると安心につながります。 もちろん施工業者も近隣挨拶をしますので、協力をしてもらいましょう。       2. 高圧洗浄   外壁塗装工事において、高圧洗浄は欠かせない作業の一環です。 目的は、建物を美しく保つだけでなく、耐候性や耐久性を向上させることです。 外壁塗装工事における高圧洗浄の目的と効果について解説しますね!   高圧洗浄の目的 1. 塗膜の密着性向上 古い汚れや塗膜を効果的に取り除くことで、新しい塗膜の密着性が向上します。 これにより、塗装がより長持ちし、外壁の耐久性が向上します。   2. 表面のクリーニング 外壁は汚れやカビ、藻、花粉などが付着しやすい場所です。 高圧洗浄によってこれらの汚れをしっかりとクリーニングすることで、美しい外観を保つことができます。   3. 下地の整備 外壁の下地が不均一だと、塗料がムラになりやすく、仕上がりに質感が出ません。 高圧洗浄を行うことで、下地を均一に整備し、美しい仕上がりを実現します。         3.養生   塗装前に、塗料やゴミの侵入を防ぐため、塗装を施さない部分を養生シートなどで覆います。 窓や玄関ドア、床、植物など汚れそうな箇所はすべて養生をします。   住民の方は、窓の開閉、エアコン(室外機)の使用が制限されてしまいます。   事前に窓やエアコンの使用可能な時間や時期を確認しておくようにしましょう。 場合によっては、使用を考慮して養生をしてくれることもあります。 ぜひ修繕業者に相談してみましょう。         4. 下地処理   外壁表面を高圧洗浄した後は、下地処理が行われます。 下地処理は外壁材や劣化の状態に応じて異なりますが、主な作業としては補修や補強が挙げられます。   ・クラックの補修:  外壁にひび割れがある場合、これを補修します。  クラックの補修工事については過去の記事にて紹介しているので参考にしてみてくださいね。   ・ケレン(旧塗膜の剥離):  古い塗膜がはがれている場合、これを剥離して新しい塗料の密着をサポートします。   ・下地処理剤の塗布:  下地に密着性を向上させる下地処理剤を塗布します。  これにより、塗料と建物の素材との接着が強化されます。         5. 下塗り、中塗り、上塗り   外壁の下地処理が完了したら、実際の塗装作業が始まります。 一般的には下塗り、中塗り、上塗りの3つの工程が行われます。 また使用する塗料によって工程は変わるため、必ず3度塗装が行われるとは限りません。 「うちの見積もりは中塗りが書いてなかった…!!」としても、心配しなくて大丈夫ですよ!   ・下塗り  下塗りは外壁の表面を整えるために行われます。  下地処理として施工されることもあります。  下塗りに使用する塗料は、下地の状態や塗り替えの履歴に応じて選定しましょう。 ・中塗り  下塗りの塗膜がしっかりと乾燥し、密着しているか確認後中塗りをします。  中塗りは色調の調整や密着性の向上を担います。 ・上塗り  上塗りは外壁の最終仕上げとして、美しい見た目と耐久性を兼ね備えることが目的です。  塗料によって雨風や紫外線から外壁を保護し、耐久性が向上します。         6. 完了検査   すべての塗装が完了したら、施工の品質を確認するための完了検査が行われます。 色の均一性や塗膜の密着など、細かな点まで確認しましょう。   完了検査のポイント 完了検査には施主であるオーナー様の立ち合いが求められます。 この時に気になった点があれば、伝えて手直しをしてもらいましょう。   検査に立ち会わず、外部足場解体後に気になる所がみつかってもすぐに対応をしてもらえない可能性があります。 そのため、完了検査にはできるだけ参加するようにしましょう。         7. 足場解体 塗装が完了し、最終的な検査が終わったら、外部足場が解体されます。   足場の解体には、設置の時と同様に大きな音がでることがあります。 あらかじめ、住民の方に周知しておくと良いでしょう。 修繕業者から保証書などが渡されることがあります。 忘れずに受け取り、保管をしましょう。         おわりに 外壁塗装工程は、外部足場の設置から足場解体までいくつもの手順がありましたね。   なんとなくでも工程がわかっていると、 「大きな音がでるとき」 「窓を開けられない時期」など 住民の方も対応ができますし、工事の進捗状況も把握できます。   見積書の内容の理解にもつながるのでぜひ参考にしてみてくださいね。   横浜市で外壁塗装をお考えのオーナーの皆様、見積もりや塗料選びに悩まれた際は、ぜひ修繕プランナー横浜にご相談くださいね!       横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2023年12月18日 更新
大規模修繕の豆知識
周期は?季節は?外壁塗装工事時期についてのガイドライン

周期は?季節は?外壁塗装工事時期についてのガイドライン

こんにちは! 修繕プランナー横浜の梅津です。   気が付いたら12月も目のまえ、、、! 先日、代表とお付き合いのある方から柿をいただきました!! 今年残り1か月弱も医者いらずで過ごしていきたいですね~。       さて本記事では、外壁塗装工事の「時期についてのガイドライン」についてお伝えします。   大規模修繕工事のガイドラインと一口にいっても、様々な解釈・要点があると思います。   今回は大規模修繕工事や外壁塗装工事を行う年数や、季節的なタイミングが気になる方に向けて 下記の2点について、検討していきますね!   ・外壁塗装(大規模修繕)工事の周期 ・マンションの外壁塗装工事に適した季節       外壁塗装工事のガイドライン 外壁塗装工事を行うべきタイミングっていつでしょうか?   目で見てわかる劣化があれば判断しやすいですが、1つの目安として"12年"があげられます。 (もちろん、12年が義務ではないのでご安心くださいね!!)   これは、国交省のガイドラインを元にして考えられています。       大規模修繕が12年周期とされる4つの理由 外壁塗装工事を含めた、大規模修繕工事は一般的に "12年周期" で行うといわれています。   オーナー様も「なぜ12年?」といった疑問をお持ちかと思います。   理由として、下記の4つをご紹介しますね。   ①国土交通省より 「改修によるマンションの再生手法に関するマニュアル」で記されている。   ②国土交通省より 「長期修繕計画作成ガイドライン」の中で記載がある。   ③建築基準法第8条1項の条文で  新築、改築などから10年が経っている場合、3年以内に外壁の "全面打診調査※" を実施するということが義務付けられている。  ※外壁のタイルと下地の間の隙間の状況を調べるために行われる調査のこと   ④足場の設置費用  外壁の全面打診調査を行うときには、足場を設置しなければならない。  費用削減のため、全面打診調査のタイミングで大規模修繕工事を行うことが多くなる。       国から「12年~15年くらいの周期で行いましょうね」とガイドラインがでていることもあり、"12年" という説が一般的になりました。   以前のブログにも紹介していますので、詳細が知りたい方はぜひご確認ください!         マンション外壁塗装工事の季節はいつが良い? 外壁塗装の際には施工環境も重要です。 天候や風の影響を受けにくい日を選び、周囲の環境にも配慮することで施工のクオリティが向上します!   大規模修繕工事の時期を検討されている方や、外壁塗装に適した季節を確認したい方はぜひご確認ください。       早めの計画が成功の鍵! 外壁塗装工事は季節によって、気象条件に影響を受けます。   ・春 ・秋 この時期が外壁塗装工事に適した季節といえます。   他の季節でも施工はできますが、より計画的に行い、より注意することが必要になります。 そこで関東地方の気候に合わせて、季節ごとの外壁塗装工事の注意点を具体的な事例とともにご紹介しますね!       春は外壁塗装工事のベストシーズン!    春は関東地方では気温が安定し、湿度も適度なため外壁塗装に適しています。   しかし、花粉症の方が多い季節でもあり、花粉が塗膜に付着すると仕上がりに影響を与える可能性があります。 対策として、春先に花粉が舞いやすい関東地方では、徹底的な清掃を行ってもらいましょう! 外壁の下地処理前に清掃を行うことで、花粉の影響を最小限に抑えることができます。       梅雨は要注意!夏は工期がのびやすい 夏は高温多湿の気候のため、塗料が急速に乾燥する反面、気温が高いと塗りムラが生じる可能性があります。   近年では日中の気温が35度を超えることも多いため、適切な塗料の選定と乾燥時間の調整が必要です。 住民の方にとっても工事の期間中、窓の開閉が制限されてしまうので十分な理解が必須になります。   また、梅雨明け後の湿度の高い時期に工事を行う場合は、カビやクラックの防止に湿度対策が必要になります。 梅雨は、施工を避けられる時期であるため、人気のある業者にも比較的頼みやすいという特徴はあります。   台風やお盆休みもあるため、工事が延期や中止になることもあります。 梅雨~夏に行う工事には住民の方とも綿密に打合せを行うようにしましょう。       天候は安定、秋の業者は繁忙期に 秋は関東地方では過ごしやすく、外壁塗装に適した季節です。   しかし、急激な気温の変化に注意が必要です。 例えば、夜間の気温が低い日に外壁塗装を行う場合、昼夜の温度差により塗膜の乾燥が不安定になることがあります。 工事スケジュールを工夫してもらうことで、気温差による影響を最小限に抑えましょう。   夏に比べ施工を行いたい需要が高まるため、思い通りに工期が組めないというケースもでてきます。 塗装工事が決まっているオーナー様は、早めに連絡をとることをお勧めします!       冬は低温と日照時間に注意! 冬は関東地方でも寒冷な季節で、気温が低いと塗料の乾燥が遅れがちです。 日中の気温が5度を下回る冬季に外壁塗装を行う場合、塗装後の硬化が遅れ、耐久性に影響を及ぼす可能性があります。   一方、湿度が低いため晴天の日は塗料の乾燥はしやすい季節ともいえます。   また日照時間が短いため、職人さんの作業時間が短くなりがちです。 日没後の作業には、ムラや塗り残しが生じやすいため他の季節よりも工期が長くなってしまう可能性もあります。         おわりに 大規模修繕工事のガイドラインについて、 「外壁塗装をおこなう時期」という視点でご紹介させていただきました。   内容をまとめますと ・12年周期が1つの目安として一般的である ・春と秋が外壁塗装工事としてはベストシーズン     もちろん、12年を過ぎていても、冬であっても、工事は可能です!   修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!         横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2023年11月28日 更新
大規模修繕の豆知識
大規模修繕工事は減価償却できるのか②

大規模修繕工事は減価償却できるのか②

こんにちは! 大規模修繕工事専門店「修繕プランナー横浜」の吉田です。     私は、涼しくなるとサウナによく行ってます。 おすすめは、金沢八景にある亀遊舘です!     週4回ほどしか営業してないので行ける日が限られちゃうのですが、温度、雰囲気、外気浴とてもよくてお気に入りです♪       ぜひ行ってみてください!!     はじめに 今日は、大規模修繕工事でかかった費用は減価償却できるのか? ということについてお話しします!   先に結論をお話しすると、 大規模修繕工事でかかった費用は減価償却できます!   マンションの大規模修繕工事でかかる高額な費用は、 「資本的支出」と「修繕費」に分けられます。     資本的支出となる場合は、減価償却として処理することが可能です。             大規模修繕費は減価償却できる 大規模修繕工事の会計の計上方法 マンションなどの大規模修繕工事を行うとき、2種類の計上方法があります。   ・「資本的支出」 ・「修繕費」   「資本的支出」 固定資産の価値や耐久性を高める支出のことです。 会計上は固定資産として考え、資産として減価償却期間に毎年計上します。 →減価償却◎     「修繕費」 通常の維持管理、もしくは壊れた部分を元の状態に戻すことを目的とした工事に支出した費用です。 原状回復を目的とした工事の場合が該当します。 修繕費になる場合は全額をその年の経費に計上します。 →減価償却✖️         大規模修繕費用の仕訳判断   自分たちの大規模修繕工事の費用計上は、どちらになるのか…?   資本的支出と修繕費のどちらかに仕訳するのかは、工事の内容によって決まります!   端的にいうと、マンション等の価値を高める工事などは「資本的支出」になります。 一方、「修繕費」は価値を建物の"現状維持"となる工事に当てはまります。   それぞれ詳しく見ていきましょう!     資本的支出となる場合 資本的支出となる基準としては、下記のような要素が必要です。 ・建物の増築や新たな設備の取り付け ・現状とは違う用途での改装 ・より性能を向上させるための部品への取り替え 入居者のニーズに合った新しい設備の導入、防犯性を高める工事なども該当しますよ!     具体的例を挙げると、 ・防水加工工事 ・耐震補強工事 ・外壁塗装への断熱材を追加 ・リフォームや増改築工事 ・バリアフリー化 ・非常階段の設置 ・オール電化への移行   以上のようなものが資本的支出となる大規模修繕工事の例です。       修繕費となる場合 建物の損傷部分の原状回復や、定期的な維持管理を図るために支出した費用が該当します。     具体的例を挙げると、 ・外壁の塗替え ・部分的な防水改修工事 ・雨漏りの修理 ・電球や壊れた備品などの交換 ・外壁のヒビや亀裂の修復   以上のようなものが、修繕費となる工事の例です。       資本的支出と修繕費の判断基準 大規模修繕が資本的支出となる場合、 減価償却として毎年経費計上していくことになります。   大規模修繕工事の費用が、「資本的支出」なのか「修繕費」なのか判断に迷うこともあると思います。   そんな時は、下記のフローチャートで判断してみてください。 下記の条件を満たす場合、「修繕費」として経費計上されることになります。   ・費用が20万円未満である場合は、修繕費として計上。 ・費用が20万円以上であっても、約3年以内の周期で行われる場合は修繕費として計上。 ・判断が難しい場合であっても、費用が60万円未満であるか、修繕する資産の前期末所得価格の10%未満の場合は修繕費として計上。         資本的支出と修繕費のメリット・デメリット 減価償却(資本的支出)ができるかできないかで、ここまで進めてきましたね。     ですが、一概に減価償却がよいとは言えないんです!   状況によっては、「修繕費」で計上したほうが良いケースもあります。   一例としては 【修繕工事の金額が小さく、税務上の優遇が受けられない】 【即時計上することで、財務諸表の健全性を維持しやすい】等があります。   それぞれのメリット・デメリットを確認しましょう!       減価償却(資本的支出)のメリット 減価償却のメリットは、すばり長期間の節税効果があることです!   資本的支出の場合は、工事にかかった費用を資産として計上します。 そして、減価償却の手続きを複数の年度にわたって処理することができます。 減価償却費は経費として認められ、税金の負担を軽減する効果があります。       減価償却(資本的支出)のデメリット 減価償却のデメリットとしては、工事後の即時的な経済的負担が発生することです。     大規模修繕工事のような、大きな契約金額の工事では、 業者に一括でお支払いを頂くことはほとんどありません。   契約金額の数十%を契約時にお支払い頂き、部分金、精算金と数回に分けてお支払いをお願いすることが多いです。 (理由としては、工事を請け負った会社の都合もあります。材料費や職人さんの労務費などは日々発生するためです。)     それでも、減価償却の恩恵をうけられる節税効果と工事金額の支払いにはタイムラグがあります。   そのため、企業の資金繰りに影響を及ぼす可能性があるのです。       修繕費のメリット 減価償却(資本的支出)と異なり、 修繕費で処理する場合は、会計年度内の経費として一括計上をすることができます。   一括で経費として計上できるので、その年度の支払う税金の額を減らすことにつながります。   減価償却とは反対に、 【その年度の即時的な経済的負担が抑えられる】これがメリットと言えるでしょう。       修繕費のデメリット 修繕費のデメリットとしては、法人の場合、銀行等から融資を受けにくくなる可能性があることです。   収入が少ない年度に、修繕費として一括して費用計上をした場合は、銀行などから融資を受けようとしても、営業不振であるととらえられてしまうことがあります。 その結果、融資を断られてしまう可能性が高くなってしまいます。   事業への融資は、会社の業績が良い時に審査が通ることが多いです。 大規模修繕工事にかかった費用を資本的支出として資産に計上し、減価償却費として調整していったほうが、このような場合には有利になることも考えられます。   近い将来に融資を申込む予定がある場合は、減価償却(資本的支出)を選択しておいた方がメリットになります。         おわりに 大規模修繕工事は、工事内容によって減価償却が可能です。   その費用をどのように処理するかは、オーナー様にとっては大きな問題ですよね。   処理方法によっては、節税にもつながります。     これから大規模修繕工事行おうと考えている場合、工事内容、目的を十分考えて行うことが大切になります。 「減価償却を選択したい」のか? 「修繕になってもいいから早期に補修をしたい」のか?     もし、どのようにすればいいか悩んでしまうようでしたら、大規模修繕業者や税理士などのスペシャリストにあらかじめ相談し、適切なアドバイスをもらうようにすると安心です。     もちろん修繕プランナー横浜でも、少しでもお得に、大規模修繕工事を行えるようお手伝いいたします!     ________________________________________________________ 横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 「修繕プランナー横浜」までご相談下さい。 ▼お問い合わせはこちら! 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2023年11月1日 更新
大規模修繕の豆知識
大規模修繕工事は減価償却できるのか①

大規模修繕工事は減価償却できるのか①

こんにちは! 大規模修繕工事専門店「修繕プランナー横浜」の吉田です。 最近、9月にお迎えした猫ちゃんがやっと慣れてきてくれて嬉しいです。   名前は「コアラ」です! たまにブログにコアラの様子も登場させてもらうので、よろしくお願いします!     今日は、大規模修繕工事で発生した費用は 減価償却することが可能かどうかということについてお話ししたいと思います。     マンション経営をされているオーナー様にとって 大規模修繕工事で発生した費用を経費にできるかどうかという点は、節税面でとても重要なポイントになってくると思います。     しかし、減価償却について 具体的に理解されている方はあんまりいないのではないのでしょうか。     私自身も、減価償却という言葉すら簿記を習うまで知らない言葉でしたから、聞き馴染みがある方の方が少ないように感じます。     そのため、「減価償却とは?」という基礎的なお話から、 「大規模修繕工事でかかる費用を減価償却することは可能かどうか」また、「大規模修繕工事で減価償却するメリット・デメリット」についてお話しさせていただきます!     盛りだくさんな内容なので回数分けるかもしれませんが、どうぞお付き合いよろしくお願いします!         減価償却とは?   まず、減価償却とはなんなのか? また、減価償却の目的とは?ということについてお話しします。     減価償却とは、時間の経過や使用による老朽化によって 価値が減少する資産を、使用期間で按分して費用計上する 会計上の手続きのことを言います。   建物や設備、機械などの資産は 取得価額が比較的大きくなりやすいため、 取得時に一括で費用計上してしまうと取得年度の決算を圧迫してしまいます。   そのため減価償却を行い、 長期間にわたって価値を発揮し続ける固定資産について、購入年度にすべての費用を計上することによって起こりうる費用と収益の対応関係の矛盾を防ぎます。     法人に限ったことですが、減価償却は法人税の節税につながります!   法人税は「所得×税率」で算出します。 減価償却で経費計上すると所得が少なくなります。 それに伴い法人税を抑えられるようになるのです。         減価償却の目的とは? 減価償却の主な目的は、 資産の価値の減少を適切に反映し、企業の財務報告を正確かつ公平に行うことです。     固定資産は通常、時間の経過とともに劣化し、価値が減少します。     この価値の減少を数年単位で経費計上することで、 持ち主は資産の実際の価値を正確に把握し、財務諸表を作成することができます。   正確な利益を計算することで、企業は投資家や利害関係者に対して信頼性のある情報を提供することができます。   減価償却は企業の財務透明性を高め、持続可能な経済活動をサポートする役割も果たしているのです。         減価償却ができる資産とできない資産のちがい 減価償却できる資産 減価償却の対象となるのは、時間の経過や使用とともに減少する資産です。   建物、機械、車両などが含まれます。 代表例を下記にあげますね。       減価償却できない資産 減価償却できない資産とは、時間の経過や使用により価値が減少しない資産です。   代表的なもので、土地と美術品類があります。   土地や骨董品などは、時間の経過で価値は変わらないため減価償却は行うことができません。         おわりに   減価償却の概要はつかめたでしょうか? 減価償却が可能になると、経費計上につながり節税ができることがわかりましたね!   気になる、大規模修繕工事は減価償却ができるのか? という点については、次のブログでお話しします!!     横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 「修繕プランナー横浜」までご相談下さい。   ▼お問い合わせはこちら! 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2023年10月28日 更新
大規模修繕の豆知識

私たち修繕プランナー横浜は、横浜市地域密着の大規模修繕・マンション修繕専門店として近隣地域の皆さまに信頼され安心して修繕工事を依頼できる会社作りを目指し、取り組んでおります!

横浜市のお客様から安心して大規模修繕工事をご依頼頂けるよう、地元密着力を活かし迅速な対応をさせて頂きます!
また、大規模修繕専門店のプロとして入居率を上げたい方や建物を長持ちさせたい方、相続を考えられている方などオーナー様のニーズに合わせたご提案をさせて頂きます。
建物診断から修繕のご提案、アフターフォローに至るまでワンストップでオーナー様のお悩みを解決します。

私たち修繕プランナー横浜に関わる全ての方々へ、喜び・感動・安心・満足をご提供していくのを私たち修繕プランナー横浜の使命・理念とし、お客様の笑顔を頂けるのが私たちの最大の喜びと報酬とさせて頂いております。

株式会社エスワイシー
吉田 俊介

大規模修繕・マンション修繕
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