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大規模修繕工事のローンと金利を分かりやすく解説!

大規模修繕工事のローンと金利を分かりやすく解説!

こんにちは! 修繕プランナー横浜の倉持です。   「そろそろ外壁のヒビが気になる」「屋上防水の劣化で雨漏りが…」 賃貸マンションやアパートを所有しているオーナーの方なら、一度は頭を悩ませたことがあるのではないでしょうか。   大規模修繕工事は、建物の資産価値を維持するうえで欠かせない工事です。   しかし、数百万円から数千万円に及ぶ費用がかかるため、現金で一括支払いするのは簡単ではありません。 そのため、修繕費用の一部または全部をローンでまかなうオーナーの方が増えてきているんです。 本記事では、資金計画に悩む個人オーナー様に向けて、ローンや金利についてできるだけわかりやすく解説していきますね!! ・大規模修繕工事にかかる費用の目安   まずは、どのくらい資金が必要になるのか知っておきましょう! 一般的に、鉄筋コンクリート造りのアパート・マンションでは、以下のような修繕項目が想定されます。   工事項目 内容 費用の目安 外壁補修・タイル補修 外壁のクラック補修、再塗装 800~1,500万円 屋上防水 ウレタン防水や、シート防水 200~500万円 鉄部塗装 手すり・階段・扉など 100~300万円 共用廊下・階段の床改修 ノンスリップシート貼りなど 100~300万円 給排水管更新 経年劣化対応 300~1,000万円 エントランス改修・照明LED化 美観・省エネ対策 100~400万円   合計すると、30戸規模でおおよそ2,000万円~3,500万円程度が一般的な相場です。 もちろん建物の構造や築年数、工事内容によって大きく異なります。     ・修繕ローンを利用するオーナーが増えている理由   最近では、自己資金だけで大規模修繕を行うオーナーは減りつつあります。   背景には、以下のような事情があるんです。   ・物価上昇により、修繕費の単価が上がっている ・築20~30年を超える物件が増え、同時期に修繕が集中している ・空室対策・リフォームなど、他の出費も増えている ・金利が依然として低水準にあるため、借入メリットが高い つまり、「今のうちに金利の低い修繕ローンを活用して、建物を長持ちさせる」という考え方が主流になりつつあるのです。   ・修繕ローンの主な種類     大規模修繕に利用できるローンには、いくつかのタイプがあります。 それぞれの特徴を理解し、自分の状況に合ったものを選びましょう。     1.銀行・信金の「アパートローン(修繕資金対応型)」   既にアパートローンを組んでいるオーナー様の場合、追加借入という形で修繕資金を融資してもらえるケースがあります。   ・金利:1.0~2.5%程度(固定・変動あり) ・返済期間:最長15~20年程度 ・特徴:建物評価・賃料収入を基準に審査   アパート経営実績があり、収益性の高い物件なら比較的スムーズに借入が可能です。   2.信用金庫や地銀の「リフォームローン・修繕ローン」   個人事業主扱いで申し込むケースが多く、審査の柔軟性が特徴です。   ・金利:1.5~3.0%前後 ・返済期間:5~15年 ・特徴:担保なしで少額(~1,000万円程度)の借入も可能   地元金融機関と付き合いがあるオーナーは、この方法を選ぶことが多いです。   3.管理組合が利用する「マンション修繕ローン」   分譲マンションの管理組合が対象のため、個人オーナーには直接関係しませんが、複数棟を所有している場合や共用部の修繕では参考になります。   ・金利:0.8~1.8%程度(団体契約金利) ・特徴:大規模な外壁・屋上防水などに適用可能     ・金利の仕組みと選び方のポイント   金利には「固定金利」と「変動金利」があります。 種類 特徴 メリット デメリット 固定金利 借入時の金利が最後まで変わらない 返済額が安定 市場金利が下がっても恩恵無し 変動金利 市場金利に応じて定期的に見直し 金利が下がれば返済額も下がる 上昇すると返済負担が増える   大規模修繕ローンの場合、返済期間が5~15年程度の中期借入が多いため、金利変動の影響も限定的です。   ただし、金利上昇リスクを避けたい方は固定金利型を選ぶのが安心です。     ・審査で重視されるポイント   金融機関は、次のような点を重視して審査します。   1.物件の収益性(家賃収入・入居率) 2.借入残高んと返済比率 3.修繕内容と見積書の妥当性 4.オーナー様の信用情報・資産背景   特に重要なのは、修繕工事の内容が資産価値維持に直結しているかどうかです。 つまり「必要性の高い工事」であるほど、金融機関の理解も得やすくなります。     ・無理のない返済計画を立てるには?   修繕ローンは、あくまで「資産維持のための先行投資」です。 大切なのは、家賃収入の範囲で無理なく返済できる計画を立てること。   たとえば、月30万円の修繕ローン返済を組んだ場合、   ・空室率を下げるためのリフォーム ・築年数に応じた家賃見直し ・保険や維持費の見直し など、収支改善とセットで考えることが重要です。     ・借入以外の資金調達方法との比較   方法 特徴 メリット デメリット 自己資金 手持ち現金で支出 利息不要 手元資金が減る 修繕積立 毎月積み立てておく 計画的に準備できる 長期的な準備が必要 修繕ローン 金利をはらって分割返済 今すぐ工事が可能 金利負担あり 資金に余裕があるなら自己資金を優先すべきですが、工事の先延ばしは劣化を進行させ、結果的に費用を増やすリスクがあります。     ・こんな時はローン活用を検討しよう!   以下のような状況にあてはまる場合、修繕ローンの利用を前向きに検討すべきです。   ・築20年以上で、外壁や屋上防水が明らかに劣化している ・手持ち資金だけでは必要な修繕範囲をカバーできない ・工事を先延ばしにすると入居者の満足度が下がる ・低金利のうちに工事を済ませておきたい   「修繕をするなら今」という判断は、単にお金の問題ではなく、建物価値を守る経営判断でもあります。     ・よくある質問   1.修繕ローンは経費になりますか?   金利部分は「支払利息」として経費計上できます。 元金部分は経費にはなりませんが、修繕工事自体は「修繕費」として計上できる場合があります。 税理士に相談しましょう。   2.個人でも法人名義でも借りられますか?   どちらも可能です。 ただし審査基準や金利が異なり、法人名義のほうが条件が柔軟なこともあります。   3.途中返済や繰り上げ返済はできますか?   多くの金融機関で可能です。 手数料の有無を事前に確認しておきましょう。 ・まとめ 修繕は「支出」ではなく「資産を守る投資」   大規模修繕工事は、確かに大きな出費ですよね。 しかし、それを「費用」としてだけ見るか、「資産価値を守る投資」として捉えるかで結果は大きく変わるんです!   金利が低い今だからこそ、ローンを上手に活用して建物を長寿命化させることが、将来の安定収益につながります。   「資金が足りないから、もう少し先でいいか…」と先延ばしにするよりも、今のタイミングで正しい判断と計画を立てることが、経営者としての一歩先の選択です。   最後に、、、 金融機関の審査や見積書準備には時間がかかります。 「そろそろ修繕時期かな」と感じたら、まずは専門業者に概算見積と資金計画のシミュレーションを依頼してみましょう。   信頼できる施工会社は、ローン相談や金融機関紹介までトータルでサポートしてくれる場合もあります。 焦らず、しかしタイミングを逃さずに、計画的に進めることが成功のカギですね。     横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、 是非この記事を参考にしてくださいね! 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。  横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2025年11月7日 更新
大規模修繕の豆知識
大規模修繕は資産計上?修繕費?減価償却の基準とメリット・デメリット

大規模修繕は資産計上?修繕費?減価償却の基準とメリット・デメリット

こんにちは!修繕プランナー横浜の梅津です。   アパートやマンション経営をしているオーナー様からよくいただくご相談に、「大規模修繕の費用は資産計上しなければならないのか?それとも修繕費で落とせるのか?」 というものがあります。 大規模修繕は数百万円から数千万円規模の出費になるため、会計処理の仕方で節税効果やキャッシュフローに大きな違いが出ます。 本記事では、賃貸オーナーが知っておきたい「資産計上と修繕費の違い」「判断基準」「それぞれのメリット・デメリット」を分かりやすく解説します!     大規模修繕における「修繕費」と「資産計上」の違い 大規模修繕の会計処理は、大きく分けて 「修繕費(経費処理)」と「資産計上(資本的支出)」 があります。 修繕費 → 建物や設備を元の状態に戻すための支出。 → 支出した年度に「経費」として全額計上できる。     資産計上(資本的支出) → 建物の価値を高めたり、耐用年数を延ばすための支出。 → 資産として計上し、法定耐用年数に基づき「減価償却」で少しずつ経費化する。   減価償却とは、建物や設備などの資産を購入・工事した際に、一度に全額を経費にせず、耐用年数に応じて毎年少しずつ経費化していく会計処理です。大規模修繕を資産計上した場合、この減価償却によって経費を分散して計上することになります。       修繕費で処理できる大規模修繕工事の具体例 外壁の塗り直し 防水工事のやり直し 古くなった設備の部品交換 原状回復のための補修  → ポイントは「元の状態に戻す工事」であることです。       資産計上が必要になる大規模修繕工事と減価償却の考え方 外壁を従来より高性能な素材に張り替える エレベーターのリニューアル(全交換) バリアフリー化や耐震補強工事 間取り変更を伴う大規模改修  → 「グレードアップ」「耐用年数延長」「新しい機能追加」に当たる場合は資産計上となります。       税務上の判断基準(法人税法基本通達) 国税庁の通達では、次のように整理されています。 修繕費(経費処理) 維持や原状回復のための修繕 1件あたり60万円未満の工事、または耐用年数10年未満の部品交換は「修繕費」として処理できる特例あり 資本的支出(資産計上) 耐用年数を延ばすもの 価値を増加させるもの 改造・改良・増設にあたるもの       修繕費処理のメリット・デメリット メリット 発生した年に全額を経費計上できるため、節税効果が大きい キャッシュフローの改善につながる 処理がシンプルでわかりやすい     デメリット 大規模修繕の金額が大きいと、その年度の利益が一気に圧縮され、金融機関からの評価に影響する可能性がある 工事の内容によっては税務署から「資産計上すべき」と指摘されるリスクがある       資産計上処理のメリット・デメリット メリット 長期にわたって減価償却するため、利益のブレが小さくなり経営計画を立てやすい 将来の安定した経費計上につながる 税務署から否認されるリスクが低い     デメリット 修繕費と違い、一度に経費にできないため節税効果が分散される 減価償却の管理が必要で、会計処理が複雑になる 実際のキャッシュアウト(工事費の支払い)は一度に発生するため、資金繰りに注意が必要   よくあるケース 外壁塗装・屋上防水 → 修繕費として処理できる場合が多い エレベーター全交換・耐震補強 → 資産計上が必要 屋根の葺き替え(より高性能な材質に変更) → 資産計上される可能性あり  → 曖昧な工事内容の場合は、工事見積書や工事契約書を添えて、税理士と相談するのがベストです。 まとめ 賃貸オーナーにとって、大規模修繕の費用処理は経営に直結する重要なポイントです。 原状回復・維持管理のための工事 → 修繕費で処理可能 耐用年数を延ばす・グレードアップする工事 → 資産計上が必要   賃貸マンション・アパートの大規模修繕は、工事内容によって「修繕費」か「資産計上」に分けられます。 修繕費は即時に全額経費化でき、資産計上は減価償却により長期的に経費化していく処理です。   節税効果を重視するなら修繕費、利益の安定を重視するなら資産計上と減価償却が有利になるケースもあります。 大規模修繕の資産計上や減価償却は、経営に直結する重要な判断です。必ず税理士と相談し、あなたの賃貸経営に最適な方法を選びましょう。 大規模修繕は「建物の価値を守る」だけでなく「会計処理で資産を守る」ことも意識して進めていきましょう。         よくある質問FAQ 大規模修繕の資産計上や修繕費処理については、賃貸オーナー様からもたくさんのご相談をいただきます。 「これは修繕費でいいの?」「資産計上にしたほうが有利?」といった疑問は非常に多いテーマです。 そこで今回は、実際によく寄せられる質問をまとめました。 ぜひ参考にして、ご自身の賃貸経営に役立ててください。 「大規模修繕の費用、全部経費にできる?」 すべてを修繕費にできるわけではありません。外壁塗装や防水工事など「原状回復目的」は修繕費ですが、耐震補強や設備更新のように「建物の価値を高める工事」は資産計上が必要です。   「修繕費と資産計上、判断するのは誰?」  最終的にはオーナーの判断ですが、税務リスクを避けるためには税理士に確認するのが安全策です。見積書や工事内容の説明資料を基に判断しましょう。   「修繕費と資産計上、結局どっちが得?」 節税を重視するなら修繕費、利益の安定を重視するなら資産計上が有利です。オーナーの経営方針や資金繰りによって使い分けましょう。   「修繕費って金額の上限はある?」 上限は明確にはありません。ただし、数千万円規模をすべて修繕費にすると税務署から資産計上を指摘される可能性があります。金額よりも工事の内容が重要です。 「個人オーナーも法人と同じルール?」 はい、基本は同じです。資産計上した工事は、個人でも減価償却が必要です。       関連するよくある質問(FAQ) 「大規模修繕ってローンで借りられる?」 はい。金融機関によって「大規模修繕ローン」「リフォームローン」があります。自己資金だけで賄えない場合は検討の余地ありです。   「工事は一括でやるしかないの?」 いいえ。外壁、防水、設備などを分割して実施することも可能。資金繰りや税務戦略次第で調整できます。   「個人オーナーと法人、どっちが有利?」 法人は赤字繰越ができて計画的、個人は累進課税のため所得が高いほど修繕費処理の節税効果が大きい。状況によって有利不利が変わります。   最後に 大規模修繕は単なる「建物の工事」ではなく、オーナーの経営を左右する会計戦略でもあります。 修繕費と資産計上、それぞれのメリットを活かしながら、あなたの賃貸経営に最適な選択をしていきましょう。   横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140   2025年10月24日 更新
大規模修繕の豆知識
マンション大規模修繕工事のスケジュールを徹底解説!

マンション大規模修繕工事のスケジュールを徹底解説!

こんにちは! 修繕プランナー横浜の倉持です。   マンションの価値を長く維持し、入居者の快適な暮らしを守るために欠かせない「大規模修繕工事」!   いざ、工事を行うとなると、どのくらいの期間が必要で、どんな順序で進むのかイメージが湧きにくい方も多いのではないでしょうか。   今回は、一般的な大規模修繕工事のスケジュールを、準備段階から完成・引渡しまで、詳しく解説していきますね!!       1.計画・調査(着工の約1年前~半年前)   大規模修繕工事は、着工のかなり前から準備が始まります。 いきなり工事が始まるわけではなく、「計画」や「調査」が工事の成否を左右する重要なプロセスです!   ・劣化診断・調査   外壁や屋上防水、鉄部、給排水設備などを専門家が点検し、クラック(ひび割れ)や漏水、塗装の劣化状況を把握します。 従来は打診棒を用いてタイルの浮きを音で確認する「打診調査」が主流でしたが、最近では赤外線カメラで外壁の温度差を測定し、浮きや剥離を発見する調査も広がってきているんです。 さらに、今はドローンを活用して外壁全体を効率的に点検する事例も増えています!   ・修繕内容と工法の検討   「見た目を綺麗にしたい」のか、「耐久性を重視して長持ちさせたい」のか、オーナー様の考えやビジョンによって工事内容や費用は大きく変わってきます。 オーナー様としては、10年先、20年先を見据えて方針を固めることが重要になっていきます!   ・施工会社や設計監理者の選定   相見積もりを取ることは基本ですが、提示された金額だけで比較するのはとても危険です。 「保証内容がしっかりしているか」「過去に似た規模の工事実績があるか」など、長期的な視点で選定する必要があります。   ・予算計画の立案   修繕積立金が不足している場合、金融機関からの借り入れや一時金の徴収が必要になるケースもありますよね。 早めに方向性を固めることで、十問トラブルを防ぐことができます。       この段階でオーナー様や管理組合様がしっかり判断しておくことで、工事開始後のトラブルを防ぐことができます!     2.工事前の準備期間(約2~3カ月前)   工事の具体的な日程が決まり、居住者への案内が始まる時期になります。   ・住民説明会の実施   工事内容や期間、生活上の注意点(洗濯物・騒音・ベランダ利用制限など)を住民の皆様に説明します。 よくある質問は、「工事中も窓を開けられるのか」「エアコンの室外機は使えるのか」「ペットはどうなるのか」など、、、 事前にQ&Aを準備しておくと説明会がスムーズに進みます!   ・情報共有の工夫   工事が始まると毎日状況が変化しますよね。 掲示板やエントランスの掲示に加え、最近ではLINEや専用アプリでお知らせを配信する管理組合も増えてきているようです。 住民の不安を減らし、クレームを未然に防ぐ効果があります。   ・仮設計画   足場や仮囲い、資材置き場の設置場所を検討します。 駐車場やゴミ置き場に影響が出る場合は、代替案を用意して住民に理解を求めることがとても大切になってきます!   ・工事日程の詳細化   雨天や台風などの影響を考慮し、多少の余裕を持たせた計画が望ましいです! 梅雨や台風シーズンを避けて工事を組むケースも多くみられます。       この時期は「オーナー様と居住者様の橋渡し役」としての役割が大きく、情報をしっかり伝えることで、クレームや不安を減らすことができます!     3.工事期間(約3~6か月)   いよいよ着工です! マンションの規模や工事内容によって差はありますが、3~6カ月ほどかけて進められます。   工事の流れ   1.足場設置・養生  建物全体を囲うように足場と防護シートを設置。  落下物対策と同時に、防音・防塵の効果も期待できます。   2.高圧洗浄  外壁や屋上を高圧洗浄機で洗い、汚れやカビを除去。  これを怠ると塗装の密着性が下がるため、仕上がりに直結する重要工程です。   3.下地補修  外壁のひび割れやタイルの浮き、鉄部のサビを補修。  ここを丁寧に行わないと、数年後に再び劣化が進む原因となります。監理者の厳しいチェックが求められる部分です。   4.防水工事  屋上やバルコニー床に防水層を施工。  シート防水、ウレタン防水、アスファルト防水など工法もさまざま。  オーナーとしては「費用と耐久性のバランス」を意識して選択することが大切です。   5.外壁・鉄部塗装  外壁は見た目を美しくするだけでなく、防水性を回復させる目的もあります。  鉄部は錆止めを含めた塗装で長持ちさせます。  塗料選びによって耐用年数が変わるため、事前に比較検討しておくと安心です。   6.検査・仕上げ  中間検査と最終検査を行い、不具合があれば補修します。  塗り残しやシーリングの打ち忘れなど、細かい部分を念入りに確認します。     工事中は住民の不満が溜まりやすい時期、、、 オーナー様としては、迅速な対応と誠実な説明が信頼を得るカギとなります!!     4.工事完了・引渡し   すべての工事が終わると、いよいよ完成・引渡しです!   ・竣工検査   施工会社・設計監理者・管理組合が立ち会い、仕上がりを細かくチェックします。塗装のムラや防水層の不備はこの時に是正されます。   ・足場解体・清掃   足場や仮設物を撤去し、敷地内を清掃。仮設で移動していた設備(ゴミ置場・駐車場など)も元に戻します。   ・工事報告書・保証書の提出   施工内容や使用材料、検査記録がまとめられた工事報告書と保証書が提出されます。次回の修繕計画を立てる際の重要資料になります。       引渡し時には「工事が終わって安心」ではなく、「次に備える」意識が必要です!     5.工事後のフォローと次回への備え   工事が完了してもオーナー様の役割は続きます。   ・アフター点検   1年点検・2年点検で不具合がないかを確認。保証期間中に問題が見つかれば無償で修繕してもらえる場合があります。   ・長期修繕計画の見直し   今回の工事でわかった劣化状況や費用を反映し、今後の修繕計画を更新します。修繕積立金の見直しもこの段階で行います。   ・住民アンケート    「工事中に困ったこと」「良かった対応」などを住民から聞き取り、次回修繕の参考にします。       工事を一度経験すると、そのノウハウは大きな資産になります。 オーナー様としては、この経験を活かして将来の工事に備えることが大切です!   6.まとめ   マンション大規模修繕工事のスケジュールは、 計画・調査に半年〜1年 工事準備に2〜3ヶ月 工事本体に3〜6ヶ月 と、トータルで1年以上にわたる長期プロジェクトです。 オーナー様に求められるのは、 計画段階での冷静な判断力 居住者への丁寧な情報共有 完了後のアフターケア この3点を押さえることで、工事はスムーズに進み、資産価値を守ることにつながりますよ! 横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、 是非この記事を参考にしてくださいね! 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。  横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2025年10月10日 更新
大規模修繕の豆知識
トラブルを防ぐ大規模修繕の進め方|管理組合がやるべき準備とは?

トラブルを防ぐ大規模修繕の進め方|管理組合がやるべき準備とは?

こんにちは!修繕プランナー横浜の梅津です。   「大規模修繕はどの順番で進めればいいの?」 「まず何から始めればいいのか分からない…」と悩む管理組合の方は少なくありません。   実際、進め方を間違えると工事費が数百万円単位で増えるケースや、住民トラブルが発生するケースもあります。   この記事では、管理組合が安心して大規模修繕を進められるように、準備から施工、説明会までの流れを6つのステップで解説します!       大規模修繕の進め方① 修繕委員会の設置|管理組合が最初にやるべき準備 大規模修繕の進め方で最初のステップは、修繕委員会の設置です。   修繕委員会は管理組合の中から選ばれた代表者でつくられるケースが多いです。 代表者だけでなく、リフォームの知識がある方や積極的に参加したい方を加えると、委員会の運営がスムーズになります。   とは言え、修繕委員の成り手不足が問題の組合様も多いと思います。 横浜市では、マンションの組合対象の大規模修繕支援制度がいくつかあります! 無料のものもあるので、ぜひ活用してみてください。 【横浜市】マンション管理組合向け無料支援まとめ|役員不足・運営課題を解決!       大規模修繕の進め方② 劣化診断|外壁・屋上・鉄部の調査と診断方法 次のステップは、建物の劣化診断です。   外壁のひび割れ、屋上防水の劣化、鉄部のサビなどを調査し、数値や写真で現状を確認しましょう。 当社も含め無料で劣化診断をしている修繕業者を、いくつかあたってみるのがおすすめです。   劣化診断を修繕業者に依頼することで、工事の必要性を客観的に説明でき、住民の理解を得やすくなります。 ある築25年のマンションでは、外壁のひび割れが0.2mm以下であったため、補修工事を最小限に抑えることができました。 正確な診断を行わずに大規模な改修を進めてしまうと、不要な費用が数百万円単位で発生することもあります。       大規模修繕の進め方③ アンケート調査|住民の意見を反映して合意形成を進める方法 劣化診断の結果を踏まえたら、居住者へのアンケートを実施することが重要です。   大規模修繕の進め方では、住民の声を反映することで合意形成がスムーズになります。 アンケートで「外壁の美観を重視するか」「共用廊下の床を改修するか」といった具体的な質問を設けると有効ですよ。 実際にアンケートを行った物件では、7割の住民がエントランスの改修を希望したため、優先順位を変更しました。その結果、工事後の住民満足度が高まり、クレームもほとんど発生しなかったと聞いています。       大規模修繕の進め方④ 施工会社の選び方と契約|見積もり比較で失敗しないポイント アンケートの結果を踏まえて工事内容が固まったら、施工会社を選定します。   大規模修繕の進め方では、必ず複数の会社から見積もりを取り、内容を比較検討することが基本です。   例えば、同じ外壁塗装でもシリコン塗料を使うかフッ素塗料を使うかで、耐用年数は5年から15年と大きく変わります。 施工会社の実績や保証内容も確認し、契約条件を明確にすることがトラブル防止につながります。   最安値の見積もりを選んだものの保証期間が短く、結果的に再修繕が早まりコストが増えてしまったというケースもあります。 価格だけではなく長期的な視点で選びましょう。   詳しくは→大規模修繕工事の見積もりを取る際のチェックポイントについてをご覧ください。       大規模修繕の進め方⑤ 居住者説明会の開催|住民トラブルを防ぐ情報共有のコツ 施工会社が決まり契約を結んだら、居住者向けに説明会を開催します。   説明会では工事のスケジュール、騒音や振動、ベランダ使用制限などを丁寧に伝える必要があります。 施工会社に、資料等の協力を依頼するのもよいでしょう。 説明会を行わずに着工した場合、住民からの苦情が集中し、工事が一時中断してしまう可能性もあります。   大規模修繕の進め方の中でも、居住者説明会の開催は非常に重要な項目です。 説明会では、工事内容やスケジュール、騒音・振動の影響、ベランダ使用制限といった住民が不安に感じやすいポイントをしっかり共有する必要があります。 また、説明会で出た質問(質疑応答)については、その場で回答できないものも多く出てきます。そうした内容は必ず記録し、工事が始まる前に施工会社へ確認・問い合わせできるようにスケジュールを組むことが大切です。 事前に回答を住民へフィードバックすることで安心感が高まり、着工後のトラブルやクレームを未然に防ぐことができます。 さらに、1回の説明会だけでなく複数回の開催を検討すると、参加できなかった住民にも情報が行き届きやすく、合意形成もスムーズに進みます。 大規模修繕の説明会は、単なる工事説明ではなく「住民の理解と信頼を得る場」として位置づけましょう。       大規模修繕の進め方⑥ 進める際の注意点|資金計画・防犯・保証確認のチェックリスト 大規模修繕を進める際には、いくつかの注意点があります。 まず、修繕積立金が不足している場合は追加徴収や借入が必要になるため、資金計画を早めに立てることが大切です。   次に、工事中は足場設置に伴い防犯リスクが高まるため、管理組合は居住者に注意喚起を行う必要があります。   さらに、工事後のアフターサービスや保証期間も事前に確認しておきましょう。 これらの注意点を軽視すると、工事後に不具合が発生した際に対応できず、再度費用が発生する恐れがあります。進め方を理解したうえで、長期的な視点から計画を立てることが不可欠です。       まとめ 大規模修繕の進め方は、修繕委員会の設置から始まり、劣化診断、アンケート、施工会社の決定、説明会の開催、注意点の把握という流れで進めるのが基本です。 各ステップを丁寧に行うことで、無駄な費用やトラブルを避け、住民の満足度を高めることができます。   大規模修繕の進め方を理解し、計画的に進めることで資産価値を守ることができます。横浜市で修繕をご検討中の管理組合様は、ぜひお気軽にご相談ください。初回相談・劣化診断は無料で対応しています。 横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!       よくある質問FAQ 大規模修繕は何年ごとに行うべきですか? 一般的には12〜15年ごとに実施するのが目安です。ただし、建物の立地や使用状況によって劣化速度は異なるため、専門家による定期的な診断を受けることが大切です。   大規模修繕の費用はどのくらいかかりますか? 30〜40戸のマンションであれば、外壁塗装や防水工事を含めて4,000万〜6,000万円程度が目安です。工事内容や使用する材料によって金額は大きく変動します。   修繕積立金が不足している場合はどうすれば良いですか? 不足している場合は、一時金の徴収や金融機関からの借入で対応することがあります。また、融資制度等の活用を検討すると良いでしょう。 詳しくは→【管理組合様必見!】大規模修繕で使えるローンとは?をご覧ください。 工事期間中に住民が注意すべきことはありますか? 足場が設置されるため、防犯意識を高めることが必要です。窓の施錠を徹底し、外部からの侵入リスクに備えることをおすすめします。また、騒音や振動の影響もあるため、在宅勤務やペット飼育をしている家庭は生活リズムを調整する工夫が必要です。 横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140   2025年9月19日 更新
大規模修繕の豆知識
マンションの未来を守る! 国交省ガイドラインで賢く備えよう!

マンションの未来を守る! 国交省ガイドラインで賢く備えよう!

こんにちは! 修繕プランナー横浜の倉持です。       マンションに長く住むために、避けて通れないのが「長期修繕計画」と「修繕積立金」の話。   今回は、国土交通省が提供するガイドラインを参考に、その重要性と活用方法を分かりやすく解説します!       〇長期修繕計画って何?   将来の修繕工事を予測し、必要な費用を算出し、毎月の「修繕積立金」を決めるための計画です。   計画期間 : 何年間の修繕計画か? 修繕工事項目 : 具体的にどのような工事を行うか? 修繕周期 : 何年に一度、その工事を行うか? 修繕工事費 : 各工事にかかる費用は? 収支計画 : 修繕積立金の収入と支出のバランスは? 修繕積立金の額 : 月々の積立金額は?        〇国土交通省のガイドラインで何がわかるの?   国土交通省が提供しているガイドラインでは、修繕積立金に関する様々な情報が提供されています。   ・適切な積立金額  築年数や建物の規模、修繕内容に応じた、適切な修繕積立金額の目安が示されています。   ・積立方法 段階的な増額や、長期的な積立計画など、様々な積立方法が提案されています。      ・積立金の活用  修繕費だけではなく、その他の費用(管理費など)への充当についても言及されています。   ・注意点  積立金の不足や、将来の修繕費の高騰リスクなど、注意すべき点も解説されています。     〇ガイドラインの役割   国土交通省のガイドラインは、この長期修繕計画をスムーズに作成するための「お助けツール」です!   ・標準様式  長期修繕計画の基本的なフォーマットを提供し、計画作成を容易にします。   ・基本的な考え方 計画の立て方、積立金の計算方法などを解説しています。   ・合意形成の促進 区分所有者間の情報共有を促し、修繕計画への理解を深め、合意形成を円滑に進めることができます。     〇ガイドラインを参考に、どうすれば良い?   現在の積立金額を確認  自分のマンションの修繕積立金が、ガイドラインで示されている目安と比べて、適切かどうかを確認しましょう。   長期修繕計画の見直し  長期修繕計画に基づき、将来の修繕費用を見積もり、積立金額が不足していないか確認しましょう。必要に応じて、積立金額の見直しを検討しましょう。 積立方法の検討  段階的な増額や、一時的な増額など、様々な方法を検討し、無理のない範囲で積立を行いましょう。     〇まとめ   マンションの長期的な価値を維持し、快適な住環境を守るためには、長期修繕計画と修繕積立金が不可欠です。 国土交通省のガイドラインは、そのための強力なサポートツール! ガイドラインを活用することで、適切な修繕計画を立て、将来の修繕費用を確保し、区分所有者間の合意形成を円滑に進めることができます。   不安なこと、分からないことは、積極的に情報収集し、専門家にも相談しながら、計画的に進めていくことが大切です!   きっと、長く安心して暮らせるマンションライフが実現できるはずです!     横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、 是非この記事を参考にしてくださいね! 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。  横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2025年9月5日 更新
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大規模修繕とは?定義から対象工事・実施時期まで徹底解説

大規模修繕とは?定義から対象工事・実施時期まで徹底解説

こんにちは! 修繕プランナー横浜の梅津です。 「大規模修繕って、そもそも何?」 「自分の物件も対象になるのか知りたい」 そんな疑問をお持ちの大家さん・管理組合の皆様も多いのではないでしょうか? 大規模修繕とは、建物の長寿命化や資産価値を守るために、計画的・定期的に行う重要なメンテナンス工事です。 単なる修理とは違い、建物全体に関わる大規模な施工を伴うのが特徴です。 この記事では、以下のポイントをわかりやすく解説していきます! 大規模修繕の定義とは何か 小規模修繕との違い 該当する工事内容の具体例 実施のタイミングや準備の流れ     この記事を読むことで、「いつ」「何を」「どのように修繕すべきか」が明確になり、将来の修繕計画にも役立ちますよ!         1.大規模修繕の定義とは?【基礎知識】 大規模修繕とは、マンションやアパート全体を対象に、劣化部分をまとめて修繕する工事のことです。 国土交通省の「長期修繕計画ガイドライン」や「マンション標準管理規約」では、「建物の経年劣化に対して、計画的に行う修繕」と定義されています。 たとえば以下のような特徴があります 築10〜15年ごとに実施される 足場を組んで外壁や屋上などを全面的に補修 数百万円〜数千万円の予算規模になることも       大規模修繕と小規模修繕の違いとは? 大規模修繕と小規模修繕は、どちらも建物のメンテナンスに関わる工事ですが、対象範囲や予算、手続きなどが大きく異なります。 以下の表で比較してみましょう。   項目 大規模修繕 小規模修繕 対象範囲 建物全体 一部(共用灯、ドアなど) 工期 数か月単位 数日~1週間 費用規模 数百万〜数千万円 数千円〜数十万円 手続き 総会での承認が必要 管理組合の判断で実施可能         2.どんな工事が「大規模修繕」に該当する? 代表的な大規模修繕の工事内容には以下のものがあります 外壁塗装・タイル補修 屋上・バルコニーの防水工事 共用設備(給排水管・照明・インターホン等)の更新   「工事中の生活が心配…」という方は、こちらの記事もご覧ください。 👉 [大規模修繕工事中に感じる住民のストレスの原因とは?] 👉 [大規模修繕でペットが体調を崩す!?ストレス対策と工事中にできる工夫]     外壁塗装とタイル補修 外壁は日々、紫外線や雨風の影響を受けています。 劣化が進むと美観だけでなく、雨漏りやコンクリートの剥離など、安全性に関わる問題が発生します。   そのため、定期的な塗装やタイル補修は、大規模修繕の重要な工事項目です。 また、ひび割れやタイルの浮きは、高所からの落下リスクにもつながるため、早期対応が求められます。     屋上・バルコニーの防水工事 屋上やバルコニーの防水層も、経年劣化によってひび割れや剥がれが生じやすい部分です。 放置すると、建物内部に雨水が侵入し、鉄筋の腐食や漏水の原因になります。    防水層の改修は、定期的な点検とセットで、大規模修繕で計画的に実施するのが理想的です。     共用設備(給排水管、照明、インターホンなど)の更新 建物の配管や共用照明、インターホンなども、20年を過ぎると故障が頻発します。   特に給排水管は目に見えない部分の劣化が進みやすく、漏水事故のリスクが高まります。         3.大規模修繕の時期と準備方法 1回目の大規模修繕は築12〜15年が目安とされています。 その後は、10〜15年ごとに2回目・3回目と修繕サイクルを組みます。 実施前には「建物診断」を行い、劣化状況を把握し、必要な工事項目や費用を見積もることが重要です。 修繕プランナー横浜では、無料の劣化診断を実施しており、建物ごとの最適なタイミングと内容をご提案しています。       長期修繕計画を立てるメリット 資金の積立がスムーズにできる 将来的な資金不足のリスクが軽減 管理組合や住民への説明責任も果たしやすい   「大規模修繕をしたいけど費用が足りない」とお悩みの方は、こちらの記事を参考にしてください。 👉 [大規模修繕の費用が払えない!?資金不足時の4つの対策とは]       よくある質問(FAQ) Q1. 大規模修繕とはどんな工事? 外壁補修、屋上防水、共用設備更新など、建物全体を対象に行う計画的な修繕工事です。 Q2. 大規模修繕のタイミングは? 一般的に1回目は築12~15年、2回目は築25~30年が目安とされています。 Q3. 修繕の流れは? 建物診断 → 修繕計画の立案 → 見積もり・業者選定 → 工事着手、の流れで進めるのが一般的です。 Q4. 施工会社の選び方は? 建物診断から工事完了まで一貫して対応できる実績のある会社に依頼するのが安心です。複数社から相見積もりを取るのがポイントです。       まとめ|大規模修繕の定義を正しく理解し、将来に備えよう 大規模修繕とは、建物全体の価値と安全性を維持するために、定期的に行う重要な工事です。 小さな修理との違いや、どんな工事が該当するのかを正しく知ることで、準備や予算立てもスムーズに進められます。 修繕プランナー横浜では、劣化診断から修繕計画のご相談まで無料でサポートしています。 「うちの物件もそろそろかな?」と感じたら、まずはお気軽にご相談ください! 横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140   2025年8月29日 更新
大規模修繕の豆知識
瑕疵保険はどのような工事が対象になる? 「瑕疵保険対応業者」を選ぶ際のポイントは?

瑕疵保険はどのような工事が対象になる? 「瑕疵保険対応業者」を選ぶ際のポイントは?

こんにちは! 修繕プランナー横浜の倉持です。       マンションの大規模修繕を控えている管理組合の皆さま、施工業者選びは順調ですか? 先月の記事で「瑕疵保険(かしほけん)」の仕組みについてお話ししましたが、 今回はその続きとして、保険の内容についてと、瑕疵保険に対応している“信頼できる施工業者の選び方”について具体的に解説します。       〇保険の対象になる工事って?   瑕疵保険で対象になるのは、主に以下のようなマンションの共用部分です。   外壁の塗装やタイル 屋上やバルコニーなどの防水設備 水道・ガス・電気といったインフラ設備 手すりなどの共用設備 耐震設備     下記のようなものは対象外になります。   地震や台風など自然災害によるもの 火災による損傷 ネズミなどによる破損 第三者(通行人や車など)への損害賠償 内装リフォーム 植栽、駐車場舗装   また、補修費用が10万円以下だと免責になってしまう点も注意です。   〇保険期間はどのくらい?   対象部分 保険期間 構造部分・防水・配管設備など 5年間 手すりなどの共用安全設備 2年間     〇保険金の支払額はどう決まる?   基本的な計算式はこちらです。   保険金 =(修補費用等 − 10万円)× 80%   ですが… 施工会社が倒産した場合には、100%の金額が保険金として支払われます。 管理組合としては、これが大きな安心材料になりますね!     〇瑕疵保険対応業者を選ぶポイントとは?   1. まずは「登録事業者」であることを確認!   瑕疵保険に加入できる施工業者は、国土交通大臣または保険法人に登録された「登録事業者」だけです。 保険に入らずに工事をしても、後からトラブルがあった場合に保険金が出ません。   【チェックポイント】 保険法人(JIOやハウスジーメンなど)の公式サイトで登録事業者リストを確認する 登録証明書の提示を業者に求める     2. 見積もり・契約書に「瑕疵保険加入」の明記を必ず!   契約前に、見積もり書や契約書に「瑕疵保険加入済み」または「瑕疵保険加入予定」と明記されているかを必ずチェックしましょう。     3. 施工実績と評判も忘れずに!   瑕疵保険に対応していても、施工の質やアフターフォローが悪ければ意味がありません。 実績や評判を調べることも大切です。     〇まとめ   登録業者は「優良業者」の証かもしれません。   瑕疵保険の事業者登録を維持するには、保険料の支払いや毎年の更新など、一定の経済力と信頼性が必要です。   つまり、瑕疵保険対応業者を選ぶことは「安心」を買うこと。   だからこそ、瑕疵保険に対応した登録事業者であるかどうかを必ず確認し、信頼できる業者を選ぶことがトラブル回避の第一歩。   施工ミスや業者倒産など、万が一の事態でも保険で補償される安心感は、管理組合や住民にとって何より大きなメリットです。     横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、 是非この記事を参考にしてくださいね! 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。  横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2025年8月8日 更新
補助金・助成金・ローン価格・費用
大規模修繕で網戸が外されたら?網戸の代わりに使えるグッズと注意点

大規模修繕で網戸が外されたら?網戸の代わりに使えるグッズと注意点

  こんにちは! 修繕プランナー横浜の梅津です。   マンションやアパートで大規模修繕工事が始まると、入居者の方からよくいただくのがこんな質問です。 「網戸が外されると聞きましたが、虫が入ってくるのでは?」 「代わりになるものはありますか?」 以前のブログでも少し触れましたが、工事期間中は網戸の取り外しが必要になるケースがほとんどです。とはいえ、網戸がない生活はなかなかストレスですよね。 そこで今回は、大規模修繕で網戸を外す理由や、代わりになる便利なアイテム、選ぶ際の注意点などを分かりやすくご紹介します!       1. なぜ大規模修繕で網戸を外すのか? 大規模修繕では、外壁塗装、防水工事、足場設置などが行われるため、以下の理由から網戸の取り外しが求められます。 安全確保:足場の組み立てや作業員の移動中に網戸が破損したり、落下したりする恐れがあるため。 作業効率の向上:外壁作業の際、網戸があると塗装やシーリングの妨げになるため。 汚れ防止:工事中のホコリや塗料の飛散で網戸が汚れてしまうリスクがあるため。     そのため、原則としてすべての住戸で網戸は一時的に外されることになります。     2. 窓を開けられない期間の過ごし方 工事内容によっては、一時的に窓の開閉を制限されることもあります。この期間中は、以下のような工夫で快適に過ごしましょう。 エアコンやサーキュレーターを活用 別の方角の窓を開ける(工事の影響が少ない面) 空気清浄機を使って室内の空気をきれいに保つ   なお、今回ご紹介する代用品は、「窓の開閉が可能な時間帯」に使うことを前提としています。 工事業者から開閉禁止の指示がある時間帯は、無理に窓を開けないよう注意してください。       3. 網戸の代わりに使えるおすすめアイテム 網戸が使えない間、虫の侵入や視線対策として役立つ代用品をご紹介します。   ①簡易網戸(マジックテープ、マグネット式) 玄関用としても人気ですが、最近では窓用の簡易網戸も増えています。 マジックテープやマグネットで簡単に装着できるので、賃貸住宅でも安心して使えます。 メリット:手軽に取り付け可能、安価、通気性がある デメリット:風でめくれやすい、耐久性が低め     ②目隠し用のウィンドウフィルム 透明感を保ちつつ外からの視線を遮れるフィルムです。貼るだけなので施工も簡単。 虫除け効果はありませんが、プライバシー保護に優れています。 メリット:室内が暗くならない、見た目もスッキリ デメリット:虫は防げない     ③防虫ネット付きカーテン カーテンレールに吊るすタイプの防虫ネットカーテンも人気です。 小さなお子様やペットがいる家庭でも安心して使えるアイテムです。 メリット:見た目が良く、通気性も確保できる デメリット:開け閉めがやや面倒、サイズ調整が必要     設置時の注意点 設置は室内側に!(外側に設置すると工事の邪魔になります) 窓枠を清掃してから貼る(粘着力がアップ) サイズを正確に測る(特に簡易網戸はぴったりが重要)       4. 代用品を使う際の注意点とデメリット 一時的な代用品とはいえ、網戸と同等の機能や耐久性を期待することは難しい場面もあります。 ここでは主なデメリットと使用上の注意点を解説します。   ● 耐久性は本物の網戸に劣る マジックテープや軽素材の簡易網戸は、風雨や直射日光で劣化しやすく、長期間の使用には向きません。 ● 防犯面に不安あり 多くの代用品は施錠機能がないため、特に1階や低層階では使用中の窓の開放に注意が必要です。     ● 高温・湿気への対策も必要 通気を確保したくて代用品を使うことは多いですが、湿気がこもることでカビや結露の原因になることも。定期的な換気と除湿も忘れずに。     5.よくある質問(FAQ) ここまで、大規模修繕中に網戸が使えないときの対策や代用品についてご紹介してきました。 とはいえ、実際に「これって使っても大丈夫?」「窓はいつ開けられるの?」など、気になることがいろいろ出てきますよね。 そこで最後に、大規模修繕中の「網戸の代わり」に関するよくある質問をまとめました。 不安や疑問の解消に、ぜひお役立てください! 工事が終わったら自分で網戸を戻す必要がありますか? → 業者側で戻してくれることもありますが、運搬費などが発生します。 事前説明会や契約前の打合せで修繕業者と確認をしましょう。 網戸の代用品は100円ショップでも買えますか? → はい、簡易的な虫除けネットなどは販売されていますが、耐久性や機能性は価格相応です。 数週間の使用であれば十分役立つケースもあります。 ペットがいるのですが、安全な代用品はありますか? → 破れにくいメッシュ素材の防虫ネットカーテンや、突っ張り棒で固定できる安全な仕切りがオススメです。       まとめ|大規模修繕中でも快適に過ごすために 大規模修繕で網戸が外されるのは一時的ですが、虫の侵入や視線のストレスを感じやすい期間でもあります。 今回ご紹介した代用品を活用すれば、工事期間中も快適な住環境を維持することが可能です。 とはいえ、選ぶアイテムによっては安全面や耐久性に注意が必要です。 用途や生活スタイルに合わせて、無理のない範囲で取り入れてみてください。     修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!! 横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140   2025年7月18日 更新
大規模修繕の豆知識
意外と知らない「大規模修繕瑕疵保険」のしくみとは?

意外と知らない「大規模修繕瑕疵保険」のしくみとは?

こんにちは! 修繕プランナー横浜の倉持です。     今回は、マンションの大規模修繕工事を検討されている方に知っておいてほしい   「大規模修繕瑕疵保険」について、わかりやすくまとめてみました!     〇そもそも「瑕疵保険」ってなに?   「瑕疵(かし)」という言葉、あまり聞き慣れないかもしれませんが、簡単に言えば工事の不具合や欠陥のことです。     大規模修繕工事が完了した後に、「せっかく工事したのに、すぐに雨漏りが発生した」とか、   「外壁の塗装が数年で剝がれてしまった」など、工事の不具合(=瑕疵)が発覚することがあります。     特に施工ミスや材料の不良による欠陥は、目に見えにくく、住民の安全や建物の寿命に大きく影響します。     そんなときに備えるための制度が、「瑕疵保険(かしほけん)」です。   リフォームや中古住宅売買の場面ではおなじみですが、2009年からは大規模修繕工事にも対応する瑕疵保険が登場しました。     〇瑕疵保険が使えると、なにがいいの?   瑕疵保険には、工事会社の保証とはちがう4つの大きなメリットがあります。   1. 万が一の「倒産」にも対応できる   工事会社が倒産したら、普通の保証は意味がなくなってしまいます。     しかし、瑕疵保険に入っていれば、工事会社が補修できなくなっても、   管理組合が保険金を請求して補修費用に充てられることができるのです。     これは本当に大きな安心材料ですね!     2. 「第三者のチェック」が入る!   瑕疵保険を使うには、工事前と工事後に第三者の建築士などによる検査を受ける必要があります。     つまり、手抜き工事や見えないミスも中立的なプロがしっかり確認してくれます。     これは管理組合側としても、とても心強いポイントだと思います。     3. 瑕疵が見つかっても工事がスムーズに進む!   施工会社にとって、無償補修は負担が大きいので、対応が後回しになりがち。   でも瑕疵保険に加入していれば、保険会社が工事費を補償してくれるので、   施工会社もサッと対応しやすくなります。     4. 実は、管理組合の負担は“ゼロ”!   ここ、意外と知られていませんが…   瑕疵保険の加入手続きや費用負担は、施工業者側が行うものです!   つまり、「費用は施工会社が持つ → 管理組合はタダで安心を得られる」ということ。     〇まとめ   大規模修繕は、マンションにとって一大イベント。   だからこそ、「施工ミスがあったらどうしよう」「業者が責任を取れなくなったら…」という不安を、   瑕疵保険で少しでも減らしておくことはとても大切です。     第三者の目と、万が一への備え。 この2つがあるだけでも、管理組合としての安心感は格段に違ってくるはず。     来月は、「どのような工事が対象になるのか」や、「業者選びのポイント」などをご紹介いたしますね!     横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、 是非この記事を参考にしてくださいね! 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。  横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2025年7月4日 更新
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株式会社エスワイシー
吉田 俊介

大規模修繕・マンション修繕
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