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大規模修繕とは?定義から対象工事・実施時期まで徹底解説

大規模修繕とは?定義から対象工事・実施時期まで徹底解説

こんにちは! 修繕プランナー横浜の梅津です。 「大規模修繕って、そもそも何?」 「自分の物件も対象になるのか知りたい」 そんな疑問をお持ちの大家さん・管理組合の皆様も多いのではないでしょうか? 大規模修繕とは、建物の長寿命化や資産価値を守るために、計画的・定期的に行う重要なメンテナンス工事です。 単なる修理とは違い、建物全体に関わる大規模な施工を伴うのが特徴です。 この記事では、以下のポイントをわかりやすく解説していきます! 大規模修繕の定義とは何か 小規模修繕との違い 該当する工事内容の具体例 実施のタイミングや準備の流れ     この記事を読むことで、「いつ」「何を」「どのように修繕すべきか」が明確になり、将来の修繕計画にも役立ちますよ!         1.大規模修繕の定義とは?【基礎知識】 大規模修繕とは、マンションやアパート全体を対象に、劣化部分をまとめて修繕する工事のことです。 国土交通省の「長期修繕計画ガイドライン」や「マンション標準管理規約」では、「建物の経年劣化に対して、計画的に行う修繕」と定義されています。 たとえば以下のような特徴があります 築10〜15年ごとに実施される 足場を組んで外壁や屋上などを全面的に補修 数百万円〜数千万円の予算規模になることも       大規模修繕と小規模修繕の違いとは? 大規模修繕と小規模修繕は、どちらも建物のメンテナンスに関わる工事ですが、対象範囲や予算、手続きなどが大きく異なります。 以下の表で比較してみましょう。   項目 大規模修繕 小規模修繕 対象範囲 建物全体 一部(共用灯、ドアなど) 工期 数か月単位 数日~1週間 費用規模 数百万〜数千万円 数千円〜数十万円 手続き 総会での承認が必要 管理組合の判断で実施可能         2.どんな工事が「大規模修繕」に該当する? 代表的な大規模修繕の工事内容には以下のものがあります 外壁塗装・タイル補修 屋上・バルコニーの防水工事 共用設備(給排水管・照明・インターホン等)の更新   「工事中の生活が心配…」という方は、こちらの記事もご覧ください。 👉 [大規模修繕工事中に感じる住民のストレスの原因とは?] 👉 [大規模修繕でペットが体調を崩す!?ストレス対策と工事中にできる工夫]     外壁塗装とタイル補修 外壁は日々、紫外線や雨風の影響を受けています。 劣化が進むと美観だけでなく、雨漏りやコンクリートの剥離など、安全性に関わる問題が発生します。   そのため、定期的な塗装やタイル補修は、大規模修繕の重要な工事項目です。 また、ひび割れやタイルの浮きは、高所からの落下リスクにもつながるため、早期対応が求められます。     屋上・バルコニーの防水工事 屋上やバルコニーの防水層も、経年劣化によってひび割れや剥がれが生じやすい部分です。 放置すると、建物内部に雨水が侵入し、鉄筋の腐食や漏水の原因になります。    防水層の改修は、定期的な点検とセットで、大規模修繕で計画的に実施するのが理想的です。     共用設備(給排水管、照明、インターホンなど)の更新 建物の配管や共用照明、インターホンなども、20年を過ぎると故障が頻発します。   特に給排水管は目に見えない部分の劣化が進みやすく、漏水事故のリスクが高まります。         3.大規模修繕の時期と準備方法 1回目の大規模修繕は築12〜15年が目安とされています。 その後は、10〜15年ごとに2回目・3回目と修繕サイクルを組みます。 実施前には「建物診断」を行い、劣化状況を把握し、必要な工事項目や費用を見積もることが重要です。 修繕プランナー横浜では、無料の劣化診断を実施しており、建物ごとの最適なタイミングと内容をご提案しています。       長期修繕計画を立てるメリット 資金の積立がスムーズにできる 将来的な資金不足のリスクが軽減 管理組合や住民への説明責任も果たしやすい   「大規模修繕をしたいけど費用が足りない」とお悩みの方は、こちらの記事を参考にしてください。 👉 [大規模修繕の費用が払えない!?資金不足時の4つの対策とは]       よくある質問(FAQ) Q1. 大規模修繕とはどんな工事? 外壁補修、屋上防水、共用設備更新など、建物全体を対象に行う計画的な修繕工事です。 Q2. 大規模修繕のタイミングは? 一般的に1回目は築12~15年、2回目は築25~30年が目安とされています。 Q3. 修繕の流れは? 建物診断 → 修繕計画の立案 → 見積もり・業者選定 → 工事着手、の流れで進めるのが一般的です。 Q4. 施工会社の選び方は? 建物診断から工事完了まで一貫して対応できる実績のある会社に依頼するのが安心です。複数社から相見積もりを取るのがポイントです。       まとめ|大規模修繕の定義を正しく理解し、将来に備えよう 大規模修繕とは、建物全体の価値と安全性を維持するために、定期的に行う重要な工事です。 小さな修理との違いや、どんな工事が該当するのかを正しく知ることで、準備や予算立てもスムーズに進められます。 修繕プランナー横浜では、劣化診断から修繕計画のご相談まで無料でサポートしています。 「うちの物件もそろそろかな?」と感じたら、まずはお気軽にご相談ください! 横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140   2025年8月29日 更新
大規模修繕の豆知識
瑕疵保険はどのような工事が対象になる? 「瑕疵保険対応業者」を選ぶ際のポイントは?

瑕疵保険はどのような工事が対象になる? 「瑕疵保険対応業者」を選ぶ際のポイントは?

こんにちは! 修繕プランナー横浜の倉持です。       マンションの大規模修繕を控えている管理組合の皆さま、施工業者選びは順調ですか? 先月の記事で「瑕疵保険(かしほけん)」の仕組みについてお話ししましたが、 今回はその続きとして、保険の内容についてと、瑕疵保険に対応している“信頼できる施工業者の選び方”について具体的に解説します。       〇保険の対象になる工事って?   瑕疵保険で対象になるのは、主に以下のようなマンションの共用部分です。   外壁の塗装やタイル 屋上やバルコニーなどの防水設備 水道・ガス・電気といったインフラ設備 手すりなどの共用設備 耐震設備     下記のようなものは対象外になります。   地震や台風など自然災害によるもの 火災による損傷 ネズミなどによる破損 第三者(通行人や車など)への損害賠償 内装リフォーム 植栽、駐車場舗装   また、補修費用が10万円以下だと免責になってしまう点も注意です。   〇保険期間はどのくらい?   対象部分 保険期間 構造部分・防水・配管設備など 5年間 手すりなどの共用安全設備 2年間     〇保険金の支払額はどう決まる?   基本的な計算式はこちらです。   保険金 =(修補費用等 − 10万円)× 80%   ですが… 施工会社が倒産した場合には、100%の金額が保険金として支払われます。 管理組合としては、これが大きな安心材料になりますね!     〇瑕疵保険対応業者を選ぶポイントとは?   1. まずは「登録事業者」であることを確認!   瑕疵保険に加入できる施工業者は、国土交通大臣または保険法人に登録された「登録事業者」だけです。 保険に入らずに工事をしても、後からトラブルがあった場合に保険金が出ません。   【チェックポイント】 保険法人(JIOやハウスジーメンなど)の公式サイトで登録事業者リストを確認する 登録証明書の提示を業者に求める     2. 見積もり・契約書に「瑕疵保険加入」の明記を必ず!   契約前に、見積もり書や契約書に「瑕疵保険加入済み」または「瑕疵保険加入予定」と明記されているかを必ずチェックしましょう。     3. 施工実績と評判も忘れずに!   瑕疵保険に対応していても、施工の質やアフターフォローが悪ければ意味がありません。 実績や評判を調べることも大切です。     〇まとめ   登録業者は「優良業者」の証かもしれません。   瑕疵保険の事業者登録を維持するには、保険料の支払いや毎年の更新など、一定の経済力と信頼性が必要です。   つまり、瑕疵保険対応業者を選ぶことは「安心」を買うこと。   だからこそ、瑕疵保険に対応した登録事業者であるかどうかを必ず確認し、信頼できる業者を選ぶことがトラブル回避の第一歩。   施工ミスや業者倒産など、万が一の事態でも保険で補償される安心感は、管理組合や住民にとって何より大きなメリットです。     横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、 是非この記事を参考にしてくださいね! 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。  横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2025年8月8日 更新
補助金・助成金・ローン価格・費用
大規模修繕で網戸が外されたら?網戸の代わりに使えるグッズと注意点

大規模修繕で網戸が外されたら?網戸の代わりに使えるグッズと注意点

  こんにちは! 修繕プランナー横浜の梅津です。   マンションやアパートで大規模修繕工事が始まると、入居者の方からよくいただくのがこんな質問です。 「網戸が外されると聞きましたが、虫が入ってくるのでは?」 「代わりになるものはありますか?」 以前のブログでも少し触れましたが、工事期間中は網戸の取り外しが必要になるケースがほとんどです。とはいえ、網戸がない生活はなかなかストレスですよね。 そこで今回は、大規模修繕で網戸を外す理由や、代わりになる便利なアイテム、選ぶ際の注意点などを分かりやすくご紹介します!       1. なぜ大規模修繕で網戸を外すのか? 大規模修繕では、外壁塗装、防水工事、足場設置などが行われるため、以下の理由から網戸の取り外しが求められます。 安全確保:足場の組み立てや作業員の移動中に網戸が破損したり、落下したりする恐れがあるため。 作業効率の向上:外壁作業の際、網戸があると塗装やシーリングの妨げになるため。 汚れ防止:工事中のホコリや塗料の飛散で網戸が汚れてしまうリスクがあるため。     そのため、原則としてすべての住戸で網戸は一時的に外されることになります。     2. 窓を開けられない期間の過ごし方 工事内容によっては、一時的に窓の開閉を制限されることもあります。この期間中は、以下のような工夫で快適に過ごしましょう。 エアコンやサーキュレーターを活用 別の方角の窓を開ける(工事の影響が少ない面) 空気清浄機を使って室内の空気をきれいに保つ   なお、今回ご紹介する代用品は、「窓の開閉が可能な時間帯」に使うことを前提としています。 工事業者から開閉禁止の指示がある時間帯は、無理に窓を開けないよう注意してください。       3. 網戸の代わりに使えるおすすめアイテム 網戸が使えない間、虫の侵入や視線対策として役立つ代用品をご紹介します。   ①簡易網戸(マジックテープ、マグネット式) 玄関用としても人気ですが、最近では窓用の簡易網戸も増えています。 マジックテープやマグネットで簡単に装着できるので、賃貸住宅でも安心して使えます。 メリット:手軽に取り付け可能、安価、通気性がある デメリット:風でめくれやすい、耐久性が低め     ②目隠し用のウィンドウフィルム 透明感を保ちつつ外からの視線を遮れるフィルムです。貼るだけなので施工も簡単。 虫除け効果はありませんが、プライバシー保護に優れています。 メリット:室内が暗くならない、見た目もスッキリ デメリット:虫は防げない     ③防虫ネット付きカーテン カーテンレールに吊るすタイプの防虫ネットカーテンも人気です。 小さなお子様やペットがいる家庭でも安心して使えるアイテムです。 メリット:見た目が良く、通気性も確保できる デメリット:開け閉めがやや面倒、サイズ調整が必要     設置時の注意点 設置は室内側に!(外側に設置すると工事の邪魔になります) 窓枠を清掃してから貼る(粘着力がアップ) サイズを正確に測る(特に簡易網戸はぴったりが重要)       4. 代用品を使う際の注意点とデメリット 一時的な代用品とはいえ、網戸と同等の機能や耐久性を期待することは難しい場面もあります。 ここでは主なデメリットと使用上の注意点を解説します。   ● 耐久性は本物の網戸に劣る マジックテープや軽素材の簡易網戸は、風雨や直射日光で劣化しやすく、長期間の使用には向きません。 ● 防犯面に不安あり 多くの代用品は施錠機能がないため、特に1階や低層階では使用中の窓の開放に注意が必要です。     ● 高温・湿気への対策も必要 通気を確保したくて代用品を使うことは多いですが、湿気がこもることでカビや結露の原因になることも。定期的な換気と除湿も忘れずに。     5.よくある質問(FAQ) ここまで、大規模修繕中に網戸が使えないときの対策や代用品についてご紹介してきました。 とはいえ、実際に「これって使っても大丈夫?」「窓はいつ開けられるの?」など、気になることがいろいろ出てきますよね。 そこで最後に、大規模修繕中の「網戸の代わり」に関するよくある質問をまとめました。 不安や疑問の解消に、ぜひお役立てください! 工事が終わったら自分で網戸を戻す必要がありますか? → 業者側で戻してくれることもありますが、運搬費などが発生します。 事前説明会や契約前の打合せで修繕業者と確認をしましょう。 網戸の代用品は100円ショップでも買えますか? → はい、簡易的な虫除けネットなどは販売されていますが、耐久性や機能性は価格相応です。 数週間の使用であれば十分役立つケースもあります。 ペットがいるのですが、安全な代用品はありますか? → 破れにくいメッシュ素材の防虫ネットカーテンや、突っ張り棒で固定できる安全な仕切りがオススメです。       まとめ|大規模修繕中でも快適に過ごすために 大規模修繕で網戸が外されるのは一時的ですが、虫の侵入や視線のストレスを感じやすい期間でもあります。 今回ご紹介した代用品を活用すれば、工事期間中も快適な住環境を維持することが可能です。 とはいえ、選ぶアイテムによっては安全面や耐久性に注意が必要です。 用途や生活スタイルに合わせて、無理のない範囲で取り入れてみてください。     修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!! 横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140   2025年7月18日 更新
大規模修繕の豆知識
意外と知らない「大規模修繕瑕疵保険」のしくみとは?

意外と知らない「大規模修繕瑕疵保険」のしくみとは?

こんにちは! 修繕プランナー横浜の倉持です。     今回は、マンションの大規模修繕工事を検討されている方に知っておいてほしい   「大規模修繕瑕疵保険」について、わかりやすくまとめてみました!     〇そもそも「瑕疵保険」ってなに?   「瑕疵(かし)」という言葉、あまり聞き慣れないかもしれませんが、簡単に言えば工事の不具合や欠陥のことです。     大規模修繕工事が完了した後に、「せっかく工事したのに、すぐに雨漏りが発生した」とか、   「外壁の塗装が数年で剝がれてしまった」など、工事の不具合(=瑕疵)が発覚することがあります。     特に施工ミスや材料の不良による欠陥は、目に見えにくく、住民の安全や建物の寿命に大きく影響します。     そんなときに備えるための制度が、「瑕疵保険(かしほけん)」です。   リフォームや中古住宅売買の場面ではおなじみですが、2009年からは大規模修繕工事にも対応する瑕疵保険が登場しました。     〇瑕疵保険が使えると、なにがいいの?   瑕疵保険には、工事会社の保証とはちがう4つの大きなメリットがあります。   1. 万が一の「倒産」にも対応できる   工事会社が倒産したら、普通の保証は意味がなくなってしまいます。     しかし、瑕疵保険に入っていれば、工事会社が補修できなくなっても、   管理組合が保険金を請求して補修費用に充てられることができるのです。     これは本当に大きな安心材料ですね!     2. 「第三者のチェック」が入る!   瑕疵保険を使うには、工事前と工事後に第三者の建築士などによる検査を受ける必要があります。     つまり、手抜き工事や見えないミスも中立的なプロがしっかり確認してくれます。     これは管理組合側としても、とても心強いポイントだと思います。     3. 瑕疵が見つかっても工事がスムーズに進む!   施工会社にとって、無償補修は負担が大きいので、対応が後回しになりがち。   でも瑕疵保険に加入していれば、保険会社が工事費を補償してくれるので、   施工会社もサッと対応しやすくなります。     4. 実は、管理組合の負担は“ゼロ”!   ここ、意外と知られていませんが…   瑕疵保険の加入手続きや費用負担は、施工業者側が行うものです!   つまり、「費用は施工会社が持つ → 管理組合はタダで安心を得られる」ということ。     〇まとめ   大規模修繕は、マンションにとって一大イベント。   だからこそ、「施工ミスがあったらどうしよう」「業者が責任を取れなくなったら…」という不安を、   瑕疵保険で少しでも減らしておくことはとても大切です。     第三者の目と、万が一への備え。 この2つがあるだけでも、管理組合としての安心感は格段に違ってくるはず。     来月は、「どのような工事が対象になるのか」や、「業者選びのポイント」などをご紹介いたしますね!     横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、 是非この記事を参考にしてくださいね! 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。  横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2025年7月4日 更新
補助金・助成金・ローン価格・費用
大規模修繕中は網戸を外すべき?取り外しの理由と保管方法を徹底解説

大規模修繕中は網戸を外すべき?取り外しの理由と保管方法を徹底解説

  こんにちは! 修繕プランナー横浜の梅津です。   アパートやマンションの大規模修繕中、「網戸って外さなきゃいけないの?」と疑問に思う居住者の方が少なくありません。 結論から言うと、大規模修繕では多くの場合、網戸の取り外しが必要です。 なぜなら、外壁の塗装や洗浄、防水工事などに支障をきたす可能性があるためです。 本記事では、大規模修繕で網戸を外す理由や取り外すタイミング、保管方法、住民への影響と対策について詳しく解説します。 マンション管理組合の方や賃貸オーナー様、住民の方はぜひ参考にしてください。         1.大規模修繕で網戸を取り外すべき理由とは? 大規模修繕では、建物の外側を中心とした工事(外壁塗装・シーリング補修・高圧洗浄・防水工事など)が行われます。 このとき、網戸が付いたままだと工事に支障をきたす場合があります。     網戸を外す主な理由 高圧洗浄の水が網戸に当たり、破損やカビの原因になる 塗料やシーリング材が飛散して網戸が汚れる 作業中に網戸が外れ、落下事故につながる恐れがある   網戸の取り外しは、工事の品質と安全を確保するために欠かせない作業です。     2.網戸の取り外し時期はいつ?事前準備が大切    網戸は、足場の組立前までに取り外すことが基本です。 通常、着工の1週間前〜3日前を目安に取り外しの指示が出されます。   工事前には「説明会」が実施される マンションやアパートの大規模修繕では、着工前に住民向け説明会が開かれます。 このときに、 網戸の取り外しスケジュール 保管方法や保管場所の案内 注意事項 などが伝えられます。 ※住民の中には「ベランダを片付けることは知っていたが、網戸のことは知らなかった」という方も多いため、管理組合様は周知徹底が重要です。   3.なぜ居住者が網戸を取り外すの?作業時の注意点 網戸の取り外し作業は、基本的に各居住者の責任で行います。   その理由は? 取り外しに必要なネジやロック部品が室内側にあるため、業者が外部から作業できない プライバシーや防犯上の観点からも、居住者が対応するのが一般的     高齢者や作業が難しい方は? 体力的に難しい住民がいる場合は、修繕業者に事前相談すれば補助してもらえるケースもあります。 説明会や事前アンケートなどで、支援が必要な方を把握しておくと良いでしょう。   4.網戸の保管場所と安全に保管するためのポイント 大規模修繕における網戸の保管は、各住民が自宅内で行うのが基本です。 共用部や廊下などへの放置は安全面や管理上の問題があるため、あらかじめ保管場所を確保しておくことが重要です。 施工業者によっては、保管袋を支給してくれることもあります。 屋外に放置するのはNG! 雨風による劣化 盗難や破損のリスク 通行の妨げになる可能性   おすすめの保管場所 居室内の壁際(安定して立てかける) 共用部の一部スペース(事前許可が必要) トランクルームや貸し倉庫(有料)     保管時の注意点 網が破れないように布や毛布を敷いた上で立てかける 湿気が少ない部屋で保管し、カビや劣化を防ぐ 倒れないよう壁際に安定させる   ※特にペットや小さなお子様がいる家庭では、安全な保管方法に配慮が必要です。         まとめ|大規模修繕中の網戸取り外し・保管は事前準備がカギ 大規模修繕では、外壁塗装や防水工事、高圧洗浄などの作業を安全かつ円滑に進めるために、網戸の取り外しが必要となるケースがほとんどです。 取り外した網戸の保管方法や場所もトラブル防止の重要なポイントです。自宅内での保管が基本となりますが、布で保護したり、安定して立てかける工夫をすることで、破損や事故を防ぐことができます。 管理組合やオーナー様は、住民に対して早めに情報共有を行い、網戸の取り外し・保管についてのルールや注意点を徹底することが成功のカギです。   5.よくある質問(FAQ)   網戸の取り外しは誰が行うのですか?  基本的には各居住者が自身で取り外すケースが多いです。高齢者や身体的に難しい方には、管理会社や施工業者が対応をサポートする場合もあります。管理組合様としては予めアンケートなどで状況を確認しておくと良いでしょう。   工事期間中ずっと窓を開けられないのですか? 窓を開けることは可能ですが、足場や養生シートにより視界が遮られることや、外部からの視線が気になることがあります。また、作業中は窓を閉めるよう依頼されることもあるため、工程表や施工業者からの指示を確認しましょう。   網戸を取り外す際に壊れてしまったら補償してもらえますか? 網戸の破損が居住者の過失によるものか、施工業者の作業ミスによるものかで対応が異なります。施工業者の作業中に発生した場合は補償の対象になることがありますが、自己管理中の破損は原則として自己負担となることが多いです。保険の対象になる場合もあるため、事前に契約内容を確認しておくと安心です。   網戸のメンテナンスや交換のベストタイミングはいつですか? 網戸は5~10年程度で劣化すると言われています。大規模修繕のタイミングは建物全体の点検やメンテナンスが一斉に行われるため、同時に交換・補修を検討する絶好の機会です。施工業者に相談すれば、まとめて対応してくれる場合もあります。       お問い合わせはこちら 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!! 横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140   2025年6月20日 更新
大規模修繕の豆知識
大規模修繕工事中に感じる住民のストレスの原因とは?

大規模修繕工事中に感じる住民のストレスの原因とは?

こんにちは! 修繕プランナー横浜の倉持です。   大規模修繕工事中は、どうしても生活環境が変わるせいで、住民の方たちがストレスを感じやすくなることが多々あります。 そこからクレームに発展していくケースも。   今回は、住民の方が感じるストレスの原因について詳しくご説明していきます!       ストレスの原因は大きく分けて4つあります  ≪4つの原因≫ 1.騒音 2.塗料の臭い 3.ベランダの使用ができなくなる 4.セキュリティーへの不安        こちらの原因を対処法と合わせて見ていきましょう!     1.騒音     まず、ストレスを感じる大きな原因がこの騒音問題。 大規模修繕工事では、足場の組立て・解体、コンクリートの掘削作業、重機の稼働音、 タイルを剥がすとき等のカッター音、様々な騒音の原因があります。   施工業者も出来るだけ騒音には気を付けながら、防音シートを張ったり工夫をしていますが、 それでも騒音は発生してしまうものです。 また、大きな音だけではなく、振動が発生するとさらに不安感が増し、ストレスを感じやすくなります。   また、昨今はコロナ対策の一環としてテレワークが推奨されており、自宅で仕事をする人が圧倒的に増えました。 そのため、騒音・振動の問題はさらに厳しいものになっています。    対策としては、まずは工事前に騒音が発生する日程・時間帯の事前説明が大事になります。 住民の心の準備が出来るとともに、工事の日程に合わせて、外出の予定を組むことができます。 やはり一番ストレスにならない方法は、外出することです! また、どうしても家にいる場合は耳栓や外部の音を遮断してくれるノイズキャンセリング機能付きのイヤホンをお勧めします。 テレワークの方はカフェやレンタルスペースの活用も一つの手です。   また、住民の皆様がマンションで暮らしていく上で、大規模修繕工事は避けては通れないものと認識し、広い心を持っていただくことも大切ですね。     2.塗料の臭い   次は塗料の臭い問題です。 工事内容に塗装工事はもちろんですが、防水工事が入っている場合は要注意です!   防水工事に使われるシーリング材などには有機溶剤が含まれているため、臭いがきついだけではなく、頭痛や吐き気を引き起こす可能性もあるのです。   また、塗料はVOCと言われている揮発性有機化合物が発生することもあります。 VOCは健康に悪影響を及ぼすことでも知られており、呼吸器疾患やアレルギー反応を引き起こすこともあります。   有機溶剤もVOCも部屋の窓を開けていなくても臭いがお部屋に入ってくることもあるので、 においに敏感な方や、喘息を患っている方は、より注意が必要になり、ストレスを感じやすくなるでしょう。   対策としては、まず作業場所から遠い窓の換気を行ったり、外に出て気分転換をしたりするのがいいでしょう。 そのためには、騒音問題の時と同様に、事前にスケジュールを周知することが重要になります。   また、工事を行う側の対策としては、塗料の選び方です。 最近の塗料は、においが少ない低臭気塗料が多く開発されています。 有機溶剤を減らしているか、もしくは入れていない塗料になるので、においだけではなくVOCの発生を抑えることができます。 また、水性塗料も臭いが比較的少なくて、環境にも優しいので、様々な場所で利用されています。   これらの塗料により、工事期間中でも窓を開けて換気を行えたり、においの影響が格段に少なくなるので、 住民のストレスを軽減させることができます。     3.ベランダの使用ができなくなる 工事期間中は足場の設置や外壁塗装・防水工事が行われる際にベランダの使用が制限されます。 私物や網戸の片付け・保管が必要となるため、収納スペースの確保が課題となります。   また、洗濯物を干すことも難しくなります。 制限されるのはもちろんですが、制限されていなくても、ベランダで干すことは、ホコリや塗料の付着の可能性が高まるので、 衛生的に干すことはあまりおすすめしません。   そうなると、室内干しにならざるを得ないのですが、 室内干しにすると、今度は湿気やカビ、ダニのリスクが高まり、お部屋の空間も圧迫されてしまいますよね。  これらがストレスの原因となっていきます。   対策としては、私物や網戸を室内で保管することが難しいのであれば、一時的にトランクルームを利用するのがおすすめです。   または、マンションの管理組合側で工事中の保管スペースを準備するのも良いです。 住民の方々のストレスの緩和にもなると思います。   洗濯物に関しては、除湿機・サーキュレーターの活用で、室内干しでも効率よく乾燥させる。 また、費用は掛かってしまいますがコインランドリーを活用することも、ストレスを溜めない為におすすめします。   4.セキュリティーへの不安   特に高層階に住んでいる方は、普段は外部からの視線が届きにくいため、余計ストレスを感じやすくなります。   また、多くの業者や作業員が建物内部や外部を頻繫に出入りするため、外部からの侵入が容易となります。 足場を利用して不審者が侵入するケースもあるので、不安を感じる方も多くなります。   対策としては、工事期間中はカーテンを閉めることで、外部からの視線を遮ることが出来、プライバシーを守ることができます。   工事前には、住民に対して工事内容やスケジュールを説明するだけではなく、作業員の出入り時間を詳細に説明することで、安心感が高まります。   さらに、作業員の入退場を管理するシステムを導入し、不正な侵入を防止します。 例えば、ICカードや顔認証システムを利用してもらうことで、セキュリティーレベルを上げることが出来ます。 そして、足場周辺には防犯カメラを設置し、24時間監視を行い、住民の安全を確保します。     〇まとめ   大規模修繕工事は、住民の生活環境に一時的な影響を与えるものですが、適切な対策を講じることでストレスを最小限に抑えることができます。   住民と施工業者、双方のコミュニケーションと配慮が大切です。工事が進行する中で、皆さんが少しでも快適に過ごせるように工夫していきましょう!   本記事が少しでも、みなさまのお役に立てれば嬉しいです!   横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね! 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2025年6月6日 更新
大規模修繕の豆知識
大規模修繕の費用が払えない!?資金不足時の4つの対策とは

大規模修繕の費用が払えない!?資金不足時の4つの対策とは

こんにちは! 修繕プランナー横浜の梅津です。   マンションやアパートの大規模修繕には、まとまった金額が必要です。 しかし実際に工事を行う段階で「修繕費用が足りない…」「支払いの目処が立たない…」と悩まれるオーナー様・管理組合様も多いのではないでしょうか? この記事では、大規模修繕の費用が払えないときに使える4つの対策方法をご紹介します。 金融機関からの借り入れや補助金制度、一時金徴収、積立金の増額と工事延期など、状況に応じた選択肢を分かりやすく解説します!       1.修繕費が払えないときは金融機関から借り入れる 金融機関のローンを活用する   多くの銀行や信用金庫では、大規模修繕専用のローン商品を提供しています。 金利は2~3%台、返済期間も10~20年と長期に設定でき、毎月の負担を抑えながら資金調達が可能です。 過去の記事でローンの種類を詳しく解説していますので、気になる方はぜひご覧ください! 借入のメリットとデメリット メリット 修繕を予定通り実施できる →建物劣化の進行や工事費高騰リスクを回避   返済計画が立てやすい →毎月の返済で資金管理しやすい   金利が比較的低い →事業融資より有利な条件も   借入後すぐに工事を開始できる →資金調達のスピードが速く、緊急性の高い修繕にも対応可能です。       デメリット 審査が必要である →審査に時間がかかり、必ずしも希望通りの時期に融資が受けられるとは限りません。   利息の支払いが発生する →返済総額が増えるため、事前に資金計画をしっかり立てる必要があります。   金融機関によっては担保が必要な場合がある →マンション全体の資産価値や管理状況によっては、借入のハードルが高くなる可能性があります。     2.補助金や助成金を活用して負担軽減 国や自治体では、大規模修繕や長寿命化を支援する補助制度を用意しています。 特に横浜市では、修繕計画や省エネ・バリアフリー改修に対する補助金が充実しています。 代表的な補助金・助成金制度 マンション長寿命化促進助成金(横浜市) →管理不全を防ぐため、長期修繕計画作成に係る費用の一部を横浜市が補助をしています。   省エネ改修補助金(国交省) →断熱塗装や省エネ型設備導入を伴う改修に対して、補助金が支給される。   バリアフリー改修助成金(横浜市) →エレベーター設置やスロープ設置など、高齢者向け改修に対する補助。     補助制度は年度ごとに内容が変わるため、最新情報は当社ブログで随時ご紹介していきます!       3.入居者から一時金を徴収する方法 一時金徴収の仕組み もう一つの方法として、入居者や区分所有者から一時金を徴収することが挙げられます。 これは、修繕積立金が不足している場合に、臨時で追加の費用を集める仕組みです。 管理組合の総会で承認を得たうえで、各住戸に一定額を請求する形が一般的です。 例えば、100戸のマンションで修繕費用が5000万円不足している場合、一戸あたり50万円の一時金を徴収することで資金を確保できます。   一時金徴収のメリットとデメリット メリット 借り入れなしで費用を確保できる →ローンを利用しないため、利息負担が発生しません。   管理組合の負担を分散できる →区分所有者や入居者と費用を分担することで、負担を軽減できます。   工事の実施をスムーズに進められる →資金が確保できれば、修繕計画をスケジュール通りに実行できます。   追加徴収が必要にならない可能性が高い →事前にしっかりとした金額設定を行えば、今後の修繕に向けた資金計画を安定させることができます。     デメリット 入居者の理解を得る必要がある →一時金の徴収には、入居者や区分所有者の合意を得ることが不可欠です。   拒否される可能性がある →入居者の負担が増えるため、反発が生じる場合があります。   金額の設定が難しい →一時金をいくら徴収するかの調整が必要です。       4.工事を延期して修繕積立金をためる 修繕を急がず、積立金を一定期間増額して資金を確保するという手段もあります。 余裕のある資金計画が立てられる反面、工事の遅延にはリスクも伴います。 修繕積立金の増額のメリットとデメリット メリット 追加負担を分散できる →一度に大きな金額を負担するのではなく、毎月の積立額を増やすことで負担を抑えられます。   借入金利の負担がない →ローンを利用しないため、金利負担がなく、総支払額が少なくて済みます。   入居者の理解を得やすい →急な一時金徴収よりも、計画的な積立のほうが合意を得やすいです。     デメリット 修繕工事を遅らせるリスクがある →建物の劣化が進み、結果的に修繕費用が増加する可能性があります。   長期間の調整が必要 →修繕積立金の増額には、区分所有者の合意や管理組合の承認が必要です。   増額に対する反発があるかもしれない →居住者の中には、毎月の積立金の増額に反対する人もいるかもしれません。   まとめ|大規模修繕の費用が払えないときの選択肢を知ろう 大規模修繕の資金が足りない場合、以下のような選択肢があります。 金融機関からの借り入れ 補助金・助成金の活用 入居者からの一時金徴収 修繕積立金の増額による延期 それぞれにメリット・デメリットがあるため、建物の状態や居住者の合意形成を踏まえ、最適な手段を選ぶことが大切です。 5.よくある質問(FAQ) 大規模修繕の費用については、分からないことや不安も多いですよね。ここでは、よくある質問をまとめてみました。気になるポイントをチェックしてみてください。 大規模修繕の費用が足りないとき、まず何をすべきですか? まずは現在の修繕積立金の残高を確認し、足りない金額を明確にしましょう。その上で、借り入れ・補助金・一時金・積立金増額など、どの選択肢が可能か検討することが重要です。 大規模修繕ローンを利用するには、どんな審査がありますか? 主にマンションの管理状況、修繕計画の内容、過去の管理実績などが審査対象となります。管理組合の信用力や合意形成の有無も見られます。   入居者から一時金を徴収するにはどうすればいいですか? 管理組合の総会で承認を得る必要があります。金額や使途について丁寧な説明と合意形成が不可欠です。   修繕積立金が不足しないためには、どのくらいの金額を積み立てるべきですか? 一般的には、将来的な大規模修繕費用を見越して、年1~2万円/㎡程度を目安に設定することが推奨されています(物件の築年数や規模による)。     お問い合わせはこちら 横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね! 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2025年5月23日 更新
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タワーマンションの大規模修繕工事は難しいのはなぜ?

タワーマンションの大規模修繕工事は難しいのはなぜ?

こんにちは! 修繕プランナー横浜の倉持です。   今回はマンションの中でも工事がとても難しいとされるタワーマンションの大規模修繕工事。   なぜ難しいと言われているのでしょうか。   理由がこちらの3つになります!  ≪3つの理由≫ 1.住民との相互理解 2.工事の費用 3.工事内容の難易度の高さ        詳しく見ていきましょう!     1.住民との相互理解         大規模修繕工事の大前提として、工事を行うためには、住民の皆様の合意が必要になります。 タワーマンションは一つの建物に100戸、多いところでは1,000戸以上の住戸があります。 これだけの数になると、管理組合による意見の集約がとても難しくなりますよね、、、 住民の考えの違いがあるのはもちろんですが、購入する目的が自分の住居用か、投資用かによっても修繕に対する意識が違ってくるからです!     また、高層階と低層階の住民の意見の対立問題が起こりやすいのですが、このような理由があります。 まず、建物の構造上、高層階は風や雨の影響を受けやすいので、低層階に比べて外壁が傷みやすいこと。 また、エレベーターは、高層階の方と低層階の住民の方では使用頻度は違います。 つまり、高層階と低層階では重要度が異なる修繕が多々出てくるのです。 実際に、低層階の住民の方が工事の拒否や辞退をされる場合がよくあるそうです。 同じような問題で、タワーマンションは共用設備が揃っていますが、こちらも利用する人と利用しない人で意見が異なることも。     管理組合や理事会を中心に出来るだけ全員の納得が得られるように、丁寧な説明を行い、 時間をかけて工事に対しての理解を深めながら、住民の方との信頼関係を築くことがとても大切です。     2.工事の費用       タワーマンションは世帯数が多く、工事の規模が大きいため、一般のマンションと比べると工事費用がとても高額になることが多いです。     高額になる理由は他にもあります。 まず、足場を組むことがとても難しいため、ゴンドラを使用しながらの作業になることが多いです。 その結果、足場工事が全体の3割を占める場合もあります。     また、タワーマンションはデザイン性の高い箇所が多かったり、エレベーター等の設備工事も特注品を取り扱うことが多いため、 こちらも高額になる理由の一つになります。     そのため、よく問題になるのが、「修繕積立金」の不足です。 修繕積立金の不足が発覚した場合、住民間での追加負担について議論が必要となることも。 このような事態を防ぐために、定期的に積立金の見直しを行い、しっかりと資金計画を立てることがとても大切です。 また、費用が心配な時は、時期をずらしたり、工事の周期を長期化したりすることも検討した方が良いですね。       3.工事内容の難易度の高さ タワーマンションは何といっても建物の高さが特徴の一つとして挙げられますが、 先程も申し上げたように、建物の構造や内部の個性的なデザインの高さも特徴的です。 そのため、オーダーメイドでの修繕をしなくてはならないケースが多いのです。     また、高度な専門知識と技術も必要になるのですが、タワーマンションの修繕工事は実績が少ないので、 対応できる施工業者がなかなか見つからず、施工業者を探すのが、最初の課題となります。 一般的には、元施工の大手建設会社へ頼むことがほとんどです。       次に、工事が始まると気を付けないといけないことが、工事による騒音・振動への配慮です。 居住者が多くいるなかで工事を行うので、作業を行う時間帯や、工事方法を工夫しなくてはいけません。 エレベーターの修繕は特に気を付けなくてはいけない問題です。 居住者の生活に大きな支障が出るため、迅速かつ正確な工事が求められます。     そして、一番難しい課題が、足場の設置です。 高層階での作業は大変危険なため、安全対策が特に重要です。 タワーマンションでは、「ゴンドラ」と「移動昇降式足場」の2種類の足場がよく設置されます。 これらの足場には、しっかり訓練を受けた作業員が必要になる他、高層階に使われる塗装材も特殊なものを使うことが多いので、 そのための専門的な知識を持っている作業員も必要になってきます。     また、タワーマンションは外部からのアクセスに制限があることが多いため、工事材料の搬入等も工夫が必要になります。 一般的には、クレーンやヘリコプターを使用することがあるため、工事の費用は高額になることが多いのです。   たくさんの課題があることからも、難易度の高さが伝わると思います。       〇まとめ   今回3つの理由に分けて、タワーマンションの大規模修繕工事の難しさについてご説明しましたが、いかがだったでしょうか。 住民への丁寧な説明・工事費用の計画的な準備・施工業者と綿密な打ち合わせがとても大切になります。   本記事が少しでも、みなさまのお役に立てれば嬉しいです!   横浜市でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね! 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!!   横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140 2025年5月9日 更新
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【横浜市】吹付けアスベスト調査と補助金活用で安全な大規模修繕を進めよう

【横浜市】吹付けアスベスト調査と補助金活用で安全な大規模修繕を進めよう

  こんにちは! 修繕プランナー横浜の梅津です。   築年数が経過したマンションでは、大規模修繕工事の際に、建物に使用されている吹付けアスベストの有無を確認することがとても重要です。   アスベストは劣化すると飛散し、健康被害につながる恐れがあるため、大規模修繕とあわせて適切な対策を行う必要があります。 横浜市では、アスベスト含有の有無を無料で調査できるほか、アスベスト除去工事に対して費用の一部を補助する制度も整備されています。   大規模修繕を安全に進めるためにも、まずはアスベストの状況を把握し、支援制度を上手に活用していきましょう!         1.吹付けアスベストとは? 国土交通省「建築物のアスベスト対策について」より アスベスト(石綿)について アスベストは、天然に産出する繊維状の鉱物の総称で、白石綿(クリソタイル)、青石綿(クロシドライト)、茶石綿(アモサイト)など6種類が知られています。   耐熱性・断熱性に優れることから、長年にわたり建材などに幅広く使用されてきましたが、繊維を吸い込むことで石綿肺や肺がん、悪性中皮腫といった重篤な健康被害を引き起こすことがわかっています。 そのため、2006年(平成18年)9月以降、アスベストを0.1%超えて含む建材の製造・使用は全面的に禁止されました。   特に築年数の古いマンションでは、吹付けアスベストが使用されていることも多く、除去や管理が重要な課題となっています。     吹付けアスベストについて 吹付けアスベストとは、アスベストを0.1%超えて含む材料を、鉄骨や壁、柱などに吹き付けて施工したものです。 軽量で断熱性に優れますが、乾燥して低密度なため、振動や経年劣化で剥がれやすく、飛散リスクが非常に高いのが特徴です。   2006年の建築基準法改正により、新築建物での使用は禁止され、既存建築物でも増改築の際には原則除去(小規模なら封じ込め・囲い込み可)が求められています。   【参考文献】国土交通省『アスベスト対策Q&A』         2.事業概要 横浜市では、民間の分譲マンションなどを対象に、吹付けアスベストの含有状況を無料で調査しています。 さらに、必要に応じてアスベスト除去工事などの対策費用について、一定額の補助金を受けることが可能です。 吹付けアスベスト含有調査 横浜市が委託した専門業者が直接訪問し、吹付け建材にアスベストが含まれているかを無料で調査します。     吹付けアスベスト除去等 「吹付けアスベスト」または「アスベスト含有吹付けロックウール」の除去や封じ込めなどの対策工事を行う場合、 工事費用の2/3(上限300万円)が横浜市の補助金対象となります。         3.補助対象 対象工事 事業の対象となる工事工法は、以下の2つです。 除去工法(リムーバル工法) 既存のアスベスト含有吹付け材を下地から完全に取り除く工法。 集塵機付きはつり機やディスクグラインダーなどの専用機械を用いて除去する工法です。 大規模な工事になることも多いため、費用は高めになる傾向があります。 封じ込め工法 アスベスト含有吹付け材をそのまま残し、溶剤を吹きかけて飛散を防ぐ工法です。 アスベストに溶剤を吹きかけ固定することで、飛散しないように封じ込めます。 ただし、除去ではないため、将来的に別の処理が必要になる可能性もあります。       対象建築物 以下のような多数の方が利用する民間建築物が対象です。 店舗、事務所、駐車場、工場、倉庫など 共同住宅の場合は共有部分のみ(機械室なども対象) ※個人住宅や除却予定の建物は対象外です。       4.注意点 建物の所有者が複数いる場合は、全員の同意が必要です。 分譲マンション等の場合は、管理組合による申請が必要です。 除去工事費用が1件あたり100万円以上になる見込みの場合は、横浜市内の事業者のみで入札・見積りを行う必要があります。 工事業者との契約は、補助交付決定の後に行う必要があります。         まとめ 築年数の経過したマンションでは、吹付けアスベストの存在が見過ごされがちですが、放置すると重大な健康リスクにつながりかねません。 大規模修繕工事を行うタイミングは、アスベスト対策に取り組む絶好の機会です。 横浜市の補助金制度を活用すれば、調査費用は無料、除去や封じ込め工事にも大幅な支援を受けることができます! オーナー様や管理組合の皆さまにとって、経済的な負担を軽減しながら、安全な住環境を整備できる大きなチャンスといえるでしょう。 まずは、アスベスト調査の無料相談からスタートしてみませんか? 大規模修繕をより安心・安全に進めるために、今できる準備をはじめましょう!     5.よくある質問(FAQ) ここまでお読みいただきありがとうございます! 「アスベストって聞いたことはあるけど、正直よくわからない…」「補助金ってどうやって使うの?」 そんな疑問をお持ちの方のために、よくいただく質問をわかりやすくまとめました。 気になることがあれば、まずはこちらをチェックしてみてください!   補助金の申請は誰が行うのですか? 分譲マンションの場合は、管理組合が申請者となるケースが一般的です。建物の所有者が複数いる場合、原則として全員の同意が必要になります。   吹付けアスベストが含まれている建物をどのように確認できますか? 横浜市では、民間の分譲マンションなどを対象に、アスベスト含有の有無を無料で調査できます。 調査は専門業者によって行われ、アスベストが含まれているかどうかを確認できます。   吹付けアスベストが見つかった場合、どのように対処すれば良いですか? アスベストが含まれている場合、除去や封じ込めなどの対策が必要です。 横浜市では、アスベスト除去工事や封じ込め工事に対して補助金が支給される制度もあります。 事前に確認し、専門業者と相談することをお勧めします。   アスベスト除去工事の費用はどのくらいかかりますか? 除去工事の費用は工事の規模や方法によって異なりますが、横浜市の補助金制度を活用すれば、工事費用の2/3(上限300万円)が支援されます。 具体的な費用については、見積もりを依頼し、補助金の適用範囲を確認してください。   吹付けアスベストの封じ込め工事を行う場合、注意点はありますか? 封じ込め工法はアスベストをそのまま残し、飛散を防ぐ方法ですが、将来的に再度対策が必要になる場合があります。 そのため、定期的な点検や再処理が必要となる可能性があることを理解した上で、選択することが重要です。   専有部分にアスベストがあった場合は補助対象になりますか? いいえ。補助の対象となるのは、共有部分(廊下・階段・機械室など)のみです。専有部分の除去については個人負担となります。   アスベスト除去後の報告や管理は必要ですか? はい。工事完了後は、写真や書類による報告が必要になります。また、封じ込めを選択した場合は、その後の点検・維持管理も定期的に行うことが推奨されています。     お問い合わせはこちら 修繕プランナー横浜では、横浜市でお客様にピッタリのプランを提案しています。 横浜市のアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事は修繕プランナー横浜にお任せください!! 横浜市で大規模修繕・防水工事の事でお悩みなら 分かりやすく、相談しやすい! 横浜市内に大規模修繕が気軽に相談できるショールームOPEN中! ▼来店予約はこちら! ☎0120-054-140   2025年5月2日 更新
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株式会社エスワイシー
吉田 俊介

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